スケジュールレポートの設定方法 / スケジュールレポートの活用例(リリースされた重大・重要パッチの通知)
この記事は、レポートを定期的に出力する「スケジュールレポート」機能について説明しています。
- レポートの出力形式はPDF/XLS/CSVから選択できます。
- ファイルサイズに応じて、レポートをメールに添付するか、レポートへのアクセスURLを記載したメールを送信するかを選択できます。
スケジュールレポートの設定(作成)
スケジュールレポートの設定手順
- [レポート]タブ → [スケジュールレポート]小タブ を開きます。
- [スケジュールレポートの追加]ボタンをクリックします。
- 任意のスケジュール名、説明を入力します。
- 「レポートを選択」の項目で、「パッチレポート」の左横の「+」ボタンをクリックします。
- 表示された各項目(「欠落パッチ」、「インストール済みパッチ」、「非常に脆弱なシステム」など)の中から、必要なものを選択します。
- 「エクスポート設定」において、個人を特定できる情報(PII, Personally Identifiable Information)の保持の有無を指定します。以下の3つの中から選択します。
- 個人情報をマスク: PIIを伏せ字にします。(例: ユーザー名 user1 → ***** )
- 個人情報を削除: PIIを空欄にします。(例: ユーザー名 user1 → -- )
- 個人情報を保持: PIIをそのまま表示します。
上記の3つすべてが選択肢として必ず表示されるわけではありません。別途、設定をあらかじめ行うことで、3つの選択肢のうちの一部のみが表示された状態、または特定の選択肢の説明文のみが表示される状態となります。詳細は後述の設定をご参照ください。 - 「レポート形式」において、出力ファイルの形式をPDF/XLSX/CSVから選択します。
- 「送信形式と受信者を指定する」の各項目を入力・選択します。
- 「アクション」において、送信方法を指定します。
- Send each report as an attachment(各レポートをアタッチメントとして送信する):サイズがしきい値を超えない限り、レポートをメールに添付します。
- Send reports as a zipped file(レポートをzipファイルとして送信する):サイズがしきい値を超えない限り、レポートをzip形式でメールに添付します。
- Publish reports on the Central server and send the URL(製品サーバーのディレクトリ上にレポートを保存し、URLを送信する):レポートにアクセス可能なURLをメールで送信します(レポートへのアクセスには、Patch Manager Plus Cloudへのログインが必要です)。
- 「選択したレポートの合計サイズが次の値を超えた場合:」にて、レポートをメールに添付する場合のしきい値(上限サイズ)を指定します。このサイズを超えた場合は、上記の選択に関わらず、Patch Manager Plus Cloud のサーバー上にレポートが保存され、レポートにアクセス可能なURLがメールで送信されます(レポートへのアクセスには、Patch Manager Plus Cloudへのログインが必要です)。
- 「To(メールの宛先)」、「Subject(件名)」、「Content(メールの本文)」をそれぞれ指定します。
Patch Manager Plus Cloud のサーバー上にレポートが保存される期間は、あらかじめ設定可能です。詳細は後述の設定をご参照ください。設定した期間を過ぎると、URLにアクセスしてもレポートを閲覧することはできません。 - 「アクション」において、送信方法を指定します。
- 「頻度を指定する」において、「Configure Scheduler(スケジューラーの設定)」をクリックし、レポートを出力するタイミングを指定します。
- 「1回(ごと)」を選択・・・日時を指定します。
- 「1日ごと」を選択・・・初回の日時を指定し、頻度を「毎日」「隔日」「平日」から選択します。
- 「週ごと」を選択・・・時刻を指定し、実行する曜日を選択します。
- 「月ごと」を選択・・・時刻を指定します。「第〇 〇曜日」の形式で指定するか、または日にち(1~31日)を指定します。何月に実行するか(1~12月)を指定します。
- 「スケジュール」をクリックすることにより、保存します。
スケジュールレポートに関連する設定
- 「エクスポート設定」に表示させる選択肢の設定
エクスポート設定の画面上に特定の選択肢のみを表示させたり、特定の選択肢に選択を固定する(当該選択肢の説明文のみを表示させる)ことが可能です。以下の手順で指定します。- [管理]タブ → [セキュリティとプライバシー] → [エクスポート設定] を開きます。
- 「スケジュールレポートのエクスポート設定」において、以下のいずれかから選択します。
- Mask Personal Information(個人情報をマスク)
- Remove Personal Information(個人情報を削除)
- Retain Personal Information(個人情報を保持)
- Let the Technician Decide(技術担当者に決定を委任)
- 上記で「技術担当者に決定を委任」を選択した場合のみ、スケジュールレポートを設定する際にエクスポート設定を複数の選択肢の中から選択することが可能となります。必要な項目を「表示するオプションを選択(Select the Options to Display)」において選択することで、選択した項目がエクスポート設定の画面上に表示されるようになります。
- レポートの保有期間の設定
レポートをPatch Manager Plus Cloud のサーバー上に保持する期間を、以下の手順で設定可能です。- [レポート]タブ → [スケジュールレポート]小タブ を開きます。
- [スケジュールレポートの追加]ボタンの横にある、歯車アイコンをクリックします(歯車アイコンが表示されていない場合、「レポート保有期間の設定」をクリックします)。
- 日数を指定し、「保存」をクリックします。
スケジュールレポートの活用例
リリースされた重大・重要パッチを通知する
ここでは例として、スケジュールレポート機能を使用して、Patch Manager Plus Cloud で利用可能になったパッチのうち
「重大(Critical)」「重要(Important)」のパッチを定期的にメールで通知させる方法を紹介します。
- 上記の手順に沿って、スケジュールレポートの追加(新規作成)画面を開きます。
- 「レポートを選択」の項目では、「パッチレポート」のうち「最新のパッチ」という項目にマウスオーバーし、右側に表示されるフィルターアイコン(漏斗型のアイコン)をクリックします。
- フィルター条件として、以下のように指定します。
- 列:「重大性」、基準:「イコール」(または「次と等しい」)、値:「重大」「重要」 と指定します。
- 上記で列や基準や値の指定を行った付近にマウスオーバーすると、「-」「+」のボタンが一番右側に表示されています。「+」をクリックすることで基準を追加します。
- 列:「リリース日」、基準:「is」(または「は」または「次で指定した」)、値:「今日」「昨日」 と指定します(適宜変更します)。
- その他各項目を入力・指定して保存(「スケジュール」)します。
- 以上により、新たにリリースされた重大および重要なパッチの通知を受け取ることができます。



