ソフトウェア配布の失敗 - 不明なエラー
作成日:2017年3月21日 | 更新日:2020年12月29日
ソフトウェア配布の失敗 - 不明なエラー
問題内容
ソフトウェア配布の途中に次のエラーが発生し、ソフトウェアを配布できません。 「不明なエラーが発生し失敗しました」
原因
インストールするソフトウェアに関連した特定のエラーが原因です。次の状況が考えられます。
- (1) アプリケーションが既にインストールされているコンピューターに同じアプリケーションを再インストールした場合
- (2) ソフトウェアをインストールするためのユーザー権限に問題がある場合
- (3) インストール途中にエンドユーザーが関連ポップアップを拒否した場合
- (4) 不十分なディスク容量のため、フォルダーにファイル解凍ができない場合
解決策
(1) アプリケーションが既にインストールされているコンピューターに同じアプリケーションを再インストールした場合
再インストール前に既存のインストールファイルを削除します。「プログラムの追加と削除」よりソフトウェアが完全に削除されなかった場合、ソフトウェア配布の際問題を引き起こす原因となります。ファイルの削除が完了したら、ソフトウェアの再インストールを試行します。
プログラムのインストールまたは削除がブロックされる問題を解決する(Microsoft社)
(2) ソフトウェアをインストールするためのユーザー権限に問題がある場合
UACが有効となっているシステムで、システムアカウント、もしくは管理者アカウントを使用してソフトウェアをインストールする場合、「不明なエラーコード」のエラーメッセージが発生することがあります。ユーザーソフトウェアインストールを実行できる十分な権限があることを確認してください。コンピューターの管理者権限を確認するには、次の手順に従います。
- スタート > コントロールパネル > 管理ツール > コンピューターの管理 を選択します。
- 「コンピューターの管理」ダイアログにおいて、「システムツール」 > 「ローカルユーザーとグループ」 > 「ユーザー」をクリックします。
- ユーザー名を右クリックし、「プロパティ」を選択します
- 「プロパティ」ダイアログにおいて、「所属するグループ」タブを選択し、「Administrator」の記載があることを確認します
(3) インストール途中にエンドユーザーが関連ポップアップを拒否した場合
サイレント引数を使用してコンピューターにアプリケーションの手動インストールを試行します。
何らかのポップアップが表示される場合、スイッチが有効であるかアプリケーションのベンダーサポートより確認します。もしくは、表示されるポップアップはすべて承諾するようユーザーに事前通知します。
(4) 不十分なディスク容量のため、フォルダーにファイル解凍ができない場合
大抵のソフトウェアは、OSがインストールされているドライブに解凍され、そこからインストール先のディレクトリにコピーされます。そして、コピー先のドライブに十分な容量があったとしても、このエラーが発生する可能性があります。
OSがインストールされているドライブから不要ファイルを削除し、ソフトウェア配布を再試行します。
その他のソフトウェア配布の失敗に関するナレッジは、ソフトウェア配布の失敗を参照します。