Patch Manager Plus Cloud ナレッジベース

Patch Manager Plus Cloudが使用する通信ポート


この記事では、Patch Manager Plus Cloudを使用する上で必要なポート番号について記載しています。

Patch Manager Plus Cloudが使用するポート番号

コンピューターの管理


Patch Manager Plus Cloudのエージェントおよび配信サーバーは、以下のポートを使用します。

Patch Manager Plus Cloud エージェント
ポート番号 目的 プロトコル 接続方向
443 エージェントとクラウドの通信 HTTPS, WSS アウトバウンド通信
443, 80 ベンダーからのダウンロード HTTP, HTTPS アウトバウンド通信
135* Windowsエージェントのプッシュインストール* TCP インバウンド通信
139* Windowsエージェントのプッシュインストール* TCP インバウンド通信
445* Windowsエージェントのプッシュインストール* TCP インバウンド通信
22* Mac/Linuxエージェントのプッシュインストール* TCP インバウンド通信
  • 上記のほか、アウトバウンド通信(戻りパケットの宛先)として動的ポートが使用されます。動的ポートはOSによって自動的に割り当てられます。
  • 許可が必要なドメインに記載されたドメインとの通信を許可する必要があります。
  • エージェントのインストールを除き、エージェントのインバウンド通信はありません(すべてアウトバウンド通信です。送信先ポートが443,80となる通信を実行します。)。そのため、Webブラウザーを使用してインターネット上のWebサイトにアクセス可能なコンピューターでは、特定のポートを開放する必要がありません。
  • 135*,139*,445*,22*について、配信サーバーが設置されている環境でエージェントをプッシュインストールする場合にのみ、エージェントへのインバウンド通信として*で示したポートを使用します。エージェントのインストール後や特定の方法を使用しない場合、これらのポートを使用しません。
  • Patch Manager Plus Cloud にプロキシ経由で接続する環境においては、エージェントのダウンロード・インストールのリモートオフィスの設定においてプロキシ設定を完了させる必要があります。
Patch Manager Plus Cloud 配信サーバー(DS)
ポート番号 目的 プロトコル 接続方向
8384 エージェントと配信サーバー間の通信 HTTPS 配信サーバーへのインバウンド通信
8021 エージェントと配信サーバー間の通信
使用しません
HTTP 配信サーバーへのインバウンド通信
443 配信サーバーとクラウドの通信 HTTPS, WSS アウトバウンド通信
443, 80 ベンダーからのダウンロード HTTP, HTTPS アウトバウンド通信
389** 配信サーバーとドメインコントローラーの通信 LDAP アウトバウンド通信
636** 配信サーバーとドメインコントローラーの通信 LDAP SSL アウトバウンド通信
  • 上記のほか、アウトバウンド通信(戻りパケットの宛先)としてエフェメラルポートが使用されます。
  • 許可が必要なドメインに記載されたドメインとの通信を許可する必要があります。
  • 配信サーバーでは、エージェントからの通信を受信するためファイアウォールの設定において8021/8384ポートを開放する必要があります。これらのポートは、配信サーバーの設定で指定します。
  • 配信サーバーとPatch Manager Plus Cloud間の通信および配信サーバーと各ベンダー間の通信では、エージェントと同様に送信先ポートが443,80となる通信を実行します。
  • 389**,636**について、Active Directoryドメイン環境において、AD Connectorを使用する(=Active Directoryと連携する)場合は、ドメインコントローラー側で**で示したポートの通信を許可する必要があります。ワークグループ環境や、ドメインコントローラーとの同期をしない場合、これらのポートは使用されません。