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SAML2.0を使用したSSO(シングルサインオン)の設定方法【LINE WORKS編】


シングルサインオン/パスワード同期について

ADSelfService Plusにてクラウドサービスとのシングルサインオン、パスワード同期を実現するためには、ADSelfService Plusとクラウドサービスの両製品での設定が必要になります。
LINE WORKSを利用したマルチファクター認証のSAML認証の設定方法はこちらをご参照ください。
※対象ビルド:ビルド5513以降

【前提】LINE WORKSでアカウントを作成

SSOを行うためには、あらかじめLINE WORKSのアカウントを作成する必要があります。

LINE WORKSでユーザーの作成時ログイン名はADSelfService Plus内のユーザー名とサービス側のユーザー名を紐付ける必要があります。

SAML2.0を使用したシングルサインオンではサービスによっては有料版が必要な場合やIDPフローのみ、SPフローのみの設定しかできないものも存在します。

今回はLINE WORKSとADSelfService PlusのSAML2.0を使用したシングルサインオンの設定について説明していきます。

※LINE WORKSはSPフローのみとなります。

以下手順になります。

ADSelfService Plus側の設定手順

1.[設定]>セルフサービスの[パスワード同期/シングルサインオン]をクリック

2.画面右上の青いボタン[+新しいカスタムアプリ]をクリック
こちらよりSAML2.0の設定が可能です。

3.アプリケーション名を入力>部門を選択>SPフローもしくはIDPフローの選択

ADSelfService Plusでシングルサインオンを行う際にSPフローかIDPフローを使用するかを選択します。

  • IDPフローではADSelfService Plusにログインすることでワンクリックで設定したページに飛ぶことが可能になります。
  • SPフローではサービスプロバイダのログインボタンを押すとADSelfService Plusのログインページにアクセスし、ログインが成功するとそのサービスにログインが可能です。

今回はLinw WorksからアクセスするSPフローについて解説します。

  1. ドメイン名を入力
  2. 表示名を入力
  3. Entity ID を入力: worksmobile.com
    ACS URL を入力: https://auth.worksmobile.com/acs/(登録ドメインもしくはグループ名)

以上がADSelfService Plus側の設定手順となります。

 

LINE WORKS側の設定手順

初めにDeveloper Consoleにログインします。

  1. Consoleの欄のSSOをクリック、SAMLにチェック
  2. ADSelfService Plusシングルサインオン設定画面の右側にある[SSO証明書をダウンロード]より、[ログインURL]をWeb Login URLに入力
    その下のLayer Popup Login URLとApplicationLogin URLには同一の値が入力されます。
  3. [ログアウトURL]をLogout URLに入力
  4. CertificateFileにADSelfService Plusシングルサインオン設定画面の右側にある[SSO証明書をダウンロード]よりダウンロードしたSSO証明書(rsacert.pem)をアップロード

 

以上がLINE WORKSとADSelfService PlusとのSAML2.0を使用したシングルサインオン設定手順になります。