リフレッシュサイクルについて
作成日:2019年6月28日 | 更新日:2023年10月23日
確認ビルド: Endpoint Central 11.2.2300.30
本記事では、Endpoint Centralの基本的な仕様である「リフレッシュサイクル」ついて説明しています。
リフレッシュサイクルとは
リフレッシュサイクルとは、Endpoint Centralエージェントが定期的にサーバーに通信する間隔およびその通信のことを指す用語です。
Endpoint Central は、エージェントからサーバーへ定期的に通信することで、管理者が作成した構成情報(パッチやソフトウェアの配布、スキャンの実行など)を取得し、エージェントが構成を実行します。
リフレッシュサイクルに関係がある代表的な機能は以下の通りです。
- 各種「構成」機能
- スケジュールパッチスキャン
- スケジュールインベントリスキャン
- パッチ配布(「今すぐ配布」ではなく「配布」を実行した場合)
- ソフトウェア配布(「今すぐ配布」ではなく「配布」を実行した場合)
- パッチ/ソフトウェアのダウンロード
など
「今すぐ配布」「手動パッチスキャン」「手動インベントリスキャン」などの即時実行タスクは、リフレッシュサイクルに関係なく即時に実行されます。なお、一度に即時実行できるのは管理対象50台まで(パッチ配布、ソフトウェア配布、エージェントのインストール)/200台まで(その他の操作)です。
また、即時実行タスクに失敗した場合は次のリフレッシュサイクルで再試行されます。詳細は「配布」と「今すぐ配布」の違いをご覧ください。
配布ポリシーやスケジュール設定との関係
配布ポリシーの「配布ウィンドウ」やスケジュール設定で時間帯を指定している場合、設定した動作が実際に実行されるのは指定した時間帯に含まれる最初のリフレッシュサイクルのタイミングです。実行できない場合は次のリフレッシュサイクルで再試行されます。
リフレッシュサイクルの目的
エージェントごとにリフレッシュサイクルは異なるため、サーバーへの負荷低減やLAN内のネットワーク帯域幅消費の抑制などが可能です。
参考: パッチ/ソフトウェア配布時の帯域消費を抑制するには、どうすればよいでしょうか。
リフレッシュサイクルの時刻
リフレッシュサイクルは、90分間隔となります。この間隔は製品仕様であるため、変更できません。
また、リフレッシュサイクルの時刻を確認することはできません。
リフレッシュサイクルの挙動例
例えば、あるコンピューターのリフレッシュサイクルが15:00だった場合、15:00、16:30、18:00…のように90分に一度の間隔で、エージェントがサーバーに通信します。
またリフレッシュサイクルは実行タスク(パッチスキャン/パッチのインストールなど)の終了時間後から90分ごとに刻まれます。例えば15:00のリフレッシュサイクルでの実行タスクが15:15に終了した場合、次のリフレッシュサイクルの時間は16:45になります。
- 構成を作成する際の「今すぐ配布」の選択
- エージェント側から「構成の適用」をクリックすることによる即時適用: エージェント側から可能な操作 > 「構成の適用」 をご覧ください。