ADManager Plus ナレッジベース

サービスパックのインストール手順(アップグレード方法)


本ナレッジでは、アップグレード手順をご説明します。

【目次】

留意事項

  • ADManager Plusを実行しているサーバーにログインしているユーザーに、ADManager Plusのインストールフォルダーへのフルコントロール権限を事前に割り当ててください。
  • ADManager Plusをインストールしているサーバー上でアンチウイルスソフトウェアが起動している場合は、以下の製品内部のファイルおよびフォルダーを一時的にスキャン対象から除外してください。
    • <ADManager Plusインストールディレクトリ>\ADManager Plus\pgsql\bin\pg_ctl
    • <ADManager Plusインストールディレクトリ>\ADManager Plus\lib
  • 一度に複数のサービスパックを適用することはできません。
    複数のサービスパックを適用する場合は、次のように1つずつ適用してください。

    1. ADManager Plusの停止 --> サービスパック①の適用 --> ADManager Plusの起動&アップグレードを確認
    2. ADManager Plusの停止 --> サービスパック②の適用 --> ADManager Plusの起動&アップグレードを確認

    例)ビルド7203からビルド8032へアップグレードする場合
    1. サービスパック(7203_7212から7222へ)を適用します。
    2. サービスパック(7222_7252から8002へ)を適用します。
    3. サービスパック(8002_8023から8032)を適用します。

  • ご利用中のビルドから最新ビルドへのアップグレードに必要なサービスパック、およびサービスパックの適用順につきましては、ManageEngine Communityにて取得および確認できます。
    詳細は、ManageEngineユーザーマニュアルの「4.インストーラーおよびサービスパックのダウンロード」をご参照ください。
  • 本番環境でアップグレードを実行する前に、以下の観点からテスト環境で検証していただくことを推奨します。
    • 重要なデータの損失の防止
    • アップグレード後の稼働環境の確認
    ライセンスの詳細につきましては、製品のアップグレード時およびサーバー移行時のライセンスの取り扱いをご参照ください。

アップグレード手順

ADManager Plusのアップグレード手順は次の通りです。

バックアップの取得方法

  • アップグレードによる障害を防止するため、アップグレード前に必ずバックアップファイルをご取得ください
  • データのバックアップはアプリケーション内にあるデータの容量に依存します。

バックアップ/リストア方法の手順より、任意の方法でバックアップを取得してください。

サービスパックの適用方法

  1. ADManager Plusを停止します。

    ※バックアップ手順にて既に以下プロセスを停止している場合は、次の手順1-1から1-5は不要です。

    1-1. [services.msc]にてADManager Plusのサービスを停止します。
    1-2. 管理者としてコマンドプロンプトを起動します。
    1-3. ADManager Plusインストールディレクトリ\binへ移動します。
    1-4. 次のコマンドを実行します。

    • stopADSM.bat
    • stopDB.bat
    • shutdown.bat

    1-5. タスクマネージャーにて、以下のADManager Plusに関連するタスクが停止していることを確認します。

    • postgres.exe
    • wrapper.exe
    • java.exe
  2. 管理者としてコマンドプロンプトを起動します。
  3. ADManager Plusインストールディレクトリ\binへ移動します。
  4. 次のコマンドを実行します。

    UpdateManager.bat

  5. 【ビルド7140以降へアップグレードする場合】IMPORT CERTIFICATEの証明書(.crt)を適用します。
    ※ビルド7140以降へアップグレード時、証明書の適用が要求される場合があります。
     要求された場合は、以下の手順をご参照ください。

    1. こちらから証明書をダウンロードします。
    2. Import Certificate画面で[Browse]をクリックします。
    3. Select a File画面でダウンロードした証明書を選択後、[開く]をクリックします。
    4. Import Certificate画面で[import]を選択します。
    5. 表示されたInformation画面上で[OK]をクリックします。
  6. [Browse]をクリック後、対象のサービスパック(.ppm)を選択し、[Install]をクリックします。

    データベース(PostgreSQL)の移行に関するメッセージが表示された場合、対応方法をこちらのナレッジでご確認ください。

  7. Service Pack installed successfully”と表示されたのち、[Close]をクリックします。
  8. [Exit]をクリックします。
  9. ADManager Plusのサービスを起動します。

    ADManager Plusのサービスを起動する手順につきましては、こちらのナレッジをご参照ください。

  10. 管理者としてADManager Plus にログインします。
  11. アップグレード後のビルド番号が正しく表示されていることを確認します。

    ビルド番号の確認方法につきましては、こちらのナレッジを参照ください。

    アップグレード後、UIが適切に表示されない場合は、ブラウザーのキャッシュクリアをお試しください。