Firewall Analyzer ナレッジベース

VPN機能:利用シーンに応じた活用Tips


対象

バージョン12

概要

Firewall Analyzerに実装されているVPN関連の機能で、
以下の各利用シーンに応じた参照手順、設定手順を解説します。

【各利用シーン】

ActiveなVPN利用者を把握したい

  1. [インベントリ]→[装置] 画面にて、対象機器をクリックし、装置スナップショット画面に遷移
  2. 画面上部のタブより、[VPN]を選択
  3. 項目 [アクティブVPNユーザーより、Active状態のVPNユーザーを確認

ビルド12.5.150をご利用の場合、
[レポート]→[VPNReports]→[Active VPN Users]画面からも同様に、Active状態のVPNユーザーが確認できます。

VPN利用者の各セッションの開始/終了時刻を把握したい

  1. [インベントリ]→[装置] 画面にて、対象機器をクリックし、装置スナップショット画面に遷移
  2. 画面上部のタブより、[VPN] を選択
  3. 項目 [VPNセッションより、各ユーザーのVPNセッション開始/終了時刻を確認

 

上記のセッションは、[レポート]→[カスタムレポート] より、
レポートタイプ[VPNユーザーのトランザクションレポート]を選択し、定期出力が可能です。

 

ビルド12.5.150以降をご利用の場合、
[レポート]→[VPN Reports]配下の[VPN Sessions]レポートからも同様のデータが参照が可能です。
※[VPN Sessions]レポートの場合、ActiveなVPNユーザーもレポート内に表示されます。

一定時間に通信量の多いVPN利用者を特定したい

  1. [レポート]→[FWAレポート]画面に遷移し、対象機器とレポートタイプ[VPNレポートを選択
    ウィジェット「トップVPNユーザー」を参照します。
    ※ビルド12.5.150をご利用の場合、[レポート]→[VPNReports]→[VPNレポート]の[トップVPNユーザー]をご参照ください。
  2. ウィジェットの拡張アイコンまたは[表示すべて]をクリックし、全ユーザーを表示
    ※利用バイト数の多いユーザーを順に表示します。

[レポート]→[カスタムレポート]より、[VPNレポート]を選択し、定期出力することで、
利用量の多いユーザーの傾向分析に活用いただけます。

 

VPN接続に失敗している怪しい利用者を特定したい

  1. [レポート]→[FWAレポート] 画面に遷移し、対象機器とレポートタイプ[VPNレポート]を選択
    ウィジェット[トップVPN接続失敗ユーザー]を参照します。
    ※ビルド12.5.150をご利用の場合、[レポート]→[VPNReports]→[VPNレポート]の[トップVPN接続失敗ユーザー]をご参照ください。
  2. ウィジェット上でユーザーをクリックし、ドリルダウンすることで、生ログベースの情報を特定

VPNセッションのリクエスト傾向を知りたい

  1. [レポート]→[FWAレポート]画面に遷移し、対象機器とレポートタイプ[VPNトレンドレポート]を選択
    ※ビルド12.5.150をご利用の場合、[レポート]→[VPNReports]  の[VPNトレンドレポート]をご参照ください。

※過去24時間/7日間/30日間/1年間単位のウィジェットがございます。

[レポート]→[カスタムレポート]より、[VPNトレンドレポート]を選択し、定期出力することで、
VPN利用数(セッションリクエスト数)の傾向分析に活用いただけます。

業務時間外のVPN通信が発生した際に、アラート通知を行ないたい

本項では、[異常アラート]について記載していますが、
ビルド12.5.221以降、[通常アラート]のフィルターに[時刻]が追加され、業務時間/時間外を選択できるようになりました。

  1. 企業で定めている業務時間を設定
    [設定]→[システム]→[業務時間]画面に遷移し、開始/終了時刻を入力し保存
  2. [設定]→[その他]→[アラートプロファイル]画面より、VPN通信に関するプロファイルを設定
  3. 任意のプロファイル名を入力し、プロファイルタイプ[異常アラート]、対象機器を選択
  4. 異常レポートタイプ[VPNレポート]、[日時_次の値に等しい_業務時間外]を選択
  5. アラートを発報するしきい値を設定
    ※今回は例として、1時間に5ヒットした場合に発報する設定をします。

    異常アラートのしきい値サンプルに関しては、こちらをご参照ください。

  6. 最後に通知タイミング(アラート回数)と通知設定を行ない、保存
  7. メール通知を選択した場合、アラートが発報されると、以下のようなメールが通知されます。

 

業務時間設定では、曜日は考慮されていないため、上記設定では休日の日中は対象外となります。
土日のみを対象とする場合、フィルターの日時にて[週末]を選択したプロファイルを別途作成してください。

 

上記、ぜひご活用いただければと思います。