Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Endpoint Centralサーバーの移行方法


確認ビルド: Endpoint Central 11.2.2300.30
この記事では、Endpoint Central サーバーを他のコンピューターに変更する方法について説明しています。

Endpoint Centralサーバーの移行方法

Endpoint Central(旧Desktop Central)サーバーの移行手順

これらの手順は、Endpoint Centralオンプレミス版およびDesktop Centralオンプレミス版10.0.205以降において有効です。

  • (a) FQDN/IPアドレスを変更する場合のサーバー移行手順:
    Endpoint CentralサーバーのFQDN/IPアドレスを変更する場合や、Endpoint Centralサーバーを別のコンピューターに変更する場合にこの手順を実行します。この手順では、新旧のサーバーを一定期間並行稼働させる必要があります。
     
  • (b) FQDN/IPアドレスを変更しない場合のサーバー移行手順:
    これまでEndpoint Centralサーバーで使用していたFQDN/IPアドレスと同一のFQDN/IPアドレスをもつコンピューターにこの手順を実行します。
     
  • (c) Endpoint Centralサーバーのフォルダーパスを変更する手順:
    Endpoint Centralサーバーとして使用しているコンピューターを変更せず、Endpoint Centralサーバーのインストールフォルダーの場所を変更する場合にこの手順を実行します。
    (英語)Desktop Centralサーバーの別のドライブ/ロケーションに移行する
     
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  • (d) 変更したIPアドレス/FQDNを強制的にエージェントに反映させる手順:
    (a)の手順では、新旧サーバーの両方を一定期間並行稼働状態にすることで、各エージェントにFQDN/IPアドレスの変更を自動的に反映させます。しかし、新旧サーバーの両方を稼働状態にすることが難しい場合や、エージェントへの反映を待てないような場合、または(a)の方法を実行したものの一部のエージェントに変更が反映できなかったような場合、この(d)の手順を実行します。
エージェント・サーバー間の通信
Endpoint Centralエージェントは、Endpoint Centralサーバーがインストールされているコンピューターのサーバー情報(ホスト名 / FQDN / IPアドレス)を使用してサーバーと通信します。
これらサーバー情報のうちいずれかが変更された場合、その後のリフレッシュサイクルにおいてもエージェントはサーバーに到達可能なため、変更された情報を取得し、エージェントが保持しているサーバー情報を更新します(そのため、(a)または(b)のいずれかの方法を実行すれば、基本的に(d)の手順を実行する必要はありません)。
 
しかしながら、サーバー情報(ホスト名 / FQDN / IPアドレス)を全て変更する場合や、名前解決ができないような場合などでは、Endpoint Centralエージェントとサーバーの通信が失敗します。そうした場合に(d)の方法を実行するか、または影響を受けているエージェントをすべて再インストールします。
移行時の並行稼働におけるライセンスの扱いについて
(a)の方法では一時的に新旧両方のサーバーが並行稼働状態となります。原則として並行稼働は認めておりませんが、Endpoint Centralにおいては1週間以内に旧サーバーの稼働を停止することになるため、短期間であれば並行稼働用のライセンスは不要です。
それ以上の期間にわたって並行稼働をすることが見込まれる場合は、サポートまでお知らせください。
必要に応じて、以下のページもご覧ください。

※日本でリリースされた、現在サポート期間中のEndpoint Central (Desktop Central)は、すべて64bitアーキテクチャです。また、32bitアーキテクチャのDesktop Centralは提供を終了いたしました。