Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Endpoint Centralサーバーとデータベースのメンテナンス


確認ビルド: Endpoint Central 11.2.2300.30, Desktop Central 10.1.2138.19
Endpoint Central サーバーはWindows Server上でサービスとして実行されており、自動メンテナンス機能があります。サーバーやデータベースのメンテナンスを設定したスケジュールにしたがって自動的に実行することが可能です。(Desktop Central 10.0.240 以降)

Endpoint Centralサーバーとデータベースのメンテナンス

メンテナンスの内容

Endpoint Centralのメンテナンスでは、以下の内容を実行します。これにより、パフォーマンスの向上や安定性の向上、使用するディスクサイズの低下といった効果があります。

  • DB内の全テーブルの再インデックス化
  • 不要な古いファイルの削除
メンテナンスを実行しない場合、挙動が不安定になる可能性があります。そのため、定期的な実行を推奨します。

 


メンテナンスのスケジュール設定方法

設定方法は以下の通りです。

  1. 管理者としてコンソール画面にログインし、「管理」タブ →「サーバ設定」→「サーバーメンテナンス」を開きます。
  2. 「サーバーメンテナンスの有効化」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認します。
  3. メンテナンスを実行する日を指定します。
    • メンテナンスに適した週: メンテナンスを実行したい週(最初、第二、第三、第四、最後)を選択します。メンテナンスを毎週実施したい場合、上記すべてのチェックボックスにチェックを入れます。
    • メンテナンスに適した日: メンテナンスを実行したい曜日を選択します。
  4. 開始: メンテナンスの開始時間を入力します(24時間形式)。
  5. メールアドレス: 通知を有効化する場合は「メンテナンス前に毎回通知」にチェックを入れ、「メールアドレス」のテキストボックスにメールアドレスを入力します。複数のメールアドレスを入力する場合、カンマ区切りにします。
  6. モバイルアプリ: Desktop Central アプリをご利用の場合、アプリに対して通知します。通知を送信するユーザー名を選択します。

以下の例では、毎週金曜日の 19:00 からメンテナンスが実行され、開始時刻の約2時間前に指定したメールアドレス宛に通知されます。


通知メールの内容は以下の通りです。
  • サーバーメンテナンスが毎週実施されるようにスケジュール設定を行うことを推奨します。
  • サーバーメンテナンス中、Endpoint Centralのサービスが一時的にダウンします(パッチやソフトウェア配布などを実行できません。なお、USB制御などの機能はメンテナンス中も管理対象において有効なままです)。
    そのため、業務時間外の時間帯にスケジュール設定をすることを推奨します。
  • サーバーメンテナンスが開始されるとEndpoint Central サーバーサービスが自動的に停止し、メンテナンス終了後自動的にサービスが起動されます。所要時間は、お客様の環境にもよりますが平均して 30 分程度です。
  • MSSQLデータベースを利用している場合は、データベースのメンテナンスのみを有効化してください
  • メンテナンスのプロセスを中断しないことを推奨します。

 


サーバーメンテナンスの中断

メンテナンスを途中で中断しないことを推奨していますが、やむを得ず早急に Endpoint Central サーバーを開始する必要がある場合、以下の手順を実行してメンテナンスを停止させます。

  1. 管理者としてEndpoint Centralサーバーにアクセスし、<Endpoint Central サーバーフォルダー> \ bin を開きます。
  2. interrupt-maintenance.bat をダブルクリックして実行します。

 


サーバーメンテナンス以外のメンテナンス機能について

データのバックアップや、パッチのクリーンアップを実行する場合は、以下のナレッジも合わせてご参照ください。