SNMPのディスク容量監視でTB(テラバイト)規模のディスクを監視できない
作成日:2015年12月24日 | 更新日:2023年8月9日
この問題は、ビルド12.6.288にて修正され、現在はTB規模のディスク容量の監視に対応しています。
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現象
SNMPのディスク監視でTBのディスクを監視できない。
原因
ディスク使用率は次のナレッジの通り、
.1.3.6.1.2.1.25.2.3.1.5(hrStorageSize)と
.1.3.6.1.2.1.25.2.3.1.4(hrStorageAllocationUnits) の積で算出しています。
・ディスク使用率監視の仕様
https://www.manageengine.jp/support/kb/OpManager/?p=366
hrStorageSizeは、Integer32で定義されていますが
2147483647 より大きい値がエージェントによって保存した場合、負の値を返します。
hrStorageAllocationUnitsは、ディスクの設定によって512、1024、2048、4096等異なりますが、
hrStorageSizeが負の値の場合、hrStorageAllocationUnits と hrStorageSize の積はマイナスとなるためOpManagerでは処理を行う事ができません。
例えば、
hrStorageSize=3000000000
hrStorageAllocationUnits=1024
の場合、ディスクサイズは約2.8TB(2861GB)となりますが、
エージェントはhrStorageSizeを負の値で返すため、OpManagerでは値を管理することができません。
上記は、SNMPの仕様によるものです。
※装置ディスクのhrStorageAllocationUnitsの値によってSNMP監視で対応可能な上限は異なるため、一概に XX TB以上は対応不可ということはございません。
TB以上のディスク監視につきましてはWMIまたはCLIで監視を行う事が可能です。
【対応リリース】 すべて
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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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