Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

二段階認証の設定方法


確認ビルド: Endpoint Central 11.2.2300.30、Endpoint Central 11.3.2400.33
この記事では、製品ユーザーが Endpoint Central (Desktop Central) コンソール画面へローカル認証でログインする際、二段階認証を使用する手順について説明しています。
パスワードポリシーおよびユーザーアカウントポリシーについてはこちらをご覧ください。

二段階認証の有効化/無効化

以下の手順を実行することで、製品ユーザーがコンソール画面にログインする際に二段階認証を有効化できます。
二段階認証として、Google Authenticatorアプリによる認証か、またはワンタイムパスワードのメール送付による認証が選択できます。また、ワンタイムパスワードの保存期間を設定することで、同じブラウザーからログインする場合に指定日数の間ワンタイムパスワードの入力が不要になります。
Google Authenticatorアプリのインストールについては、Google 認証システムのインストール(Google アカウントヘルプ)をご覧ください。

二段階認証の強制化について
Endpoint Central (Desktop Central)では、セキュリティ強化の一環として二段階認証が強制化されます。
評価期間中は有効化されませんが、評価期間が終了する(ライセンスを適用して製品版へ移行するか、無料版へ移行する)と、10日以内に二段階認証を強制化するメッセージがログイン時に毎回表示されるようになります。
コンソール画面のUI上から二段階認証を有効化すると、その後UI上から無効化することはできません。
Google Authenticatorによる認証の有効化
  1. Endpoint Centralがインストールされているコンピューターの時刻が正しいことを確認します(時刻が正確でない場合、Google Authenticator の認証に失敗します)。
  2. コンソール画面にログインする製品ユーザー全員に対し、次回ログインするまでに Google Authenticatorアプリ を各自のデバイスにインストールするよう依頼します。
  3. コンソール画面に Administrator 権限のあるユーザーとしてログインします。
  4. 「管理」タブ →「グローバル設定」→「ユーザー管理」→「セキュア認証」→「二段階認証」(または「2つのファクタ認証」) を開きます。
    なおEndpoint Central 11.2.2300.30以前のビルドにおいて二段階認証の有効化/無効化に関する項目が表示されない場合は、「管理」タブ →「グローバル設定」→「ユーザー管理」→「セキュア認証」→「パスワードポリシー」において、パスワード複雑性を「複雑」にします。
  5. 認証: 「有効化」を選択し、認証モード: 「Google Authenticator」を選択します。
  6. ワンタイムパスワードの保存期間を指定します(選択式、0~180)。
    信頼されたブラウザーからのアクセスに対して、ワンタイムパスワード入力を省略できます
    ログイン時に「信頼されたブラウザー」を選択した場合、一度ワンタイムパスワードを使用してログインすると、指定日数の間ワンタイムパスワードの入力が不要になります。
    保存期間に 0日 を選択した場合、毎回ログインするたびにワンタイムパスワードが必要になります。
  7. [保存]をクリックします。

以上で Google Authenticatorアプリを利用した二段階認証が設定されました。製品ユーザーは次回コンソールにログインする際、アプリのダウンロード、QRコードの読み込みによるアプリへのセットアップキー登録の手順が表示されます。次回以降ユーザー名とパスワードを入力してログインすると、ワンタイムパスワード入力画面が表示されます。アプリのワンタイムパスワード入力するとログインできます。
 


メールによるワンタイムパスワード認証の有効化
  1. Endpoint Centralのメールサーバー設定が完了していることを確認します。また、Endpoint Centralコンソール画面にログインする製品ユーザー全員が、「管理」タブ →「グローバル設定」→「ユーザー管理」→「ユーザー」に有効なメールアドレスを登録していることを確認します。
  2. コンソール画面に Administrator 権限のあるユーザーとしてログインします。
  3. 「管理」タブ →「サーバー設定」→「メールサーバー設定」を開き、「テスト用メールアドレス」欄に自分のメールアドレスを入力して「テストメールの送信」をクリックし、テストメールが正常に送信されることを確認します。
  4. 「管理」タブ →「グローバル設定」→「ユーザー管理」→「セキュア認証」→「二段階認証」(または「2つのファクタ認証」) を開きます。
    なおEndpoint Central 11.2.2300.30以前のビルドにおいて二段階認証の有効化/無効化に関する項目が表示されない場合は、「管理」タブ →「グローバル設定」→「ユーザー管理」→「セキュア認証」→「パスワードポリシー」において、パスワード複雑性を「複雑」にします。
  5. 認証: 「有効化」を選択し、認証モード: 「E-mail」を選択します。
  6. ワンタイムパスワードの保存期間を指定します(選択式、0~180)。
    信頼されたブラウザーからのアクセスに対して、ワンタイムパスワード入力を省略できます
    ログイン時に「信頼されたブラウザー」を選択した場合、一度ワンタイムパスワードを使用してログインすると、指定日数の間ワンタイムパスワードの入力が不要になります。
    保存期間に 0日 を選択した場合、毎回ログインするたびにワンタイムパスワードが必要になります。
  7. [保存]をクリックします。

以上でメールによる二段階認証が設定されました。製品ユーザーは次回コンソールにログインする際ユーザー名とパスワードを入力すると、メールでワンタイムパスワードが送付されます。

ワンタイムパスワード(OTP)の送信先メールアドレス
ワンタイムパスワードを含むメールは、製品ユーザーの登録時に登録したメールアドレスに送信されます(参考: ユーザーのメールアドレスについて)。
登録されたメールアドレスは「管理」タブ →「グローバル設定」→「ユーザー管理」→各ユーザーの「メール」列で確認できます。宛先を変更する場合は「アクション」列の三点リーダーアイコン >「編集」から変更します。

 


二段階認証の無効化

こちらのナレッジをご覧ください。

過去の一部のビルドにおいては、二段階認証をいったん有効化すると無効化できない場合があります。
アップグレードする場合、日本国内向けリリースの最新ビルドへのアップグレードを推奨いたします。
また、評価版から製品版または無料版に移行すると、移行から9日以内に二段階認証が強制化されます。二段階認証を有効化しない場合でも、日数経過後にログインすると二段階認証の設定画面以外にアクセスできなくなります。
いったん二段階認証を有効化し、必要に応じて無効化してください。

 

その他の認証

  • ADドメイン環境の場合、ドメインコントローラーと通信することでADドメイン認証を使用できます。製品ユーザーの登録時、各ユーザーごとに選択します。詳細はユーザー追加に関するナレッジをご覧ください。
  • SAML認証が利用可能です。詳細はこちらのナレッジをご覧ください。