Patch Manager Plus 10.0.587へのアップグレード手順
作成日:2021年1月15日 | 更新日:2021年3月15日
本記事では、現在バージョン10.0(ビルド10.077以降)をご利用の場合で、ビルド10.0.587にアップグレードする方法についてご紹介します。
【ビルド10.0.x - からビルド10.0.587にアップグレードする方法】
アップグレードの内容
アップグレードの内容(新機能追加、機能強化、不具合修正)につきましては、Patch Manager Plus 10.0.587 リリースノートをご覧ください。
Patch Manager Plusのアップグレードが失敗する不具合が報告されております。詳細はこちらをご覧ください。
アップグレード前の確認事項
アップグレードを実行する前に、以下の項目を満たしていることをかならずご確認ください。またアップグレード前にバックアップを取得することを推奨しています。バックアップの取得手順はこちらをご参照ください。
- アップグレード前のビルド番号が10.0.77以降(※現在のビルドの数え方では10.0.077)になっている
ビルド番号はログイン後の画面上部に表示されます。 - アンチウイルスソフトのスキャン対象から除外する
アンチウイルスソフトがアップグレードをブロックしないよう、以下のフォルダーを例外として登録します。- Patch Manager Plus Serverのインストールフォルダー:
Patch Manager Plus Serverがインストールされているフォルダーです。(デフォルトのパスは C:\Program Files\PatchManagerPlus_Serverです) - Patch Manager Plus DBフォルダー:
データベースが実行されているPatch Manager Plus Directoryフォルダーです。(デフォルトのパスは Patch Manager Plus Serverフォルダー内部です。DBを外部に設定している場合、対応が必要となります。)
- Patch Manager Plus Serverのインストールフォルダー:
- サーバー監視の無効化
Patch Manager Plusサービスをサードパーティツール等によって監視している場合は、アップグレードプロセスが完了するまで無効にします。 - Windows Server 2012の場合の注意点
Patch Manager PlusがWindows Server 2012 / Windows Server 2012 R2にインストールされている場合、Update Managerを実行する前に管理者アカウントでログインします。 - Patch Manager Plusをアップグレードする際に、サーバーがオンラインである必要はありません。
- エージェント/配信サーバーは、Patch Manager Plusサーバーのアップグレード後に自動的に新しいバージョンにアップグレードされます。管理対象コンピューターを他社製のツールで監視している場合は、その点にご注意ください。
日本国内でリリースされていないビルドへのアップグレードはおやめください。
日本国内向けにリリースされているビルドは、グローバルにてリリースされているビルドとは仕様が異なるため、日本語表示に問題が発生することがあります。また、日本語での技術サポートの提供が難しくなる場合があります。
参考: 日本でリリースされているPatch Manager Plusのビルド一覧
日本国内向けにリリースされているビルドは、グローバルにてリリースされているビルドとは仕様が異なるため、日本語表示に問題が発生することがあります。また、日本語での技術サポートの提供が難しくなる場合があります。
参考: 日本でリリースされているPatch Manager Plusのビルド一覧
アップグレードの手順
1. サービスパックのダウンロード
ビルド10.0.587にアップグレードするためのサービスパックは、保守ユーザー様向けにお送りしたリリース通知メールのリンク、またはManageEngine Community よりダウンロードできます。
2. サービスパックの適用手順
- [ファイル名を指定して実行]よりsevices.mscと入力する
- サービス一覧からManageEngine Patch Manager Plus Serverのサービスを停止する
- <Patch Manager Plusのインストールディレクトリ>\binディレクトリ配下(デフォルトはC:\ManageEngine\PatchManagerPlus_Server\bin)の[UpdateManager.bat]を実行する
- [Browse]をクリック後、[ManageEngine_Patch_Manager_Plus_10_0_0_SP-587.ppm]を選択して、[Install]をクリックする
- Patch Manager Plusのアップグレードを中断させないようにするために、アンチウイルススキャンからPatch Manager Plusのインストールディレクトリを除外するか、アンチウイルスソフトを一時的に停止させることを推奨する、警告メッセージ(英文)が表示されるので、上記の作業を実行していない場合は、[Cancel Installation]をクリックし、実行済みの場合は、[Continue Installation]をクリックする
- GPOを用いたエージェントインストールとMac OS 10.8に関する警告メッセージ(英文)が表示される場合は、問題なければ、[Proceed]をクリックする
- [Service Pack installed successfully]の表示後、[Close]をクリックする
- [Exit]をクリックして、UpdateManagerを閉じる
- サービス一覧からManageEngine Patch Manager Plus Serverのサービスを開始し、ログイン後、右上の表示からビルド番号が10.0.587であることを確認する
以上でPatch Manager Plusサーバーのアップグレードが完了します。
エージェント・配信サーバー・セキュアゲートウェイサーバーのアップグレードについて
Patch Manager Plusサーバーをアップグレードした場合、エージェント(LANエージェント/WANエージェント)および配信サーバーは、次回サーバーとの通信時以降において自動的にアップグレードされます。
セキュアゲートウェイサーバーのアップグレードは、セキュアゲートウェイサーバーの新ビルドがリリースされた際に必要となり、サーバーのアップグレードと同時に実施する必要はございません。
Patch Manager Plusサーバーをアップグレードした場合、エージェント(LANエージェント/WANエージェント)および配信サーバーは、次回サーバーとの通信時以降において自動的にアップグレードされます。
セキュアゲートウェイサーバーのアップグレードは、セキュアゲートウェイサーバーの新ビルドがリリースされた際に必要となり、サーバーのアップグレードと同時に実施する必要はございません。