【構成】「配布」と「今すぐ配布」の違いについて
この記事では、構成やパッチ配布/ソフトウェア配布等の構成を適用する際にクリックする「配布」と「今すぐ配布」の違いについて説明します。
「配布」と「今すぐ配布」の違いについて
手動配布の場合、 配布構成における「スケジュール設定」 → 配布ポリシーにおけるスケジュール設定 → 「配布」または「今すぐ配布」の順で優先されます。
そのため、配布構成における「スケジュール設定」 や 配布ポリシーで日時や時間帯を設定している場合、「今すぐ配布」をクリックしても即時実行はされません。
また、配布構成におけるスケジュール設定で「指定した日時以降にインストール」や「適用の有効期限」を有効化している場合、この期間においてのみパッチのエージェントへのダウンロードやインストールの実行が有効化されます。
「配布」の動作
リフレッシュサイクル または PCの起動時(コンピューターに対する構成の場合) / ユーザーのログイン時(ユーザーに対する構成の場合) にEndpoint CentralエージェントがEndpoint Centralサーバーにアクセスし、構成情報を取得します。Endpoint Centralエージェントは、手動配布のスケジュール設定や配布ポリシーで指定された時間帯に構成を実行します。
「今すぐ配布」の動作
コンピューターに対する構成でのみ利用可能です(ユーザーに対する構成では利用できません)。
Endpoint Centralエージェントが即座にEndpoint Centralサーバーにアクセスし、構成情報を取得します。Endpoint Centralエージェントは、スケジュール設定や配布ポリシーで配布時間帯を制限していない場合、即座に構成を実行します。
「今すぐ配布」を用いて一度に配布を行うことができる対象端末の台数には制限があり、パッチ配布およびソフトウェア配布に関しては50台が上限、その他の構成は200台が上限です(配布対象が50台/200台を超える場合、画面の指示に従って配布対象を選択してください)。また、Endpoint CentralサーバーとEndpoint Centralエージェント間の通信が正常に維持されている必要があります。通信状態を確認するには、以下のナレッジをご確認ください。
- オンデマンド タスク - エージェントが利用できない
- サーバー・エージェント間の通信状態を確認する方法
- Endpoint Central エージェントのトラブルシューティングツールについて(Windows/Linuxのみ)
なお、Windows / Macエージェント / Linux側の操作で、構成を即時適用することも可能です。
- Windows:トレイアイコン(通知領域)に表示されているEndpoint Centralアイコンを右クリックし、「構成を適用」をクリックします。上記が難しい場合、Windowsクライアント上で
<エージェントのディレクトリ>\bin\cfgUpdate.exe を管理者として実行します。
*<エージェントのディレクトリ>はC:\Program Files (x86)\UEMS_Agent , C:\Program Files (x86)\DesktopCentral_Agent 等です(環境により異なります)。 - Mac:ステータスメニューのEndpoint Centralアイコンをクリックし、「構成を適用」をクリックします。
- Linux:rootとして次のコマンドを実行します。
<エージェントのディレクトリ>/bin/dcconfig refresh
例: /usr/local/desktopcentralagent/bin/dcconfig refresh
(参考:エージェント側から可能な操作 > 「設定メニューの表示」 および ステータスが「実行準備完了」から変化しない)
※ Linuxソフトウェア配布機能やLinuxパッチ配布機能など、条件によっては即時実行ができない「構成」もございます。