配信サーバーの移行
この記事では、配信サーバーを他のドライブや、他のコンピューターに移行(移動)する方法について説明しています。なお、配信サーバーがインストールされているコンピューターの名前を変更する場合も、この手順で対応します。
配信サーバーの移行
A. 同一コンピューターの別ドライブに移動する場合
- コンソール画面にログインし、エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィス を開きます。
- 配信サーバーを移動したいリモートオフィスについて、配信サーバーのインストーラーをダウンロードします。
- 配信サーバーのインストーラーのダウンロード完了後、配信サーバーが稼働しているコンピューターにアクセスします。
- スタート > コントロールパネル > プログラムのアンインストール より、配信サーバー(Distribution Server)をアンインストールします。
- 配信サーバーのアンインストール完了後、ダウンロードしておいたインストーラーを実行して配信サーバーをインストールします。
- 配信サーバーのインストール時にパスを指定できます。移行先のパスを指定します。
- インストール完了後、スタート > Services.msc を開き、配信サーバーサービスを停止します。
- これまで配信サーバーがインストールされていたパスの"replication" フォルダーを新しいパスにコピーします。
- コピー完了後、スタート > Services.msc を開いて配信サーバーサービスを開始します。
この手順を飛ばすことも可能です。replicationフォルダーを手動でコピーしない場合、配信サーバーは既存データすべてをダウンロードするため、一時的にネットワーク帯域幅消費が大きくなる場合があります。
以上で、配信サーバーの別ドライブへの移動が完了します。
B. 他のコンピューターに移行する場合
- コンソール画面にログインし、エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィス を開きます。
- 配信サーバーを移動したいリモートオフィスについて、アクション列の三点リーダーアイコン > 編集 をクリックします(IPアドレスやコンピューター名等に変更が無い場合、手順5まで進みます)。
- コンピューター名やIPアドレスに変更がある場合は、配信サーバーの詳細を編集します。
- 「編集」をクリックして変更内容を保存します。
- 配信サーバーのインストーラーをダウンロードし、新たに配信サーバーとするコンピューターにコピーします。
- 現在の配信サーバーにアクセスし、 スタート > コントロールパネル > プログラムのアンインストール より、配信サーバーをアンインストールします。
- 現在の配信サーバーのアンインストールが完了したら、新たに配信サーバーとするコンピューターにおいてインストールを実行します。
- インストール完了後、スタート > Services.msc を開き、配信サーバーサービスを停止します。
- これまで配信サーバーがインストールされていたコンピューター内の replication フォルダーの内容を新しい配信サーバーの replicationフォルダー内にコピーします。(コピー前後で、replicationフォルダーのパスは同じである必要があります。)
- コピー完了後、スタート > Services.msc を開いて配信サーバーサービスを開始します。
以上で、配信サーバーの別ドライブへの移動が完了します。
配信サーバー配下のエージェントの挙動
配信サーバーのあるリモートオフィスに所属するエージェントは、これまでの配信サーバーに対して通信を実行しますが、配信サーバー到達できない場合にEndpoint Centralサーバーと通信し、更新された配信サーバーの情報を取得します。
配信サーバーのあるリモートオフィスに所属するエージェントは、これまでの配信サーバーに対して通信を実行しますが、配信サーバー到達できない場合にEndpoint Centralサーバーと通信し、更新された配信サーバーの情報を取得します。