配信サーバーのシステム要件
作成日:2020年12月21日 | 更新日:2024年9月2日
質問
配信サーバーの要件について教えてください。
回答
配信サーバーのシステム要件(ハードウェア要件・ソフトウェア要件)についてはシステム要件のページを参照してください。
なお、配信サーバーをインストール可能なOSについては Windows Serverのみ となります。また、システム要件に加えて、以下の点にもご注意ください。
- 配信サーバーは、IPアドレスが固定されたコンピューターにインストールする必要があります。
- 配信サーバーには、ダウンロードしたパッチファイルを保持する「パッチリポジトリ」、作成したソフトウェアパッケージを保持する「ソフトウェアリポジトリ」があります。
- リポジトリの必要とするストレージサイズは、利用状況によって大きく異なります(システム要件で記載されているサイズには、リポジトリのサイズは含まれません)。
- リポジトリを別のドライブに変更することも可能ですが、配信サーバーと同一コンピューター内に指定することを推奨します。
- セキュリティの確保のため、リポジトリへのアクセス権限の設定にご注意ください(Everyoneに対して「読み込み」「実行」権限を付与しますが、「書き込み」権限を必要以上のユーザーに付与しないようご注意ください)。
- 配信サーバーをインストール後、配信サーバーフォルダーをアンチウイルスソフトの例外に登録する必要があります。また、エージェントが配信サーバーにアクセスするために使用する宛先ポートを開放します。
- プロキシサーバーのある環境でEndpoint Centralを使用する場合、リモートオフィスの設定においてプロキシの情報を入力します。プロキシの情報を変更した場合、関連するリモートオフィスの配信サーバー/すべてのエージェントを再インストールする必要があります(そのため、あらかじめプロキシ設定を完了させてからエージェント・配信サーバーをインストールします)。
- 配信サーバーのインストール方法はこちらを参照してください。
- 配信サーバーを別のコンピューターに移動する際はこちらを参照してください。
配信サーバーの設置目的
配信サーバーは、Endpoint Centralで管理する対象の1拠点あたりのコンピューター台数が多く、消費帯域幅を抑えたい場合に設置します。
なお、配信サーバーの追加にあたってライセンス費用は発生しません(配信サーバーはライセンスの課金対象ではありません)。
配信サーバーは、Endpoint Centralで管理する対象の1拠点あたりのコンピューター台数が多く、消費帯域幅を抑えたい場合に設置します。
なお、配信サーバーの追加にあたってライセンス費用は発生しません(配信サーバーはライセンスの課金対象ではありません)。
日本法人の提供する技術サポートにおいて、配信サーバーでサポートするOSを Windows Server OS のみに制限しております。
※本情報は、システム要件ページにも記載いたしております。
※本情報は、システム要件ページにも記載いたしております。
グローバル本社では、Windows 10, Windows 11 等のクライアント OS もサポートしているため、クライアントOSに配信サーバーをインストールして利用すること自体は可能です。しかしながら、日本法人では以下の理由から技術保守サポートを提供いたしかねます。
- 日本法人として、クライアント OS を配信サーバーに設定した場合の動作検証を行っておりません。
- 本サービスはグローバルにて使用されており、グローバルでの要望やニーズに対応するため、開発元であるグローバル本社の意向によって急な仕様変更などが発生する可能性がございます。
バージョンアップ後に配信サーバーとして利用できる対象がサーバー OS のみに限定される可能性が否定できず、その場合サーバーOSを新しくご用意いただく必要があり、お客様にとってインパクトが大きいと考えられます。 - 通常のコンピューターと同様に利用されているクライアント OS のコンピューターを配信サーバーにした場合、当該コンピューターのシャットダウン/再起動などの際には、当該配信サーバー配下のコンピューターのパッチ配布/ソフトウェア配布が停止します。そのため、お客様の想定したスケジュール通りにパッチを配信できないなどの問題が発生する可能性がございます。
配信サーバーは固定 IP アドレスを必要とし、多くのディスク領域を必要とします。また、パッチ配布/ソフトウェア配布/エージェント更新の際には配下エージェントからのアクセスが集中する場合がございます。安定した稼働を実現するため、日本法人では サーバー OS の利用を前提としたサポートを提供しております。