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【最新ビルドで修正済み】セルフサービスポータルで公開先に設定したカスタムグループを削除できない


【最新ビルドで修正済み】セルフサービスポータルで公開先に設定したカスタムグループを削除できない

この記事では、セルフサービスポータル機能を使用していて、パッケージの公開先に設定しているカスタムグループを削除する場合に、正常に削除されない問題について説明しています。

【確認ビルド】

Desktop Central(Endpoint Central) 10.1.2220.18 および Desktop Central(Endpoint Central) 10.1.2220.20

【問題】

以下の条件でカスタムグループを削除した場合、削除したカスタムグループのデータがセルフサービスポータルに残存します。また、残存したカスタムグループのグループ名が空欄になり、削除できません。

  • セルフサービスポータル機能でパッケージを公開しているカスタムグループが存在する
  • 管理タブ > グローバル設定 > カスタムグループ からそのカスタムグループを削除する
【原因】

ビルド依存の不具合です。

【修正ビルド】

Desktop Central(Endpoint Central) 10.1.2228.16 以降
(日本国内向けリリースビルドである Endpoint Central 11.2.2300.30 にて修正済みです。アップグレードの実行をお願いいたします。)

【回避策】

製品アップグレードがすぐには実行できない場合、以下のうちいずれかを実行します。

  • カスタムグループを削除する場合、まず (1)ソフトウェア配布タブ > 配布 > セルフサービスポータル からカスタムグループを削除し、その後に (2)管理タブ > グローバル設定 > カスタムグループ からカスタムグループを削除します。
     
  • 先に 管理タブ > グローバル設定 > カスタムグループ からカスタムグループを削除した場合、以下の手順を実行します。必要となるファイル(removeSSPGroup.xml)をお送りいたしますので、技術サポートまでお問い合わせください。
    回避策の手順
    1. レポートタブ > クエリレポート を開き、[+ 新規クエリレポート]をクリックします。
    2. 任意の名称と以下のクエリを入力し、[実行]をクリックします。

      select swpackagecollection.collection_id from swpackagecollection inner join filtertocollection on swpackagecollection.collection_id = filtertocollection.collection_id inner join filtertocustomgrouprel on filtertocollection.filter_id = filtertocustomgrouprel.filter_id left join customgroup on filtertocustomgrouprel.group_resource_id = customgroup.resource_id inner join cfgdatatocollection on swpackagecollection.collection_id = cfgdatatocollection.collection_id where customgroup.resource_id is null group by swpackagecollection.collection_id

    3. 表示された「collection_id」をメモしておきます。
    4. 受領したxmlファイル(removeSSPGroup.xml)をテキストエディタで開き、6か所ある <collection_ids> を上記手順でメモしておいたcollection_idですべて置換します。collection_idが複数ある場合は、半角カンマ区切りにします。

      (例)27601 と 27602の場合
      (略)……where filtertocollection.collection_id in (27601, 27602))" sqlfor="POSTGRES"/>……(略)

    5. xmlファイルを上書き保存し、<サーバーフォルダー>\bin にコピーします。
    6. コマンドプロンプトを管理者として実行し、<サーバーフォルダー>\bin に移動します。
    7. (例)cd C:\Program Files\DesktopCentral_Server\bin

    8. 以下のコマンドを実行します。

      ExecuteQuery.bat removeSSPGroup.xml

    9. Username: が表示されたら、コンソール画面へのログインに使用するユーザー名を入力しEnterキーを押下します。
    10. Password: が表示されたら、コンソール画面へのログインに使用するパスワードを入力しEnterキーを押下します。
    11. Domain name if AD user (or) Press enter if local user: が表示されたら、コンソール画面へのログインにADドメイン認証情報を利用する場合はドメイン名を入力してEnterキーを押下します。ローカル認証の場合は何も入力せず、Enterキーを押下します。
    12. しばらく待ってExecuted the query Successfully. が表示されたことを確認し、コマンドプロンプトを閉じます。
    13. 上記手順完了後、全エージェントに対して変更を反映するため、何らかのパッケージをAll Computer GroupおよびAll User Groupに対して公開します。
      ソフトウェア配布タブ > 配布 > セルフサービスポータル を開き、 「All Computer Group」 > 「アクション」列の三点リーダアイコンをクリックして[グループを変更]を選択します。
    14. 適当なパッケージを追加し、[編集]をクリックします。
    15. 再度「All Computer Group」のグループを変更し、追加したパッケージを削除します。
    16. ソフトウェア配布タブ > 配布 > セルフサービスポータル を開き、削除したカスタムグループの情報が表示されなくなったことを確認します。