Patch Manager Plus オンプレミス版 ナレッジベース

複製ポリシー


この記事では、複製ポリシーの設定方法について説明しています。

複製ポリシー(レプリケーションポリシー)

複製ポリシーとは

複製ポリシーは、Patch Manager Plusサーバーとリモートオフィスの通信について定義します。
リモートオフィスを追加する場合、かならず複製ポリシーを1つ選択する必要があります。

複製ポリシーが適用される通信

  • 配信サーバーのあるリモートオフィス: 配信サーバーとリモートオフィスの通信について、複製ポリシーの各項目が適用されます。
     
  • 配信サーバーのないリモートオフィス: そのリモートオフィスに所属する各エージェントと、Patch Manager Plusサーバーの通信について、複製ポリシーのデータ転送率が適用されます(エージェントの通信間隔はリフレッシュサイクルに従うため、レプリケーション間隔と複製時間帯は適用されません)。
  • ローカルオフィス: リフレッシュサイクルに従うため、複製ポリシーは適用されません(そのため、帯域制限をかけることはできません)。
複製ポリシーの作成・変更方法

複製ポリシーを新規に作成する手順は以下の通りです。

  1. 管理タブ > SoM設定 > 複製ポリシー をクリックして開きます。
  2. [+ ポリシーの作成]をクリックします。
  3. ポリシーの名前を入力し、必要に応じて説明を追加します。
  4. 複製ポリシーの詳細を定義します。
    • ポリシー名/説明: 複製ポリシーは複数作成可能なため、ユニークなポリシーの名前を設定します。必要に応じて説明を追加します。
       
    • データ転送率: リモートオフィスとPatch Manager Plusサーバーへの通信について、データ転送率を指定します。データ転送率を制限することで、帯域幅が限られたリモートオフィスに対して、Patch Manager Plusが使用する帯域幅を制限できます。
      ※ 帯域幅を過少に設定すると、パッチのダウンロードに時間がかかりすぎたり、ダウンロードがタイムアウトとなったりして、リモートオフィスへの構成の複製に失敗する可能性があります。
       
    • レプリケーション間隔:(配信サーバーにのみ適用)配信サーバーがPatch Manager Plusにアクセスする間隔を指定します。
      配信サーバーは複製ポリシーで設定された間隔ごとにPatch Manager Plusサーバーにアクセスし、配布する必要のある構成情報の有無を確認します。配布すべき構成があった場合には、その詳細およびパッチファイルを取得します。
      ※ Patch Manager Plusサーバー1台につき配信サーバーが10台以下であれば、デフォルトの2分間隔のままで問題ありません。それ以上の台数を設置する場合は、レプリケーション間隔を2分よりも長い時間に設定します。
       
    • サーバーからパッチとソフトウェアを複製:(配信サーバーにのみ適用) 配信サーバーがPatch Manager Plusサーバーにアクセスする時間に制限を加えたい場合に、曜日と時間帯を指定します。
      ※ 特に要件がなければすべての曜日と時間帯を選択します。


    レプリケーション間隔 および サーバーからパッチとソフトウェアを複製 の各項目は、配信サーバーとPatch Manager Plusサーバーとの通信に対してのみ適用され、配信サーバーの設置されないリモートオフィスに対しては適用されません。

  5. 「保存」をクリックします。

以上で、複製ポリシーを作成できます。また、作成済みの複製ポリシーを編集したい場合は、管理タブ > SoM設定 > 複製ポリシー > アクション列 > 編集 から編集できます。

または、リモートオフィスの作成手順において、「ポリシーの作成」をクリックすることでも、複製ポリシーを新規に作成できます。

  1. 管理タブ > SoM設定 > 管理対象 > 「リモートオフィス」タブ を開きます。
  2. [リモートオフィスの追加]をクリックして、リモートオフィスの新規作成画面を開きます。
  3. リモートオフィスの設定を進めていき、「複製ポリシー」において、複製ポリシーを作成をクリックします。

 


リモートオフィスへの複製ポリシーの割り当て方法
  • (A) リモートオフィスを新規に作成する場合
    リモートオフィスの作成手順において、「ポリシーの作成」をクリックすることでも、複製ポリシーを新規に作成できます。詳細なリモートオフィスの作成手順はこちらをご覧ください。
     
  • (B) 既存のリモートオフィスに対して、複製ポリシーを変更する場合
    変更手順は以下の通りです。

    1. エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィス を開きます。
    2. 複製ポリシー列 に、そのリモートオフィスに対して割り当てられた複製ポリシーが表示されます。
    3. アクション列 > 編集 からリモートオフィスの設定を編集できます。「複製ポリシー」の項目を変更し、[保存]をクリックします。

作成された複製ポリシーがどのリモートオフィスに割り当てられているかは、管理タブ > SoM設定 > 複製ポリシー を開き、「関連するリモートオフィス」列の筋をクリックすることで確認できます。
既にリモートオフィスに対して割り当て済みの複製ポリシーを編集する場合、編集内容は割り当て済みのリモートオフィスに対しても適用されます。