WSUSとの機能上の差異は何でしょうか?WSUSとの連携は可能ですか?
作成日:2024年5月9日 | 更新日:2025年10月3日
質問
WSUSとPatch Manager Plusの機能上の差異は何でしょうか?
Patch Manager PlusとWSUSとの連携は可能ですか?
回答
Patch Manager Plusは、WSUSの代替となるパッチ管理ソリューションです。
Windows OSの更新プログラム(機能更新、品質更新など)やMS Officeはもちろん、Windows Server、macOS、1100を超えるサードパーティ製品のパッチを一括管理(最新の脆弱性情報の取得~欠落パッチの発見~自動適用~適用状況の確認)することが可能です。
Patch Manager Plusは、WSUSとの連携を前提とした製品ではないため、連携はできません(併用は可能ですが、それぞれ別個の管理となります)。
WSUSとPatch Manager Plusの機能上の差異
Patch Manager Plusは、幅広いOSやアプリケーションのパッチ管理が可能なツールです。
WSUS(Windows Server Update Services)はMicrosoft更新プログラムの配布のみに対応しているため、Patch Manager Plusはより広い種類のパッチを集中管理でき、パッチ管理工数の削減や組織のセキュリティ水準を向上させることが可能です。
大型更新プログラム(=機能更新プログラム、Feature Update)の配布・インストールにも対応しており、配布時の帯域消費を抑える仕組みがあります。
Windows自動更新の停止や再起動の制御などを含め、柔軟なスケジュール設定が可能です。
Patch Manager Plusは、幅広いOSやアプリケーションのパッチ管理が可能なツールです。
WSUS(Windows Server Update Services)はMicrosoft更新プログラムの配布のみに対応しているため、Patch Manager Plusはより広い種類のパッチを集中管理でき、パッチ管理工数の削減や組織のセキュリティ水準を向上させることが可能です。
- WSUSは管理対象のWindows Updateをベースに、参照先をMicrosoftからWSUSサーバーに変更することで更新プログラムの集中管理を実現しています。そのため、エージェントレスで利用でき、管理対象側ではWindows UpdateのUIがそのまま使えるといったメリットがある一方で、インストール結果の分かりづらさや展開スケジュールの構成が難しいといった、運用担当者の工数を増やすような問題がしばしば発生します。
Patch Manager Plusは管理対象にエージェントをインストールして使用するエージェント型の製品であるため、確実なパッチの適用や現状の正確な把握、配布スケジュールの設定が容易です。管理者が指定したパッチを除外した自動インストールの実行やレポートの定期的な出力も可能です。
- Patch Manager Plusはオンプレミス版とクラウド版を選択可能です。
複数拠点や在宅勤務用PCなどの管理には、手軽に導入可能なクラウド版の利用がお勧めです。サーバーのパッチ管理が中心であったり、隔離されたネットワークでのパッチ管理の場合にはオンプレミス版をお勧めします。
- Patch Manager PlusはWindowsだけでなくMac / Linuxにも対応するほか、WSUSでは対応できないMS Officeの更新プログラム(M365、Office 2021など)やサードパーティアプリケーション(Webブラウザー、Adobe Readerなど)の配布・インストールにも対応
Patch Manager Plus無料評価版の評価期間中およびご購入後、技術サポートを日本語でご利用いただけます。
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※ なおWSUSとの連携が必要な場合は、Patch Connect Plusの利用をご検討ください。Patch Connect PlusはMicrosoft SCCMとの連携を前提としたオンプレミス製品であり、日本語でのサポートに対応しておりません。
