Windows 7拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)について/MAK keyの配布手順
この記事では、Windows 7 / Windows Server 2008 / 2008 R2 サポート終了に伴い、Microsoft社から発売されたExtended Security Updates(ESU, 拡張セキュリティ更新プログラム)を購入されたお客様が、Desktop Centralを使用してWindows 7 /Windows Server 2008 / 2008 R2 コンピューターを管理する場合について説明しています。合わせて、Desktop Centralを用いたMAK key(ESU key)の配布方法について説明しています。
Desktop Centralを用いて、Windows 7 をWindows 10にアップグレードする方法については、こちらのナレッジをご覧ください。
拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)とは
Microsoft社は、2020年1月14日にWindows 7およびWindows Server 2008 / Windows Server 2008 R2のサポートを終了しました。以降はWindows 10へのアップグレードを行うか、ESUをMicrosoft社から購入する必要があります。詳細は、以下のリンクをご覧ください。
- Windows 7 の拡張セキュリティ更新プログラムに関する FAQ(Microsoft社)
- Windows Server 2008 / 2008 R2 の拡張セキュリティ更新プログラムのよくある質問 (FAQ)(Microsoft社)
Desktop Central/Patch Manager PlusにおけるWindows 7 / Windows Server 2008 / 2008 R2 ESUの扱い
ESUを購入した場合、各コンピューターに対してMAK key(ESU key)を配布し、アクティベートする必要があります。MAK key(ESU key)を適用後は、これまでと同様にDesktop Central/Patch Manager Plusでのパッチ管理が可能となります。
(A) Desktop Centralを使用したWindows 7 MAK key(ESU key)の配布手順
以下の手順にしたがい、複数台のWindows 7へMAK key(ESU key)を配布します。
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- 「管理」タブ > リポジトリ > スクリプトリポジトリ > テンプレート を開き、右上の検索アイコンをクリックします。
- 「スクリプト名」カラムにおいて「DeployESUMAKKey.exe」を検索します。
- DeployESUMAKKey.exeにチェックを入れ、「リポジトリに追加」をクリックします。
- リポジトリ > 追加したDeployESUMAKKey.exe 行のアクション列をクリックし、「コンピューター構成の追加」をクリックします。
- カスタムスクリプト (コンピューター)を構成します
- 名前: 必要に応じて構成の名前を変更します。
- 次で指定した形式でスクリプトを実行する: リポジトリを選択します。
- スクリプト名: 選択した「DeployESUMAKKey.exe」が選択されていることを確認します。
- 引数: MAK Key(ESU key)を入力します。
- 依存ファイル, 終了コード, 間隔, 実行ユーザー: 変更せず、そのままにします。
- トラブルシューティングのためにログを取得する: かならずチェックを入れます。
- 配布/適用対象の設定: MAK Key(ESU key)を配布する対象のコンピューターを指定します。
- 実行設定: 必要に応じて変更します。
- 配布または今すぐ配布をクリックします。
- 「ホーム」タブ > 最近追加/変更した構成 より、先ほど設定した名前の構成をクリックし、ステータスを確認します。ステータスが「成功」となっていれば、MAK key(ESU key)の配布に成功しています。
(B) MAK keyのアクティベート手順
- 対象のコンピューターで、コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。
- 以下のコマンドを実行します。
slmgr /dlv
- ライセンスステータスを確認します。「Licensed」と表示されていれば、アクティベートが完了しています。
- こちらの画像と同様のウィンドウが表示されるかご確認ください。
詳細につきましては、Microsoft社のこちらの記事をご覧ください。