Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

修正パッチ(Quickfix)ファイルの適用方法


この記事では、サポートから必要に応じて提供する修正パッチ(Quickfix)ファイルをEndpoint Central (Desktop Central)への適用方法について説明しています。

修正パッチ(Quickfix)ファイルの適用方法

修正パッチとは
修正パッチ(Quickfix)は、Endpoint Centralの重大な不具合が発生した場合、回避策がないような状況で必要に応じてご提供するものです。
※ すべての不具合に対して修正パッチのご提供はいたしておりません。
※ すでに修正パッチを適用済みの環境に対して、複数の修正パッチを適用できない場合がございます。
※ 日本国内向けにリリースされた最新版にアップグレードすることで問題が解消されるような場合は、修正パッチではなく最新ビルドへのアップグレードをお願いする場合がございます。

サポートに修正パッチを依頼する場合は、以下のファイルをご共有ください。

  • <Endpoint Centralサーバーフォルダー>\conf\JarTrackerのフォルダー全体をzip化したもの
  • <Endpoint Centralサーバーフォルダー>\logs\build-history.txt

 

サポートから修正パッチを受領後、以下の手順で適用します。

  1. サポートから.qpm形式の修正パッチを受領します。
  2. Endpoint Centralサーバーにアクセスし、「スタート」→Services.mscを起動してEndpoint Central Serverサービスを停止します。
    (例)ManageEngine DesktopCentral - Server 、ManageEngine UEMS - Server
  3. Endpoint Centralサーバーにインターネット接続がない環境の場合、証明書のインストールが必要になる場合があります。「11.3.2400.33へのアップグレード手順」の「証明書のインポートが要求される場合」の手順を実行します(Endpoint Centralサーバーにインターネット接続があり、パッチDBの同期を実行可能な環境においては、この手順は必要ありません)。
  4. ダウンロードしたqpmファイル(ManageEngine_Endpoint_Central_11_1_0_SP-0_***_*****.qpm)を、< Endpoint Central Serverフォルダー>\quickfixer\qppmフォルダーに配置します。
  5. Endpoint Central Serverサービスを再起動します。この時、Endpoint Central Serverサービスの起動が完了するまで絶対にサービスを停止させないようご注意ください。
  6. Endpoint Centralにログイン後、コンソール画面にログイン後「サポート」タブを開き、一番下までスクロールして表示される「一般情報」→「詳細をアップグレード」に以下の内容が表示されていることを確認します。
    • ビルドバージョン: <ご使用中のビルド番号>
    • 種類をアップグレード: クイックフィックス

以上で修正パッチの適用が完了します。

修正パッチ適用後のアップグレードについて
修正パッチ適用後でも、そのままアップグレードが実行できるようになりました。
修正パッチ(quickfix)を適用した状態では、Endpoint Centralのアップグレードができません。
アップグレードの前に、以下の手順を実行して修正パッチをアンインストールします。

  1. Endpoint Centralサーバーにアクセスし、スタートメニュー > services.msc > Endpoint Central Serverサービスを停止します。
  2. <インストールフォルダー>\bin\UpdateManager.bat を開きます。
  3. Installed Patchesに表示されている修正パッチを選択し、Uninstallをクリックします。
  4. アンインストール後、通常のアップグレード手順を実行します。