32bitから64bitへ移行する方法
作成日：2023年6月16日 | 更新日：2023年6月22日
本ナレッジでは、32bitから64bitへ移行する方法をご案内いたします。
本ナレッジは、本社ページ（How to migrate ADManager Plus from 32-bit to 64-bit in the same server）を参照しております。
前提条件
- 移行前に、32bitの完全なバックアップ（ADManager Plusインストールフォルダーのフルバックアップ）を取得してください。
- 32bitから64bitへの移行は、同じビルド間でのみ可能です。
- 移行前に、32bitを最新ビルドへアップグレードしてください。
（現在ご利用のビルド番号は、ビルド番号の確認方法にてご確認ください。） - 移行完了までは移行前の32bitを削除しないでください。
- 対象ビルド：サポート期間中のビルドです。EOLについては、サポート終了についてをご参照ください。
移行手順
- [services.msc]にてADManager Plusを停止
- 管理者としてコマンドプロンプトを起動し、ADManager Plusインストールフォルダー\binに移動
- 次のコマンドを実行
stopADSM.bat
stopDB.bat
shutdown.bat - タスクマネージャーにて、ADManager Plus関連の下記タスクが停止していることを確認
postgres.exe
wrapper.exe
java - ADManager Plusインストールフォルダー\binにて、backupDB.batを実行
backupDB.batを実行後、ADManager Plusインストールフォルダー配下にBackupフォルダーが作成され、
Backupフォルダー内にバックアップファイルが作成されます。 - ADManager Plusインストールフォルダー\conf配下にあるcustomer-config.xmlファイルをコピー
- エクスプローラーの[表示]-->[隠しファイル]をクリック
- C:\Program Files(x86)\InstallShield Information配下の{CC00BC3F-40AE-49A7-BA63-FE2F93D20585}を
{CC00BC3F-40AE-49A7-BA63-FE2F93D20585}_bakにリネーム - 64bitのADManager Plusを新規インストール
※新規インストール時にADManager Plusを起動しないでください。
- 新規インストール時、「ADManager Plusをコンソールモードで起動する」のチェックを外してください。
- 最新ビルドのインストーラーは、ManageEngine Communityより取得いただけます。
ManageEngine Communityへのログイン方法は、ManageEngineユーザーマニュアルをご参照ください。
（最新ビルド以外のインストーラーが必要な場合は技術サポートまでお問い合わせください。）
- 新規インストール時、「ADManager Plusをコンソールモードで起動する」のチェックを外してください。
- customer-config.xmlファイルを64bitのADManager Plusインストールフォルダー\conf配下に配置
- 手順5で取得した32bitのデータベースバックアップを
64bitのADManager Plusインストールフォルダー\bin配下にペースト - 次のようにrestoreDB.batを実行
restoreDB.bat OfflineBackup_20230215191814.ezip -p
- パスワードを入力しEnterキーをクリック
※デフォルトのパスワードを使用している場合、ADManager PlusのUI上に設定したパスワードを設定している場合によって入力するパスワードが異なります。
※ADManager PlusのUI上にパスワードを設定している場合、UI上に設定しているパスワードが優先されます。デフォルトのパスワードを使用する場合
- ADManager Plus_インストールディレクトリ配下のconfフォルダーにあるcustomer-config.xmlファイルを開く
- 「<configuration name="CryptTag" value=」に表示されている文字列をコピー
（ダブルクォーテーション「" "」は引用符のため、ダブルクォーテーションで囲まれている文字列をコピーしてください。）
- パスワードとしてコピーした文字列をペーストしEnterキーをクリック
ADManager PlusのUI上に設定したパスワードを使用する場合
あらかじめADManager Plusに設定したパスワードを使用することも可能です。
パスワードの設定方法は、次の手順をご参照ください。
(実際に使用するパスワードは次の手順2で設定したパスワードです)- [管理]タブ-->[一般設定]-->[プライバシー設定]をクリック
- [ZIP ファイル (データベースバックアップ等..)]に任意のパスワードを入力
＜パスワードに使用可能な文字について＞
・大文字/小文字のアルファベット、数字(0から9)、特殊文字のみ
(※特殊文字 ~ ` ! @ # $ % ^ & * _ + = : ; ' " ? . , <> {})
・文字数制限：なし
・最低文字数：なし(※1文字以上) - [保存]をクリック
- リストアが成功した旨を示すメッセージが表示されることを確認
- コマンドプロンプトを閉じ、[services.msc]にてADManager Plusを起動
- ご購入されている製品のライセンスを適用
ライセンスの適用方法をご参照ください。
