Patch Manager Plus オンプレミス版 ナレッジベース

Windows 10 22H2 Feature Updateの適用方法


この記事ではPatch Manager Plusを使用して、特にWindows 10 October 2022 Update(22H2)を適用する方法について説明しています。

Windows 10 22H2 Feature Packの適用

前提条件
  • Windows 10 22H2のシステム要件
    Microsoft社のこちらのページから、Windows 10 のシステム要件を満たしていることを確認します。
  • パッチDBの設定において、Feature Updateにチェックが入っている
    管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > 管理するパッチの種類を選択する > Windows において、Feature Packsが選択されていることを確認します。
  • パッチの拒否設定において、Feature Packを拒否済みに設定していない
    パッチの拒否を設定すると、指定したパッチは配布の対象外となります。
  • レジストリでWindows の特定のバージョンをブロックしている場合、レジストリのバージョン指定で22H2が許可されている
    レジストリの値を手動またはPatch Manager Plusの機能を使用して変更している場合、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\TargetReleaseVersionInfo の値に注意が必要です。

 

こちらのマイクロソフト社公式ページに記載の「前提条件」を満たしている場合、パッチID: 110037 または 110036 を配布することにより、簡便に22H2 へのアップグレードを行うことが可能です。

Feature Updateの適用手順

Feature Update(機能更新プログラム)の配布には依存パッチ(isoファイル)が必要となります。依存パッチのパッチリポジトリへのダウンロード完了後、Feature Updateを配布します。詳細な手順は以下の通りです。

  1. 依存パッチ(isoファイル)を自動的にダウンロードする方法につきましては、こちらをご確認ください。
    なお、Patch Manager Plus 10.0.319より前のビルドの場合は、すべてのEditionに対して自動ダウンロードがご利用いただけません。以下の手順を実行します(ダウンロードしたファイルを以下の表にて「その他のエディション」に記載されているファイル名に置換します)。

    isoファイルを手動ダウンロードする場合

    1. Microsoftボリュームライセンスサービスセンターにアクセスし、Windows 10 22H2 isoファイルをダウンロードします。詳細はMicrosoftのこちらの記事をご覧ください。
    2. Patch Manager Plusサーバー内(または 管理タブ > パッチ設定 > クリーンアップ設定 > ダウンロード設定 にて指定したフォルダー)のパッチリポジトリを開き、ダウンロードしたisoファイルを手動でコピーします。
    3. isoファイルの名前を次のように変更します。
      言語 Enterprise Edition その他のEdition
      日本語 32bit版:
      110047-Win10_22H2_Jp_enterprisex32.iso
      64bit版:
      110043-Win10_22H2_Jp_enterprisex64.iso
      32bit版:
      110045-Win10_22H2_Jpx32.iso
      64bit版:
      110041-Win10_22H2_Jpx64.iso
      英語 32bit版:
      110047-Win10_22H2_en_enterprisex32.iso
      64bit版:
      110043-Win10_22H2_en_enterprisex64.iso
      32bit版:
      110045-Win10_22H2_enx32.iso
      64bit版:
      110041-Win10_22H2_enx64.iso
      その他の言語 こちらのページから"Language wise ISO file name table"表をご確認ください(英語)。
  2. Windows 10 22H2 Feature Updateを配布します。通常のパッチと同様に、手動配布と自動配布が選択可能です。
    手動配布
    1. パッチタブ > 欠落パッチ または パッチタブ > サポート済みパッチ を開きます。
    2. 以下のいずれかのパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
      • パッチID:110048 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update for enterprise (x86)
      • パッチID:110046 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update (x86)
      • パッチID:110044 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update for enterprise (x64)
      • パッチID:110042 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update (x64)
      • パッチID:110040 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) Enterprise - October 2022 Update - Online Installer
      • パッチID:110038 Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update - Online Installer
      • パッチID:110037 Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x86)
      • パッチID:110036 Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x64)

      詳細な設定はパッチの手動配布をご確認ください。

    自動配布

    Feature Updateの自動配布は非推奨です。手動配布をご利用ください。

    1. 配布タブ > パッチ配布の自動化 を開きます。
    2. タスクの作成 > Windows をクリックし、アプリケーションを選択する > Microsoft においてFeature Packsにチェックを入れます。
    3. その他の項目を入力し、自動配布タスクを構成します。
    依存パッチがパッチリポジトリに保存されると、タスクで指定した対象/時間帯において、Feature Packの自動配布が実行されます。