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リモートDBアクセス機能の利用手順


本記事では、リモートDBアクセス機能の利用手順について記載いたします。リモートDBアクセス機能とは、Desktop CentralにデフォルトでバンドルされているPostgreSQLへ外部PCからアクセスすることができる機能です。

リモートDBアクセス機能の利用手順

リモートDBアクセス機能を有効にすると、Desktop Centralサーバーで使用しているPostgreSQLへDesktop Centralサーバー以外のPCからアクセス可能になります。

本機能は、レポート等に利用するための機能です。本機能を用いてデータの編集、追加、削除等を行うことはできません
定期的に設定内容を確認し、データベースにアクセスする必要が無くなった場合は、許可を取り消しておくことをお勧めいたします。
前提条件
  • リモートDBアクセスで使用するポートをDesktop Centralサーバー側で開放します。
  • 接続するリモートPCごとにアクセスを許可する必要があります。そのため、リモートPCのPC名があらかじめ判明している必要があります。

 


リモートDBアクセス機能の利用手順
  1. 管理タブ > データベースの設定 > リモートDBアクセス にクリックします。
  2. [アクセスの許可]をクリックします。
  3. リモートPC名: 接続するPC名を入力します。リモートPCがDesktop Centralサーバーと異なるドメインにある場合は、FQDNを入力します。
  4. [DBのアクセスパスワードを変更する]をクリックします。
  5. パスワードを入力し、続行をクリックします。
  6. 確認用パスワードを入力します。
  7. コマンドプロンプトを起動し、データベース名を desktopcentral 、ユーザー名を medc にしてPostgreSQLに接続します。

    (例)psql -d desktopcentral -U medc -h <Desktop Centralサーバーのホスト名またはIPアドレス> -p 8028

  8. 先ほど設定したパスワードを入力します。

以上で、Postgresにて操作が可能な状態になります。

psql: FATAL: no pg_hba.conf entry for host "<IPアドレス>", user "medc", database "desktopcentral", SSL offが表示される場合は、以下の対応をします。

  1. <Desktop Centralサーバーフォルダー>\psql\data\pg_hba.conf をテキストエディタで開きます。
    <Desktop Centralサーバーフォルダー>はデフォルトではC:\Program Files\DesktopCentral_ServerまたはC:\ManageEngine\DesktopCentral_Serverです。*サーバーをインストールしたときのビルドによって異なります。
    (例) C:\Program Files\DesktopCentral_Server\pgsql\data\pg_hba.conf
  2. 以下の内容を変更します。

    (編集前)
    # TYPE DATABASE USER ADDRESS METHOD
    host all all 127.0.0.1/32 md5

    ADDRESSにはDBに接続したいクライアントPCのIPアドレス(例 192.168.2.3/24) を、METHODにはtrust(パスワードなしで認証)を入力します。IPアドレスが複数ある場合は、次以降の行に記述します。

    (編集後)
    # TYPE DATABASE USER ADDRESS METHOD
    host all all <接続を許可したいクライアントのIP> trust

  3. pg_hba.confを保存し、再度コマンドプロンプトから接続を試行します。

 


リモートDBアクセス機能の利用停止
  1. 管理タブ > データベースの設定 > リモートDBアクセス にクリックします。
  2. アクション > アクセスを取消 をクリックします。

以上で、アクセス権限を取り消します。