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配信サーバーのインストール・リモートオフィスの設定

  • 作成日：2020年9月25日 | 更新日：2022年8月23日

配信サーバーの設定・リモートオフィスの設定

配信サーバーとは

Patch Manager Plus Cloudの配信サーバーは、1拠点あたりの管理対象PCが比較的多い（管理対象10台超が目安）場合に設置が推奨されます。配信サーバーは、各拠点の帯域幅消費を抑えるために設置され、Patch Manager Plus Cloudにエージェントのアクセスが集中し、操作が遅延するのを防止します。また、Patch Manager Plus Cloudや各ベンダーサイトが持つファイルの一部を複製してエージェントに配布します（一部の機能更新プログラムなどのパッチの配布には配信サーバーの設置が必須となる場合があります）。
所属するリモートオフィスのコンピューターに対して、配信サーバーは主に以下の動作を中継します。

  • Patch Manager Plusエージェントを対象コンピューターに配布する
  • ベンダーサイトからパッチをダウンロードしてパッチリポジトリに保存し、複製してエージェントに配布する
配信サーバーの必要要件

以下のリンクを参照ください。なお、配信サーバーは、静的IPを持つことを推奨します。

※配信サーバーの設置は、ライセンス課金対象ではないため、アドオン等の追加ライセンスは必要ありません（配信サーバーの追加に費用はかかりません）。ただし、Patch Manager Plus Cloud無料版では設置に制限があります。

 

配信サーバーのインストール・リモートオフィスの設定方法
配信サーバーを設置するには、まず「リモートオフィス」を設定します。リモートオフィスは、原則として地理的に分かれている拠点ごと(支社、営業所など)に設定し、各拠点ごとに帯域幅を設定する「複製ポリシー」を設定します。
ただし、営業担当者や自宅勤務者など外出先のPCを管理する場合は、配信サーバーを設置しないリモートオフィスを1つ設定します。配信サーバーを設置しないリモートオフィスでは、各エージェント(「ローミングエージェント」)はPatch Manager Plus Cloudと配信サーバーを介さず直接通信します。
配信サーバーのあるリモートオフィスの設定方法
配信サーバーのインストール方法は以下の通りです。
※ 製品内に見られる「分散サーバー」/「配布サーバー」等の表記は、今後「配信サーバー」(略称:DS)に統一される予定です。

  1. エージェントタブ > リモートオフィス > [+ リモートオフィスを追加] をクリックします。
  2. リモートオフィス名を入力します。また、必要に応じて説明を追加します。
  3. 通信の詳細 > 通信タイプ: 「配信サーバー(DS)による」 を選択します。
  4. 通信の詳細 > 分散サーバーの詳細:各項目を入力します。
    • ドメインのNetBios名：配信サーバーのドメインのうち最初のサブドメインを入力します。
    • PC名：配信サーバーのホスト名を入力します。
    • IPアドレス：配信サーバーのローカルIPアドレスを入力します。
    • FQDN/DNS名：配信サーバーをパブリックDNSに登録している場合は入力します。
    • HTTPポート：HTTPで使用するポートを指定します。デフォルトは6021です。
    • HTTPSポート：HTTPSで使用するポートを指定します。デフォルトでは6384です。
    • 複製ポリシー：複製ポリシーを選択します。まだ作成していない場合は、「ポリシーを作成する」をクリックして作成します。
  5. 配信サーバー/WANエージェントからPatch Manager Plusサーバーへの接続 > プロキシ設定：プロキシを経由する場合はチェックを入れ、詳細情報を入力します。
    • プロキシホスト: プロキシサーバーのホスト名を入力します。
    • ユーザー名: プロキシに必要なユーザー名を入力します。
    • ポート: プロキシのポート番号を入力します。
    • パスワード: ユーザー名とともに、パスワードを入力します。
  6. 管理中のPC: 既に管理対象として登録済みのPCをリモートオフィス(配信サーバー配下)に移動させる場合は、PCを追加します。まだ登録していない場合はそのまま次に進みます。
    • 手動でPCを追加する場合は、[PCの追加 +]をクリックしてPC名を入力し、追加します。
    • CSVファイルからPCを追加する場合は、ドメインのNetBios名を入力し、続いて以下のようなCSVファイルをインポートします。
      (PCのホスト名を改行区切りで入力します)

      PC01
      PC02
      PC03
      SERVER01
       

  7. [追加]をクリックします。
  8. 表示されたリモートオフィスの「エージェントのダウンロード」列のアイコンをクリックし、配信サーバーのインストーラーをダウンロードします。
  9. <リモートオフィス名>_DS.exe を、配信サーバーをインストールするPCにインストーラーをコピーし、管理者権限で実行します。
  10. セットアップウィザードが起動したら[Next >]をクリックします。
  11. 「Select Installation Folder」において、配信サーバーのインストールフォルダーを設定します。デフォルトは C:\Program Files(x86)\ となり、この下にUEMS_DistributionServerフォルダーが作成されます。
  12. 「Confirm Installation」において、[Next >]をクリックします。
  13. しばらく待ちます。
    手順4 における「リモートオフィスの追加」の詳細において、ドメインのNetBios名 / PC名 に誤りがある場合、配信サーバーのインストールが失敗します。
  14. 「Installation Complete」が表示されることを確認します。
  15. 配信サーバーのインストールフォルダーに対してアンチウィルスからの除外設定をします。

配信サーバーの設定が完了すると、複製ポリシーで指定した間隔で配信サーバーはPatch Manager Plus Cloudと通信を行い、Patch Manager Plusで構成されたパッチ配布構成などを同期します。
配信サーバーとクラウドサーバ―間の通信状態は、エージェントタブ > リモートオフィス > 「DSコンピューター名」列から確認できます。
 

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