Patch Manager Plus オンプレミス版 ナレッジベース

製品ユーザーのパスワードを変更・リセットする方法


製品ユーザーのパスワードを変更・リセットする方法

この記事では Patch Manager Plus オンプレミス版 において、コンソール画面へログインする際のローカルユーザーのパスワードを変更する方法について説明しています。

  • Active Directoryドメイン認証を設定している場合、ADアカウントのパスワードを変更してください。ローカル認証のパスワードを変更する場合にのみ本ナレッジの手順を実行します。
  • 管理対象PCのローカルユーザーのパスワードを変更したい場合は、構成タブ > Windows > ユーザー管理 より、パスワードを変更します。
  • Patch Manager Plusには、Active Directoryのパスワードを変更する機能はありません。ManageEngine のAD関連製品をご検討ください。
    • ManageEngine AD Manager Plus: Active Directory運用管理ソフト - Active Directory パスワード管理
    • ManageEngine ADSelf Service Portal: Active Directoryパスワードリセット・シングルサインオン(SSO)ツール - ドメインユーザーによるパスワードのリセット
    • ManageEngine AD360: 上記2製品に加え、AD監査+M365監査、監視、管理ツールがセットになったActive Directory統合運用管理

A. 自分自身のパスワードをリセットする

自分自身のパスワードをリセットする場合にこの手順を実行します。

A-1. ログイン前にパスワードをリセットする
  1. コンソールへのログイン画面にアクセスし、「パスワードを忘れた場合」をクリックします。
     
  2. 自分のアカウントに設定されているメールアドレスを正しく入力し、[Submit]をクリックします。

     
  3. 画面が切り替わったことを確認し、パスワードリセット用のメールを確認します。

    自分のアカウントに設定されているメールアドレスとは異なるメールアドレスを入力した場合、画面が切り替わっても何も送信されません。自分のアカウントに設定されているメールアドレスが分からない場合、管理者に依頼してBまたはCの方法でリセットします。
  4. Patch Manager Plusにログイン可能な環境からパスワードリセット用のURLをクリックします(URLの有効期限は30分間です)。
  5. Reset your password に新しいパスワードを2回入力し、[Reset password]をクリックします(時点で、このユーザーの既存のセッションはすべて終了します)。
  6. ログイン画面にアクセスし、新しいパスワードでログインを試行します。

A-2. ログイン後にパスワードを変更する
  1. コンソール画面右上のユーザーアイコンをクリックします。
  2. [カスタマイズ]をクリックします。
  3. 「パスワードの変更」をクリックします。
  4. 現在のパスワード、および新しいパスワードを「新しいパスワード」と「パスワードの確認」に入力します。
  5. [保存]をクリックします。

次回ログイン時からパスワードが変更されます。

B. Administratorユーザーとしてログインし、他のユーザーのパスワードをリセットする

コンソール画面にログイン可能な場合は、この手順を実行します(この方法で自分自身のパスワードをリセットすることはできません)。

  1. Administrator権限をもつ(=ユーザー管理においてAdministratorの役割が割り当てられている)ユーザーでコンソール画面にログインします。
  2. 管理タブ > グローバル設定 > ユーザー管理 > ユーザータブ をクリックして開きます。
  3. アクション列 > Reset Password (または パスワードの変更) をクリックします。
  4. そのユーザーに設定されているメールアドレス宛に、パスワードリセット用のメールが送信されます(パスワードリセット用URLの有効期限は30分間です)。
  5. Patch Manager Plusにログイン可能な環境からパスワードリセット用のURLをクリックします。
  6. Reset your password に新しいパスワードを2回入力し、[Reset password]をクリックします(時点で、このユーザーの既存のセッションはすべて終了します)。
  7. ログイン画面にアクセスし、新しいパスワードでログインを試行します。

C. リセットツールを使用してパスワードをリセットする
  1. スタートメニュー > ファイル名を指定して実行 > Services.msc を実行し、「ManageEngine UEMS - Server」(または「ManageEngine Patch Manager Plus - Server」)サービスを停止します。
  2. コマンドプロンプトを管理者として実行し、<サーバーのインストールフォルダ>\binに移動します。
    <サーバーのインストールフォルダ>は"C:\Program Files\UEMS_CentralServer"、"C:\Program Files\PatchManagerPlus_Server"または"C:\ManageEngine\PatchManagerPlus_Server"です。サーバーをインストールした時のビルドによって異なります。

    (例)cd "C:\Program Files\UEMS_CentralServer\bin"

  3. resetPassword.batを実行します。

    resetPassword.bat

  4. DBへの接続を確立し、各モジュールの読み込みが完了するまでしばらく待ちます。PostgreSQLがファイアウォールでブロックされている場合、アクセスを許可します。
  5. 以下の選択肢が表示されるので、 2 を入力しエンターキーを押します。
    • 1. すべてのユーザーを表示 (Show all users)
    • 2. パスワードの変更 (Change Password)
    • 3. 終了 (Exit)

    1 を選択すると、 ドメイン名\ユーザー名 の一覧が表示されます。
  6. ユーザーを ドメイン名\ユーザー名 の形式で入力します。AD認証ではなくローカル認証の場合、ドメイン名には Local を使用します。

    (例): Local\adminuser

  7. 選択したユーザーのパスワードが表示された乱数に変更されます。かならず表示されたパスワードをコピーしておきます
  8. コマンドプロンプトを閉じます。
  9. スタートメニュー > ファイル名を指定して実行 > Services.msc を実行し、先ほど停止したサービスを開始します。
  10. ユーザー名 と、コピーしたパスワード でログインします。
  11. ログイン後、パスワードのリセット画面が表示されます。
  12. 新しいパスワードを2回入力し、[Change Password]をクリックします。
ユーザー名の変更
Patch Manager Plusでは、コンソール画面にログインする製品ユーザーのユーザー名変更について、こちらのナレッジ合わせてご覧ください。


二段階認証の無効化
二段階認証の無効化については、こちらをご覧ください。
なお、二段階認証が有効な状態で Administratorユーザーのパスワードをリセットしても、二段階認証は無効化されません。