Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Windows 10 21H2 Feature Updateの適用方法


この記事ではDesktop Centralを使用して、特にWindows 10 21H2 Feature Update (Windows 10 November 2021 Update) を適用する方法について説明しています。

Windows 10 21H2 Feature Packの適用

前提条件
  • Windows 10 21H2のシステム要件
    Microsoft社のこちらのページから、Windows 10 のシステム要件を満たしていることを確認します。
  • パッチDBの設定において、Feature Updateにチェックが入っている
    管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > 管理するパッチの種類を選択する > Windows において、Feature Updateが選択されていることを確認します。
  • パッチの拒否設定において、Feature Packを拒否済みに設定していない
    パッチの拒否を設定すると、指定したパッチは配布の対象外となります。
  • レジストリでWindows 11 をブロックしている場合、レジストリのバージョン指定で21H2が許可されている
    レジストリの値を手動またはDesktop Centralの機能を使用して変更している場合、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\TargetReleaseVersionInfo の値に注意が必要です。詳細はこちらをご覧ください。

 


Feature Updateの適用手順

Feature Update(機能更新プログラム)の配布には依存パッチ(isoファイル)が必要となります。依存パッチのパッチリポジトリへのダウンロード完了後、Feature Updateを配布します。詳細な手順は以下の通りです。

  1. 依存パッチ(isoファイル)のダウンロードは、Windows 10 21H2 Enterprise Editionを除きこちらの方法を実行することで自動的にダウンロードされます(Desktop Central 10.0.319以降)。
    なお、Desktop Central 10.0.319より前のビルドの場合は、すべてのEditionに対して自動ダウンロードがご利用いただけません。以下のEnterprise Editionの場合の手順を実行します(ダウンロードしたファイルを以下の表にて「その他のエディション」に記載されているファイル名に置換します)。

    Windows 10 21H2 Enterprise Editionの場合

    1. Microsoftボリュームライセンスサービスセンターにアクセスし、Windows 10 21H2 isoファイルをダウンロードします。詳細はMicrosoftのこちらの記事をご覧ください。
    2. Desktop Centralサーバー内(または 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 > ダウンロード設定 にて指定したフォルダー)のパッチリポジトリを開き、ダウンロードしたisoファイルを手動でコピーします。
    3. isoファイルの名前を次のように変更します。
      言語 Enterprise Edition (参考)その他のEdition
      日本語 32bit版:
      109107-Win10_21H2_Jp_enterprisex32.iso
      64bit版:
      109103-Win10_21H2_Jp_enterprisex64.iso
      32bit版:
      109105-Win10_21H2_Jpx32.iso
      64bit版:
      109101-Win10_21H2_Jpx64.iso
      英語 32bit版:
      109107-Win10_21H2_en_enterprisex32.iso
      64bit版:
      109103-Win10_21H2_en_enterprisex64.iso
      32bit版:
      109105-Win10_21H2_enx32.iso
      64bit版:
      109101-Win10_21H2_enx64.iso
      その他の言語 こちらのページから"Language wise ISO file name table"表をご確認ください(英語)。
  2. Windows 10 21H2 Feature Updateを配布します。通常のパッチと同様に、手動配布と自動配布が選択可能です。
    手動配布
    1. Desktop Centralにログインし、パッチ管理タブ > パッチ > 欠落パッチ を開きます。
    2. 以下のいずれかのパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
      • パッチID:109110 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) Enterprise - November 2021 Update - Online Installer
      • パッチID:109100 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) - November 2021 Update - Online Installer
      • パッチID:109108 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) - November 2021 Update for enterprise (x86)
      • パッチID:109104 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) - November 2021 Update for enterprise (x64)
      • パッチID:109106 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) - November 2021 Update (x86)
      • パッチID:109102 - Feature Pack Update for Windows 10 (21H2) - November 2021 Update (x64)
      • パッチID:109113 - Feature Update via Windows 10, version 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 -21H2) (x86)
      • パッチID:109112 - Feature Update via Windows 10, version 21H2 Enablement Package (2004/20H2/21H1 -21H2) (x64)

      詳細な設定はパッチの手動配布をご確認ください。

    自動配布

    Feature Updateの自動配布は非推奨です。手動配布をご利用ください。

    1. Desktop Centralにログインし、パッチ管理タブ > 配布 > パッチ配布の自動化 を開きます。
    2. タスクの作成 > Windows をクリックし、アプリケーションの選択 > MicrosoftにおいてFeature Updateにチェックを入れます。
    3. その他の項目を入力し、自動配布タスクを構成します。
    依存パッチがパッチリポジトリに保存されると、タスクで指定した対象/時間帯において、Feature Packの自動配布が実行されます。