Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Windows 11 22H2 Feature Updateの適用方法


この記事ではEndpoint Centralを使用して、特にWindows 11 22H2 Feature Update を適用する方法について説明しています。
クラウド版の場合はこちらをご覧ください

Windows 11 22H2 Feature Packの適用

前提条件
  • Windows 11 22H2のシステム要件
    配布対象が Windows 11 のシステム要件を満たしていることを確認します。必要に応じて、Microsoft社のPC 正常性チェック アプリ を実行して、要件を確認してください。
  • パッチDBの設定において、Feature Updateにチェックが入っている
    管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > 管理するパッチの種類を選択する > Windows において、Feature Updateが選択されていることを確認します。
  • パッチの拒否設定において、Feature Packを拒否済みに設定していない
    パッチの拒否を設定すると、指定したパッチは欠落パッチとして検出されなくなります。
  • レジストリでWindows 11 をブロックしている場合、ブロックを解除する必要があります
    レジストリの値を手動で変更している場合、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\TargetReleaseVersionInfo の値に注意が必要です。詳細はこちらをご覧ください。
  • 以下の手順はEndpoint Central(Desktop Central) 10.0.545以降のビルドにおいて有効です。それ以前のビルドをご利用の場合はEndpoint Centralのアップグレードをお願いします。(参考: 日本国内向けリリースビルド

 


Feature Updateの配布・適用手順

Feature Update(機能更新プログラム)の配布には依存パッチ(isoファイル)が必要となります。依存パッチをパッチリポジトリへダウンロード完了した後、Feature Updateを配布します。詳細な手順は以下の通りです。

1. 依存パッチのダウンロード
  • Windows 11 Enterprise Editionの場合
    Windows 11 Professional Editionの場合、手動でisoファイルをダウンロードし、ファイル名を変更して配置する必要があります。

    1. Microsoftボリュームライセンスサイトにアクセスし、isoファイルを取得します。
    2. ダウンロード完了後、ファイル名を以下の表のように変更します。
    3. Endpoint Centralサーバー内(または 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 > ダウンロード設定 にて指定したフォルダー)のパッチリポジトリに指定したフォルダーに、ダウンロードしたisoファイルを保存します。
    4. 複数の言語のOSに対して機能更新プログラムを配布する場合、各言語のisoファイルをそれぞれダウンロードし、同様の手順を実行してパッチリポジトリに指定したフォルダーに保存します。

     

  • Windows 11 Professional Editionの場合
    Windows 11 Professional Editionの場合、手動でisoファイルをダウンロードし、ファイル名を変更して配置する必要があります。

    1. Microsoftボリュームライセンスサイトにアクセスし、isoファイルを取得します。
    2. ダウンロード完了後、ファイル名を以下の表のように変更します。
    3. Endpoint Centralサーバー内(または 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 > ダウンロード設定 にて指定したフォルダー)のパッチリポジトリに指定したフォルダーに、ダウンロードしたisoファイルを保存します。
    4. 複数の言語のOSに対して機能更新プログラムを配布する場合、各言語のisoファイルをそれぞれダウンロードし、同様の手順を実行してパッチリポジトリに指定したフォルダーに保存します。

     

  • Windows 11 その他のEditionの場合
    Windows 11 Enterprise Edition 以外の場合、以下の手順を実行してisoファイルをダウンロードします。(参考:機能更新プログラムのisoファイルを自動ダウンロードする方法)

    1. パッチタブ > サポート済みパッチ を開き、右上の検索アイコンをクリックします。
    2. パッチID=109939 (for 64-Bit)

    3. 上記のパッチにチェックを入れて[パッチのダウンロード]をクリックします。ISOファイルのダウンロードが自動的に開始します(完了には時間がかかる場合があります)。
    4. しばらく待ち、パッチタブ > ダウンロード済みパッチ > 依存パッチ から、パッチのダウンロードが成功していることを確認します。失敗している場合、時間をおいて再度試行します。
    手動でisoファイルをダウンロードし、パッチをパッチリポジトリに指定したフォルダーに配置する場合は、ファイル名を以下の表のように変更します。

     


Windows 11 21H2 の場合のisoファイル名

OS言語 Enterprise Edition Professional Edition,
その他のEdition
日本語 109941-Win11_22H2_Jp_enterprisex64.iso
(※NEC製のみ 109939-Win11_22H2_Jpx64.iso )
109939-Win11_22H2_Jpx64.iso
(※NEC製のみ 109939-Win11_22H2_Jpnx64.iso )
英語 109941-Win11_22H2_en_enterprisex64.iso 109939-Win11_22H2_enx64.iso
その他 の言語 こちらのページの下部にある"Language wise ISO file name table"表をご確認ください(英語)。

 

  • Online Installerの利用
    以下のpoint欄の条件のもとで、上記にかえてOnline Installerを利用することも可能です(この場合、次の「2.Feature Updateの配布」の手順は不要です)。
    ※ 2024年3月より、以下のOnline Installerは公開を停止しています。

    1. Endpoint Centralにログインし、パッチ管理タブ > パッチ > サポート済みパッチ を開きます。
    2. 以下のいずれかのパッチを検索機能を利用して探し、該当パッチにチェックを入れて[パッチのインストール]([パッチをインストール/公開する])をクリックします。手動配布の手順により、配布を行います。
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:109938 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) - September 2022 Update - Online Installer
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:109946 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) Enterprise - September 2022 Update - Online Installer
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:110531 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) - September 2022 Update - Online Installer (Windows 10 to Windows 11)
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:110533 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) Enterprise - September 2022 Update - Online Installer (Windows 10 to Windows 11)
      Online Installerは、配信サーバーを経由しないリモートオフィス(例: テレワーク中のコンピューターなど)に配布する際に使用可能です。また、ベンダーからパッチのファイルを直接取得する直接ダウンロード機能が有効化されている必要があります。
      Microsoft社の仕様変更により、Online Installerはご利用いただけなくなりました。お手数ですが他の方法をご利用ください。

     

2. Feature Updateの配布

Windows 11 22H2 Feature Updateを配布します。通常のパッチと同様に、手動配布を実行します(※ 自動配布は推奨されません)。

  • 手動配布の場合
    1. Endpoint Centralにログインし、パッチ管理タブ > パッチ > サポート済みパッチ を開きます。(Windows 10コンピューターの場合、Windows 11の機能更新プログラムは欠落パッチに表示されません)
    2. 以下のいずれかのパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]([パッチをインストール/公開する])をクリックしてパッチ配布を構成します。
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:109940 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) - September 2022 Update (x64)
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:109942 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) - September 2022 Update for enterprise (x64)
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:110530 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) - September 2022 Update (x64) (Windows 10 to Windows 11)
      • パッチの種類: Feature Packs, パッチID:110532 - Feature Pack Update for Windows 11 (22H2) - September 2022 Update for enterprise (x64) (Windows 10 to Windows 11)

      手動配布の詳細な設定はパッチの手動配布をご確認ください。

     

  • 自動配布の場合
    Feature Updateの自動配布は非推奨です。手動配布をご利用ください。