サーバーからパッチをダウンロードできない - 保存先が利用不可です / Error 404 / ダウンロードできません
作成日:2020年1月27日 | 更新日:2024年2月28日
本記事では、パッチ配布の際にエラーによって失敗する際の、解消方法について紹介します。
【事象】
サーバーからエージェントコンピューターに対してパッチを配布した際、以下のようなエラーが発生して配布に失敗します。
- 「サーバーからパッチをダウンロードするために必要なパッチの保存先が利用不可です(Patch Store location is not available to download the patches from the Server)」
- 「404エラー(Error 404)」
- 「サーバーからパッチをダウンロードできません(Unable to download the patches from the server)」
【原因】
本事象は、パッチリポジトリに該当のパッチが存在しないために発生します。原因は以下の2つ(機能更新プログラムの場合は3つ)が考えられます。
- パッチリポジトリが変更されている
- パッチインストール構成内の配布ルールで、「一部のパッチがダウンロードできない場合でも配布を続行する」オプションが有効になっている
- 機能更新プログラム(Feature Update, Feature Pack)の場合、依存パッチのダウンロードに失敗している
【解決策】
- パッチリポジトリの場所を変更した後にパッチのダウンロードが失敗した場合、すべてのファイルを古いパッチリポジトリから新しいパッチリポジトリにコピーして、Endpoint Central サーバーサービスを再起動します。
- パッチの手動配布において「一部のパッチがダウンロードできない場合でも配布を続行する」にチェックが入っている場合、パッチ配布時の挙動として、一部のパッチのダウンロードが失敗した場合でも適用が継続されます。そのため、ダウンロードを確実に実行するためにこのチェックオプションを無効にして、再度パッチを配布します。
なお再試行が有効で回数がまだ残っている場合、失敗したパッチの再ダウンロードが成功すると、後続のリフレッシュサイクルでインストールが試行されます。 - 機能更新プログラムの場合、各ナレッジに記載の手順にしたがって依存パッチをダウンロードします(機能更新プログラム)。
なお機能更新の依存パッチファイルがパッチリポジトリに既に存在するにもかかわらずこのエラーが発生する場合、ファイルが破損している可能性があります。このため、パッチ管理タブ > パッチ > ダウンロード済みパッチ から依存パッチを削除し、再度ダウンロードします。