Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Windows 11 へのアップグレード


確認ビルド: Desktop Central 10.1.2137.11
この記事では、Desktop Central を使用して管理対象の Windows 10 を Windows 11 にアップグレードする方法について説明しています。

Windows 11 へのアップグレード

Windows 11 のシステム要件

Windows 11のシステム要件、および互換性の調べ方はこちらのナレッジをご覧ください。

アップグレードに失敗しエラーが表示された場合、何らかの要件を満たしていない可能性があります。かならずシステム要件をご確認ください。

 


Windows 11 の新しい機能

こちらの記事をご覧ください。

 


パッチ管理機能を使用した機能更新プログラム(Feature Update)の配布によるアップグレード

Windows 11 22H2 を機能更新プログラムとして適用します。詳細な手順はこちらをご覧ください。
 


ソフトウェア配布機能を使用したアップグレード手順
1. ISOファイルのダウンロード
  1. 管理対象のEdition、言語(日本語)、アーキテクチャ(x64)に合う Windows 11 のISOファイルをダウンロードします。
  2. ISOファイル名を Windows11.iso に変更します。複数の言語/Editionを配布する場合は、それぞれの言語/Editionごとに配布することをお勧めします。
    (例)Win11_Japanese_x64v1.iso → Windows11.iso
     
2. Windows 11 ソフトウェアパッケージの作成
  1. ソフトウェア配布タブ > パッケージの作成 > テンプレート を開き、右上の検索機能を使用して 「アプリケーション」列に対して Windows 11 と入力し、エンターキーを押して検索します。

     
  2. Windows 11 FeaturePack Upgrade(DC) が表示されたら、「アクション」列の [パッケージを作成する] をクリックします。
     
  3. 「テンプレートで最新版が利用可能になった際に、Self Service Portal 内のFeature Pack Windows 11 (SWD)を自動的にアップデート」 にチェックを入れず、[パッケージを作成する] をクリックします。

     
  4. しばらく待ち、ソフトウェア配布タブ > パッケージの作成 > パッケージ の一覧に作成された Windows 11 FeaturePack Upgrade(DC) の「アクション列」の三点リーダ > 編集 をクリックします。
  5. 「ファイルの追加」に Windows11.iso を追加します。
  6. [パッケージの変更]をクリックして、変更を保存します。
3. パッケージの配布
  1. 編集したパッケージ「Windows 11 FeaturePack Upgrade(DC)」にチェックを入れ、[ソフトウェアのインストール/アンインストール] > Windows > コンピューター構成 を選択します。
  2. 構成の名前および説明を入力します。
  3. 必要に応じてスケジューラー設定をします。
  4. 配布ポリシーを選択します。
  5. 配布対象のコンピューターを選択します。
  6. 必要に応じて実行設定を構成します。
  7. [配布]をクリックします。
4. フォルダーの削除

Windows 11 のインストール後、不要なフォルダー "C:\Windows11Setup" を削除します(任意)。構成機能の一つである ファイル/フォルダー操作 機能を使用します。

  1. 構成タブ > 構成の追加 > 構成 > Windows を開き、 「ファイル/フォルダー操作」 > コンピューター をクリックします。
  2. 構成の名前および説明を入力します。
  3. 削除を選択し、続いて詳細を指定します。
    • 操作の種類: フォルダーを削除
    • 送信元フォルダー: C:\Windows11Setup

  4. [ファイル/フォルダーの追加]をクリックします。
  5. 適用対象を選択します。
  6. 必要に応じて、適用の再試行回数や通知を設定します。
  7. 配布をクリックします。

 


注意事項
  • アップグレードでのエラーを確認するために、ハードウェアベンダーごとに1台以上の端末でアップグレードテストを実施することをお勧めします。正常にアップグレードできたら、続いて端末の動作検証をして、問題がないことを確認します。
  • 配布するファイルサイズが大きいため、必要に応じて配信サーバーを設置することをお勧めします。システム構成をご覧ください。
  • アップグレードに失敗しエラーが表示された場合、何らかの要件を満たしていない可能性があります。技術サポートにお問い合わせを頂いた場合でも、製品ログからエラーコードの確認までは可能ですが、問題の原因がOS側にあった場合、それ以上の調査につきましてはOS自体の調査となるため、お客様ご自身でMicrosoft等にお問い合わせいただく必要がございます。あらかじめご承知おきください(問題が発生した場合、まずは技術サポートへお問い合わせください)。
  • Windows 11 へのアップグレードをブロックしている場合、手順の実行前に解除する必要があります。

この記事は、こちらの内容(英語)を参考にしています。