Linuxエージェントのインストール方法
作成日:2022年12月5日 | 更新日:2022年12月5日
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この記事では、Patch Manager Plus オンプレミス版の Linuxエージェントのインストール方法について説明しています。
Linuxエージェントのインストール
Linuxエージェントインストール方法は 4 通りあり、それぞれ適した条件が異なります。
(A) 端末ごとにbinファイルを実行する手動インストール
インストール準備
- エージェントタブ > 設定 > エージェント設定 を開き、 「Linuxエージェントの設定」をクリックします。
- 「ネットワーク上のLinuxの管理設定」: 既定ワークグループのlinuxosgroupを選択するか、または新たに作成したワークグループ/ドメインを選択します。
※手動インストールでは認証情報を使用しないため、何も選択せずに保存します。
インストール
- エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィス をクリックします。
- 管理対象を所属させたいリモートオフィスの「エージェントのダウンロード」列に表示されたPCアイコンをクリックし、 Linuxアイコンを選択してのzipをダウンロードします(zipファイル名はリモートオフィスによって異なります。また、zipファイル名を変更しても問題ありません。)
- ダウンロードされたzipファイルを、エージェントをインストールするLinux端末へ送付します。
- Linuxコンピューターでターミナルを開き、rootユーザーとしてログインします(またはsudoerユーザーとしてログインし、必要に応じてsudoコマンドを実行します)。
- 送付したzipがあるディレクトリに移動します。
(例)cd /usr/local/agents
- 次のコマンドを実行し、zipファイルを解凍します。(以下、ファイル名がLocalOffice_UEMSLinuxAgent.zipの場合の例を示します)
sudo unzip -e LocalOffice_UEMSLinuxAgent.zip
- binファイルとserverinfo.jsonが同ディレクトリに保存されていることを確認し、次のコマンドを実行してbinファイルに実行権限を付与します。
sudo chmod +x LocalOffice_UEMSLinuxAgent.bin
- 次のコマンドを実行し、binファイルを実行します。
sudo ./LocalOffice_UEMSLinuxAgent.bin
以上の操作をPCごとに実行することで、エージェントがインストールされます。
(B) コンソール画面からのプッシュインストール
既知の不具合により、Linuxへのプッシュインストールは利用できません。(C)または(A)の方法を代わりに実行します。
エージェント端末のSSH接続を許可する必要があります(ポート番号は22から変更しない)。エージェント端末には最新版のOpenSSHがインストールされている必要があります。PC名を指定するため、名前解決ができる環境が必須になります。リモートオフィスへのエージェント配布には、(A) または (C)の方法を実行します。資格情報にrootを登録し、rootを用いてエージェントのプッシュインストールを実行する場合、/etc/ssh/sshd_config を開き、 PermitRootLogin yesにする必要があります。資格情報はエージェントのインストール/アンインストール時のみでしか使われませんが、資格情報が端末ごとに異なる場合、「Linuxエージェントの設定」にて都度認証情報を変更する必要があります。
インストール準備
「管理」タブ > SoM設定の「エージェント設定」 > 「Linuxエージェントの設定」をクリック「Linuxコンピューターのドメイン/ワークグループを選択」にて、既定ワークグループのlinuxosgroupを選択「資格情報を追加」をクリックして任意の資格情報名を入力/登録済みの「認証情報」を選択
※ 選択した認証情報で対象のLinuxにエージェントインストールを実行します。正しい認証情報を選択しているかご確認ください。インストール対象の端末で管理者権限を持つ(またはrootユーザー)ユーザー名とパスワードを入力「変更を保存」ボタンをクリック認証情報にて、作成した資格情報を選択「変更を保存」ボタンをクリック
インストール
「管理」タブ > SoM設定の「管理対象」 > 「PC」をクリック「PCを追加」ボタンをクリックドメインにて、linuxosgroupを選択「コンピューター名を入力します」にてコンピューターを入力し、キーボードのEnterを押す「次」ボタンをクリック「エージェントをインストール」ボタンをクリック
以上が、画面からエージェントをプッシュインストールする方法になります。
(C) ツールを使用し、IPアドレスを指定してインストールする方法
ツールを使用して、Linuxに対してLANエージェント/WANエージェントをインストールできます。インストール対象の指定にはホスト名またはIPアドレスを入力し、認証にはユーザー名/パスワードのほか、SSHキーによる認証も選択可能です。
エージェントインストールの準備
エージェントをインストールする対象のLinuxに対して、SSH接続が可能なWindowsコンピューターが必要です。
SSHキーを使用した認証の場合は、公開鍵・秘密鍵をそれぞれ保持している必要があります。
インストール対象のホスト名一覧またはIPアドレスを事前に把握しておく必要があります。
エージェントのインストール手順
- エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィス をクリックします。
- 管理対象を所属させたいリモートオフィスの「エージェントのダウンロード」列に表示されたPCアイコンをクリックし、 Linuxアイコンを選択してのzipをダウンロードします(zipファイル名はリモートオフィスによって異なります。また、zipファイル名を変更しても問題ありません。)
- こちらのツールをダウンロードし、解凍します。
- ダウンロードしたエージェントファイルを解凍し、ファイルをすべてLinux_Agent_Push_Installation_Toolフォルダーにコピーします。
- コマンドプロンプトを管理者として実行し、 LinuxAgentPushInstaller_32bit.exe を実行します。
ポート開放が必要ですが、sshキーを使用する場合のポート番号は22番以外も指定可能です。ポート番号は、LinuxAgentPushInstaller_32bit.exe <port> の形式で指定します。アンチウイルスソフトにブロックされる場合は、実行を許可します。 - 数字キーを押してインストールモードを選択します。
- 1. コンピューター名を指定してインストールする (ユーザー名/パスワードによる認証)
- 2. コンピューター名を指定してインストールする (SSHキーによる認証)
- 3. IPアドレス範囲を指定してインストールする (ユーザー名/パスワードによる認証)
- 4. IPアドレス範囲を指定してインストールする (SSHキーによる認証)</li?
- 5. 終了
注意事項
- コンピューター名の指定について
- 以下の例のように、コンピューター名は改行区切りで入力します。また、最終行には空行が必要です。
hostname,agent_installation_dir
<ホスト名>,<エージェントインストールディレクトリ(任意)>
(例)
hostname,agent_installation_dir
PC01,
PC02,/opt
- IPアドレス範囲の指定
- IPv4アドレスにのみ対応しています。
- 範囲の終了IPも入力する必要があります。
- SSHキーの使用方法
- SSHキーは、公開鍵がエージェントマシンのauthorized_keysディレクトリに保存されている必要があります。
- 現在ログインしているユーザーのhomeディレクトリに存在する秘密鍵が使用されます。異なる秘密鍵を使用する場合は、フルパスを指定します。
- 秘密鍵が暗号化されている場合は、パスワードの入力が必要になりますが、暗号化されていない場合は空欄となります。
- ユーザーがsudoユーザーの場合、NOPASSWDオプションが有効化されている必要があります(rootユーザーの場合は必要ありません)。
(D) エージェントがインストールされたLinuxコンピューターイメージの作成方法
以下のDesktop CentralエージェントがインストールされたLinuxコンピューターイメージの作成方法の記事をご覧ください。