ADManager Plus ナレッジベース

データベースのバックアップ/リストア手順(対象ビルド:7140以降)


本ナレッジでは、データベースをバックアップ/リストアする方法をご紹介します。

・対象ビルド:7140以降
(新規インストールしたビルドが7126以前で、サービスパックによりビルド7140以降へアップグレードした場合も対象です。)

前提条件

  • バックアップファイルを取得したADManager Plus のビルド番号(4桁の数値)とリストア先のADManager Plus のビルド番号は同じである必要があります。
    ビルド番号の確認方法は、こちらのナレッジをご参照ください。
  • ADManager Plusへの接続にSSLを設定している場合、リストア完了後にSSLを再設定する必要があります(手順はこちらを参照)。
  • バックアップファイルの取得方法は3通りございます。
    ・手動によるバックアップファイルの取得(下記バックアップ手順をご参照ください。)
    ・デフォルトで取得されるバックアップファイル
    ・[管理]タブ-->[一般設定]-->[データベースの設定]ページで設定したスケジュールで自動取得されるバックアップファイル

 

バックアップ手順

  1. ADManager Plusを停止

    スタート -> [ファイル名を指定して実行]に「services.msc」を入力 -> ManageEngine ADManager Plus -> 「サービスの停止」

  2. ADManager Plusがインストールされているサーバー上で管理者としてコマンドプロンプトを起動
  3. ADManager Plusインストールフォルダー\binへ移動
  4. 次のコマンドを実行

    stopADSM.bat

    stopDB.bat

  5. 次のコマンドを実行

    backupDB.bat

  6. バックアップ取得に成功したメッセージが表示されることを確認
  7. ADManager Plusインストールフォルダー\Backup配下にバックアップファイルが圧縮形式で作成されることを確認

    (補足)
    ・圧縮形式:ezipファイル
    ファイル名の例: OfflineBackup_20221124164814.ezip

  8. 以下のフォルダーをリネーム(エクスプローラーの「隠しファイル」オブションを有効化してください)

    C:\Program Files (x86)\InstallShield Installation Information\{CC00BC3F-40AE-49A7-BA63-FE2F93D20585}フォルダー

    リネーム例:{CC00BC3F-40AE-49A7-BA63-FE2F93D20585}_bak

  9. 下記3点をバックアップとして、ADManager Plusインストールフォルダー外の任意のディレクトリーにコピー&ペースト

    ESフォルダー
    esdataフォルダー
    (ESフォルダーおよびesdataフォルダーはADManager Plusインストールフォルダー配下にございます。)
    customer-config.xmlファイル
    (customer-config.xmlファイルはADManager Plusインストールフォルダー\conf配下にございます。)

  10. ADManager Plusインストールフォルダー名をリネーム
    リネーム例:ADManager Plus_bak

 

リストア手順

  1. バックアップを取得したビルドと同じビルド番号のADManager Plusを新規インストール
    • ※新規インストール時にADManager Plusを起動しないでください。
      新規インストール時、「ADManager Plusをコンソールモードで起動する」のチェックを外してください。
    • 新規ADManager Plusの保存先パスは、現在のADManager Plusと同じパスに設定してください。
      例)現在のADManager Plusインストールフォルダーの保存先パスが
      C:\ManageEngine\ADManager Plus」の場合、新規インストールするADManager Plusの保存先パスも
      C:\ManageEngine\ADManager Plus」にしてください。
    • ポート番号はデフォルトの「8080」をご利用ください(ポート番号は、リストア完了後に製品UIより変更いただけます)。
    • 最新ビルド以外のインストーラーは、技術サポートまでお問い合わせください。
  2. バックアップ手順7で取得したバックアップファイルをADManager Plusインストールフォルダー\bin配下にペースト
  3. バックアップ手順8で取得した下記3点のバックアップを差し替え
    ESフォルダー
    esdataフォルダー
    (ESフォルダーおよびesdataフォルダーをADManager Plusインストールフォルダー配下に貼り付けてください。)
    customer-config.xmlファイル
    (customer-config.xmlファイルはADManager Plusインストールフォルダー\conf配下へ貼り付けてください。)
  4. 管理者としてコマンドプロンプトを起動
  5. ADManager Plusインストールフォルダー\bin配下に移動
  6. 次のコマンドを実行
    restoreDB.bat [バックアップファイル名] -p
    例: restoreDB.bat OfflineBackup_2022 1124 164 814.ezip -p
  7. 手順7のコマンドプロンプト画面上で、パスワードを入力しEnterキーをクリック
    デフォルトのパスワードを使用している場合ADManager Plusのポータル上に設定したパスワードを設定している場合によって入力するパスワードが異なります。
    ※ADManager Plusのポータル上にパスワードを設定している場合、ポータル上に設定しているパスワードが優先されます。
    デフォルトのパスワードを使用する場合
    1. ADManager Plusインストールフォルダー\conf配下にあるcustomer-config.xmlファイルを開く
    2. <configuration name="CryptTag" value=」に表示されている文字列をコピー
      (ダブルクォーテーション「" "」は引用符のため、ダブルクォーテーションで囲まれている文字列をコピーしてください。)
    3. パスワードとしてコピーした文字列をペーストしEnterキーをクリック
    ADManager Plusのポータル上に設定したパスワードを使用する場合

    予めADManager Plusに設定したパスワードを使用することも可能です。
    パスワードの設定方法は、次の手順をご参照ください。
    (実際に使用するパスワードは次の手順2で設定したパスワードです)

    1. [管理]タブ-->[一般設定]-->[プライバシー設定]をクリック
    2. [ZIP ファイル (データベースバックアップ等..)]に任意のパスワードを入力
      <パスワードに使用可能な文字について>
      ・大文字/小文字のアルファベット、数字(0から9)、特殊文字のみ
      (※特殊文字 ~ ` ! @ # $ % ^ & * _ + = : ; ' " ? . , <> {})
      ・文字数制限:なし
      ・最低文字数:なし(※1文字以上)
    3. [保存]をクリック
  8. リストアが成功した旨を示すメッセージが表示されることを確認
  9. タスクマネージャーにて、ADManager Plus関連の下記タスクが停止していることを確認
    postgres.exe
    wrapper.exe
    java.exe
  10. 次のコマンドを実行
    wrapper.exe -r ..\conf\wrapper.conf
    wrapper.exe -i ..\conf\wrapper.conf(サービスの再インストールを実行するためです)
  11. コマンドプロンプトを閉じ、[services.msc]にてADManager Plusを起動
  12. デフォルトポート番号(8080)を利用して、ADManager Plusにアクセスできることを確認
    URL例:http://localhost:8080
  13. 購入済みのライセンスを適用

以上です。