Mac / Linux コンピュータ-へのエージェントインストールが失敗する
作成日:2019年10月30日 | 更新日:2024年5月31日
本記事では、Mac / Linux コンピュータ-へのエージェントインストールが失敗する件について、事象の原因や解決方法の一部を紹介しています。なお、Mac / Linuxエージェントのインストール方法は「エージェントインストール方法」をご覧ください。
Mac / Linux コンピュータ-へのエージェントインストールが失敗する
【事象】
MacコンピューターやLinux コンピューターにおいて、エージェントのインストールが失敗します。
【原因】
以下の原因が考えられます。
- (A) 展開に失敗する
- (B) 接続に失敗する
- ホストに到達できません(Host Not Reachable)
- ログイン失敗(Login Failure)
- (C) プッシュインストールに失敗する
【解決方法】
※はじめに、既知の不具合をご確認ください。
各原因ごとに、以下の事項を確認してください。
(A) 展開に失敗する
LinuxにインストールされているTarのバージョンが古いと、展開に失敗する場合があります。Tarをアップデートしてください。
なおEndpoint CentralのサポートするOSはシステム要件に記載されています。サポートされていないOSでは、エージェントのインストールに失敗することがあります。
(B) 接続に失敗する
「ホストに到達できません(Host Not Reachable)」または「ログイン失敗(Login Failure)」によって管理コンピューターに接続できない場合、以下の5項目をご確認ください
- ターゲットコンピューターでSSH/SCPが有効になっていることを確認する
Macコンピューターでは、[システム環境設定]-> [共有]にて、ファイル共有とリモートログインを有効にします。
- SSHクライアントを用いて、サーバーから対象のコンピューターにリモート接続できることを確認する
※ ホスト名で接続できない場合は、ネットワーク上で名前解決できるようにしてください。 - ホスト名を用いてリモート接続できるが、エージェントインストールのために指定した資格情報を用いて、接続できない場合、資格情報が有効であり、エージェント設定にて同じ資格情報を提供していることを確認する
- 資格情報として指定したユーザーに、対象コンピューターにアクセスするためのroot権限またはsudo権限があることを確認する
- 指定したユーザーがrootの場合、対象コンピューターのターミナルにて、confファイル(/etc/ssh/sshd_config)を開き、PermitRootLoginがyesに設定されていることを確認する
(C) プッシュインストールに失敗する
エージェントを対象コンピューターにプッシュインストールできない場合、以下の3項目についてご確認ください。
- 資格情報として指定したユーザーに、対象コンピュータ-のホームディレクトリへのアクセス権限がない可能性があるため、該当ユーザーでSSH接続を行い、カレントディレクトリにてファイルコピーが可能か確認する
- エージェントをプッシュインストール中に対象コンピューターとの通信が切断される
- 対象コンピューターに十分なディスク領域がない