Microsoft 365との連携に必要なPowerShellモジュールのインストール手順
作成日:2018年11月9日 | 更新日:2024年4月22日
本ナレッジでは、Microsoft 365との連携に必要なPowerShellモジュールのインストール手順を説明します。
Microsoft 365と連携するためにADManager Plusにて必要な設定手順はこちらのナレッジをご参照ください。
要件
- バージョン5.1以上のPowerShellがADManager Plusサーバーにインストールされていること
- Microsoft 365への通信でプロキシを利用している場合、こちらのナレッジを参照しプロキシ設定が完了していること。
- ファイアウォールで許可する必要があるドメインのリストが許可されていること。
PowerShellモジュールのインストール手順
ADManager Plusをインストールしたサーバーに、Azure AD用のMSOnline PowerShellモジュールをインストールします。
手順(ソフトウェアを利用する場合)
- WindowsPowerShell用のWindowsAzure Active Directory MSOnlineモジュール(64ビットバージョン)こちらよりダウンロード、インストール
手順(PowerShellコマンドレットを利用する場合)
- 管理者権限でPowerShellを起動
- 次のコマンドを実行
Import-Module PackageManagement
- 次のコマンドを実行
Import-Module PowerShellGet
- 次のコマンドを実行
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
- 実行ポリシーの変更に対して[Y]を入力
実行ポリシーの変更 実行ポリシーは、信頼されていないスクリプトからの保護に役立ちます。実行ポリシーを変更すると、 about_Execution_Policies のヘルプ トピック (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) で説明されているセキュリティ上の危険にさらされる可能性があります。実行ポリシーを変更しますか? [Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "N"):Y
- 次のコマンドを実行
Install-PackageProvider -Name NuGet -MinimumVersion 2.8.5.201 -Force -Scope CurrentUser
- 次のコマンドを実行
Install-Module MSOnline -Force -Scope CurrentUser
※本手順は、本社ドキュメント(英語)のMicrosoft 365 Settingsを参照しております。
トラブルシューティング
上記手順のコマンド実行時に次のようなエラーが表示された場合、TLS1.2を有効化することで解消する場合があります。
下記コマンドを実行後、エラーが表示されたコマンドを実行してください。
[Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bOR [Net.SecurityProtocolType]::Tls12
Azure AD Connectを利用してActive DirectoryとMicrosoft 365のアカウントの同期を行っている場合、objectGUID以外の値をソースアンカーとして利用できます。