OpManager ナレッジベース

脆弱性CVE-2022-36923について


概要

OpManagerにおける、脆弱性CVE-2022-36923(以下「本脆弱性」)の詳細と対応についてご案内いたします。
本脆弱性の本社開発元による告知(英語)はこちらをご参照ください。

  • 対象ビルド : 12.5.605 / 12.5.476 
  • 対象Edition : 全て

ビルド番号の確認手順はこちら
国内のリリースビルドはこちら

目次

 

脆弱性の詳細と影響

本脆弱性は、認証機能の迂回(バイパス)に関する脆弱性です。
OpManager内で適切なリクエスト処理が実行されない事に起因して、ユーザーAPIキーへの非認証アクセスが可能となります。
これによって、ユーザーのAPIキーが認証なしに取得され、外部APIからアクセスされる危険性があります。

本脆弱性は、APIキーを一度も使用していない環境にも影響します。
該当するビルドを利用している場合、使用状況にかかわらず製品のアップグレード(後述)を強く推奨します。

脆弱性への対応手順

本脆弱性は、ビルド12.5.606にて修正済みです。
修正ビルド12.5.606は2022年8月5日に正式リリースされました。

本脆弱性の回避のため、ビルド12.5.606以降へアップグレードの上、
OpManagerで作成された全ユーザーを対象にAPIキーを再作成してください。

APIキーの再作成は、ユーザーアカウント毎に行う必要があります。
REST API等でAPIキーを使用している場合、再作成したものを既存のAPIキーと置き換えてください。
  1. ビルド12.5.606以降へアップグレード
    アップグレード手順はこちらをご参照ください。

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  2. [製品UI] → 画面右上の[歯車アイコン] → [Rest APIキー] → [キー再作成]をクリック