Windows 10 22H2 Feature Updateの適用方法
作成日:2023年5月31日 | 更新日:2023年5月31日
この記事ではPatch Manager Plusを使用して、特にWindows 10 October 2022 Update(22H2)を適用する方法について説明しています。
Windows 10 22H2 Feature Packの適用
前提条件
- Windows 10 22H2のシステム要件
Microsoft社のこちらのページから、Windows 10 のシステム要件を満たしていることを確認します。 - パッチDBの設定において、Feature Updateにチェックが入っている
管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > 管理するパッチの種類を選択する > Windows において、Feature Packsが選択されていることを確認します。 - パッチの拒否設定において、Feature Packを拒否済みに設定していない
パッチの拒否を設定すると、指定したパッチは配布の対象外となります。 - レジストリでWindows の特定のバージョンをブロックしている場合、レジストリのバージョン指定で22H2が許可されている
レジストリの値を手動またはPatch Manager Plusの機能を使用して変更している場合、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\TargetReleaseVersionInfo の値に注意が必要です。
こちらのマイクロソフト社公式ページに記載の「前提条件」を満たしている場合、パッチID: 110037 または 110036 を配布することにより、簡便に22H2 へのアップグレードを行うことが可能です。
Feature Updateの適用手順
Feature Update(機能更新プログラム)の配布には依存パッチ(isoファイル)が必要となります。依存パッチのパッチリポジトリへのダウンロード完了後、Feature Updateを配布します。詳細な手順は以下の通りです。
- 依存パッチ(isoファイル)を自動的にダウンロードする方法につきましては、こちらをご確認ください。
なお、Patch Manager Plus 10.0.319より前のビルドの場合は、すべてのEditionに対して自動ダウンロードがご利用いただけません。以下の手順を実行します(ダウンロードしたファイルを以下の表にて「その他のエディション」に記載されているファイル名に置換します)。isoファイルを手動ダウンロードする場合- Microsoftボリュームライセンスサービスセンターにアクセスし、Windows 10 22H2 isoファイルをダウンロードします。詳細はMicrosoftのこちらの記事をご覧ください。
- Patch Manager Plusサーバー内(または 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 > ダウンロード設定 にて指定したフォルダー)のパッチリポジトリを開き、ダウンロードしたisoファイルを手動でコピーします。
- isoファイルの名前を次のように変更します。
言語 Enterprise Edition その他のEdition 日本語 32bit版:
110047-Win10_22H2_Jp_enterprisex32.iso
64bit版:
110043-Win10_22H2_Jp_enterprisex64.iso32bit版:
110045-Win10_22H2_Jpx32.iso
64bit版:
110041-Win10_22H2_Jpx64.iso英語 32bit版:
110047-Win10_22H2_en_enterprisex32.iso
64bit版:
110043-Win10_22H2_en_enterprisex64.iso32bit版:
110045-Win10_22H2_enx32.iso
64bit版:
110041-Win10_22H2_enx64.isoその他の言語 こちらのページから"Language wise ISO file name table"表をご確認ください(英語)。
- Windows 10 22H2 Feature Updateを配布します。通常のパッチと同様に、手動配布と自動配布が選択可能です。
手動配布
- パッチタブ > 欠落パッチ または パッチタブ > サポート済みパッチ を開きます。
- 以下のいずれかのパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID:110048 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update for enterprise (x86)
- パッチID:110046 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update (x86)
- パッチID:110044 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update for enterprise (x64)
- パッチID:110042 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update (x64)
- パッチID:110040 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) Enterprise - October 2022 Update - Online Installer
- パッチID:110038 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update - Online Installer
- パッチID:110037 Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x86)
- パッチID:110036 Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x64)
詳細な設定はパッチの手動配布をご確認ください。
自動配布
Feature Updateの自動配布は非推奨です。手動配布をご利用ください。
- 配布タブ > パッチ配布の自動化 を開きます。
- タスクの作成 > Windows をクリックし、アプリケーションを選択する > Microsoft においてFeature Packsにチェックを入れます。
- その他の項目を入力し、自動配布タスクを構成します。
依存パッチがパッチリポジトリに保存されると、タスクで指定した対象/時間帯において、Feature Packの自動配布が実行されます。