Patch Manager Plus オンプレミス版 ナレッジベース

Windows 10 21H1 Feature Packの適用


この記事では、Patch Manager Plusを使用して特にWindows 10 21H1 Feature Update(Windows 10 May 2021 Update)を適用する方法について説明しています。
Desktop Centralを使用してWindows 10 21H1 Feature Update(Windows 10 May 2021 Update)を適用する方法はこちらを、Patch Manager Plus Cloudを使用して適用する方法はこちらをご覧ください。

Windows 10 21H1 Feature Packの適用

前提条件
  • Windows 10 21H1のシステム要件
    Microsoft社のこちらのページから、Windows 10 のシステム要件を満たしていることを確認します。
  • パッチDBの設定において、Feature Updateにチェックが入っている
    管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > 管理するパッチの種類を選択する > Windows において、Microsoftパッチ (または Feature Update)が選択されていることを確認します。
  • パッチの拒否設定において、Feature Packを拒否済みに設定していない
    パッチの拒否を設定すると、指定したパッチは配布の対象外となります。

 


Feature Updateの適用手順

Feature Updateの配布には依存パッチ(isoファイル)が必要となります。依存パッチのパッチリポジトリへのダウンロード完了後、Feature Updateを配布します。詳細な手順は以下の通りです。

  1. 依存パッチ(isoファイル)のダウンロードは、Windows 10 21H1 Enterprise Editionを除きこちらの方法を実行することで自動的にダウンロードされます(Patch Manager Plus 10.0.327以降)。
    なお、Patch Manager Plus 10.0.326以前のビルドの場合は、すべてのEditionに対して自動ダウンロードがご利用いただけません。最新版にアップグレードするか、または以下のEnterprise Editionの場合の手順を実行し、ダウンロードしたファイルを以下の表にて「その他のエディション」に記載されているファイル名に置換します。

    Windows 10 2004 Enterprise Editionの場合

    1. Microsoftボリュームライセンスサービスセンターにアクセスし、Windows 10 21H1 isoファイルをダウンロードします。
    2. Patch Manager Plusサーバー内(または 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 > ダウンロード設定 にて指定したフォルダー)のパッチリポジトリを開き、ダウンロードしたisoファイルを手動でコピーします。
    3. isoファイルの名前を次のように変更します。
      言語 Enterprise Edition (参考)その他のEdition
      日本語 32bit版:
      108787-Win10_21H1_Jp_enterprisex32.iso
      64bit版:
      108783-Win10_21H1_Jp_enterprisex64.iso
      32bit版:
      108785-Win10_21H1_Jpx32.iso
      64bit版:
      108781-Win10_21H1_Jpx64.iso
      英語 32bit版:
      108787-Win10_21H1_en_enterprisex32.iso
      64bit版:
      108783-Win10_21H1_en_enterprisex64.iso
      32bit版:
      108785-Win10_21H1_enx32.iso
      64bit版:
      108781-Win10_21H1_enx64.iso
      その他の言語 こちらのページから"Language wise ISO file name table"表をご確認ください(英語)。
  2. Windows 10 21H2 Feature Updateを配布します。通常のパッチと同様に、手動配布と自動配布が選択可能です。
      手動配布
      1. Patch Manager Plusにログインし、パッチ管理タブ > パッチ > 欠落パッチ を開きます。
      2. 以下のいずれかのパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
        • パッチID:108788 - Windows 10 21H1 Enterprise Edition (x86)
        • パッチID:108784 - Windows 10 21H1 Enterprise Edition (x64)
        • パッチID:108786 - Other Windows 10 21H1 Editions (x32)
        • パッチID:108782 - Other Windows 10 21H1 Editions (x64)
        • パッチID:108790 - Feature Update Windows 10 21H1 via Enablement Package (2004/20H2 - 21H1) (x86)
          ※Windows 10 2004または20H2からアップグレードする場合
        • パッチID:108789 - Feature Update Windows 10 21H1 via Enablement Package (2004/20H2 - 21H1) (x64)
          ※Windows 10 2004または20H2からアップグレードする場合

        詳細な設定はパッチの手動配布をご確認ください。

      自動配布

      ※ Feature Updateの自動配布は非推奨です。

      1. Patch Manager Plusにログインし、パッチ管理タブ > 配布 > パッチ配布の自動化 を開きます。
      2. タスクの作成 > Windows をクリックし、アプリケーションの選択 > MicrosoftにおいてFeature Updateにチェックを入れます。
      3. その他の項目を入力し、自動配布タスクを構成します。
      4. 依存パッチがパッチリポジトリに保存されると、タスクで指定した対象/時間帯において、Feature Packの自動配布が実行されます。