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ソフトウェア配布の失敗 - 致命的なエラー


ソフトウェア配布の失敗 - 致命的なエラー

問題内容

ソフトウェアを配布しようとすると、次のエラーが発生しソフトウェアを配布できません。
「インストール中に致命的なエラーが発生しました」

 


原因

次のいずれか、またはいずれか複数の理由により、上記エラーが発生します;

  • (1) 以前インストールした同じソフトウェア情報が残っている
  • (2) 指定したユーザー名に、ソフトウェアをインストールする権限がない
  • (3) 対象コンピューターに以下のような問題がある
    • インストールに十分な空き容量がない
    • 一時ディレクトリ内が削除されていない
    • ロックされているファイルがマシンにある
  • (4) 以下のようなWindows Installer関連の問題がある
    • Windows Installerサービスにアクセスできない
    • Windows Installerサービスを開始できない
    • ローカルコンピューターにおいてWindows Installerサービスを開始できない
  • (5) アプリケーション関連のエラーがある

 


解決策
(1) 以前インストールした同じソフトウェア情報が残っている

こちらのナレッジの(1)をご覧ください。

(2) 指定したユーザー名に、ソフトウェアをインストールする権限がない

ユーザーアカウントにソフトウェアインストールが実行できる管理者権限があることを確認します。こちらのナレッジの(2)をご覧ください。
Windows 7、もしくはWindows Vistaコンピューターでアプリケーションをインストールしている場合、「Run As」オプションで指定したユーザー名がデフォルトのAdministrator(ユーザー名: Administrator)であり、Administratorグループのその他メンバーでないことを確認します。

(3)対象コンピューターに以下のような問題がある
  1. ソフトウェアをインストールするドライブを右クリックし(大抵の場合、C:ドライブとなります)、「プロパティ」からハードディスク容量を確認します。コンピューターにソフトウェアをインストールできる十分な空き容量がある場合、その他別の原因でこのエラーが発生していることになります。
  2. スタート > コマンドプロンプトを開きます。
  3. 「%temp%」と入力し「Enter」を押すと、ユーザーの一時フォルダの内容が一覧表示されます。「temp」と入力し「Enter」を押すと、システムの一時フォルダーの内容が一覧表示されます。
  4. 一時ディレクトリの内容を削除します(一時ディレクトリ自体を削除しないでください)。次のようにディレクトリ内のファイルとフォルダだけを削除します。
  5. バックグラウンドで稼働しているすべてのアプリケーションを閉じます。
  6. コンピューターを再起動します。
  7. インストールを再度実行します。
(4) Windows Installer関連の問題がある

Windows Installerに関連する問題を解決するには、Windows インストーラーのエラーをトラブルシューティングする方法(Microsoft社)を参照してください。

(5) アプリケーション関連の問題を解決する

MSIアプリケーションのエラーです。例えば、ユーザープロファイルのインストールを要求するアプリケーションの場合実行ユーザー情報を変えて再試行します。

れでもまだ問題を解決できない場合、問題を識別するためにログの取得を有効化します。
ソフトウェア配布 > パッケージ > パッケージを追加する からパッケージを追加する際、「詳細設定」タブ > トラブルシューティング用にログを取得する オプションにチェックを入れます。を選択してください。
ログの取得を有効化したパッケージをインストールし、取得したログにアクセスするには、次の場所に移動します。

< DesktopCentralエージェントフォルダー >\logs\

それでもまだエラーをトラブルシューティングできない場合、次の詳細情報を確認の上、弊社サポートチームまでご連絡ください;

  • Desktop Centralサーバーのログ
  • インストールが失敗したコンピューターに関連するDesktop Centralエージェントのログファイル
  • インストールしようとしたソフトウェアパッケージ

 
その他のソフトウェア配布の失敗に関するナレッジは、ソフトウェア配布の失敗を参照します。