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所属するリモートオフィスの変更


この記事では、ローカルオフィスに所属している管理対象をリモートオフィスやローミングユーザーに変更したり、リモートオフィス間で移動させたりする場合の設定方法について説明しています。

所属するリモートオフィスの変更

リモートオフィスとは

Desktop Centralサーバーと同一LAN上に管理対象PCが存在し、管理対象PCのエージェントがDesktop Centralサーバーと直接通信する場合、管理対象PCはローカルオフィスに所属します。Desktop Centralサーバーとの通信は配信サーバーを経由している場合や、Desktop CentralサーバーのあるLANとは異なるネットワークに存在する管理対象PCは、対応するリモートオフィスに所属します。リモートオフィスは配信サーバーを設置する場合と、配信サーバーをせずDesktop Centralサーバー(またはセキュアゲートウェイサーバー)と直接通信するローミングユーザーの場合があります。
詳細はリモートオフィスおよび用語集の該当箇所をご覧ください。

リモートオフィスの管理対象となるPCには、ローカルエージェントとは異なるエージェント(リモートオフィスごとに異なるWANエージェント)をインストールする必要があります。ただし、既にローカルエージェントをインストールしたPCは、リモートオフィスに移動させることでWANエージェントに変更することができます。

 


所属するリモートオフィスの変更方法

以下の方法があります。

  • (A) IPスコープ機能を利用した自動変更
     
  • (B) 手動での変更
(A) IPスコープ機能を利用した自動変更

Desktop CentralのIPスコープを事前に設定することで、管理対象PCが所属するリモートオフィスとは異なるリモートオフィスに接続しても、自動的に対応するエージェントが再インストールされ、管理可能な状態を継続できます。
IPスコープの設定方法はこちらをご覧ください。

(B) 手動での変更

Desktop Centralサーバーがあるローカルオフィス-リモートオフィス間や、リモートオフィス間で所属するPCを移動したい場合、手動で操作するには以下の手順にしたがいます。

下記の操作は変更前のネットワークに接続し、Desktop Centralサーバーとの通信が可能な状態で操作する必要があります。つまり、対象のPCがリモートオフィスを移動する前に、あらかじめ所属を変更しておく必要があります。
Desktop Centralサーバーと通信可能な管理対象PCについては、こちらをご覧ください。
  1. 管理タブ > SoM設定 > 管理対象 ページを開き、該当するPCにチェックを入れます。
  2. 移動先:リモートオフィスを選択 にて、移動先となるリモートオフィスを選択します。
  3. リモートオフィスエージェントがコンピューターに自動的にインストールされます。
リモートオフィスに所属するローミングユーザー(→用語集「ローミングユーザー」)状態のエージェントが、社内LANに接続した際のみ直接サーバーと通信するようにしたい場合は、各PCWANエージェントをインストールし、名前解決において工夫することで実現可能です。


所属するリモートオフィスの移動が失敗した場合は、エージェントのリモートオフィス間の移動に失敗する場合は、オンデマンド タスク - エージェントが利用できないをご確認ください。それでも失敗する場合、当該PCのエージェントを一旦アンインストールし、再度対応するWANエージェントをインストールします。