Endpoint Centralサーバーの移行手順(IP/FQDNを変更しない場合)
作成日:2019年11月12日 | 更新日:2023年10月24日
確認ビルド: Endpoint Central 11.2.2300.30
この記事ではEndpoint Centralサーバーを、IPやFQDNを変更せずに別のコンピューターへ移行する場合(IPやFQDNを引き継いでマシンを入れ替えるような場合を想定)に移行する手順について記載しています。
なおIPやFQDNを変更しない場合はEndpoint Centralサーバーの移行手順(IP/FQDNを変更する場合)をご覧ください。
Endpoint Centralサーバーの移行手順(IP/FQDNを変更しない場合)【ビルド10.0.205以降】
手順は以下の通りです。
- この手順はEndpoint Central およびDesktop Central 10.0.205以降に対して有効です。
- NAT IPを変更する場合、モバイルデバイスの再登録が必要になります。
- 新しいサーバーとなるコンピューターにEndpoint Centralをインストールしないでください。
- 管理タブ > サーバ設定 > サーバーの移行(ビルドによっては「Central Server統合」と表示されます。)をクリックし、「既存のFQDN/IPアドレスを使用」を選択します。
- [移行ガイドをダウンロード]をクリックします。
- ダウンロードされたStepsOfMigration.htmlを開き、「移行前の確認手順」の項目を確認および実施します。
- FQDN/フラット名/IPアドレスのうち、少なくとも1つを新サーバーに割り当てる
- ソフトウェアリポジトリに指定しているフォルダーの中身を <現在のソフトウェアリポジトリのパス> から新サーバーの同じパスに移動させる
- 現在のEndpoint Centralサーバーにおいて、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
- <Endpoint Centralサーバーフォルダー>内のbinフォルダーに移動します。
cd <Endpoint Centralがインストールされているフォルダー>\bin
(例) cd "C:\Program Files\DesktopCentral_Server\bin" - コマンドプロンプト上で以下のコマンドを入力します。
server-migration.bat retain
- ManageEngine UEMS Serverのサービスが停止していることを確認します。
- フォルダーを圧縮し、移行後の環境にコピーして展開します(パッチストア/ソフトウェアリポジトリを除き、移行前と同一パスである必要はありません)。
※ パッチリポジトリ、ソフトウェアリポジトリ、バックアップフォルダ、アップグレード用パッチフォルダーを分けてから圧縮すると、スムーズに実行されます。 - 移行後の環境にて、Endpoint Centralサーバーフォルダー内のconfフォルダー内にある"ws.modtime"というファイルを削除します。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、Endpoint Centralサーバーフォルダーのbinフォルダーに移動します。
(例)cd C:\Program Files\DesktopCentral_Server\bin
- コマンドプロンプト上で以下のコマンドを実行します。
Migrate-DCServer.bat
- しばらく待ち、新サーバーでEndpoint Centralが起動することを確認します。
- エージェントがEndpoint Centralサーバーへ通信可能であることを確認し、旧サーバーからEndpoint Centralをアンインストールします。
空のフォルダーを含むすべてのファイル・フォルダを必ずコピーしてください。
以上で、Endpoint Centralサーバーの移行が完了します。