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プライベート認証局の証明書をインストールする方法


プライベート認証局の証明書(Microsoft証明書サービス)をインストールするための手順は以下の通りです。

  1. ADAudit PlusのSSLポートを有効化
  2. 証明書の要求
  3. Microsoft証明書サービス(内部認証局)で証明書の発行
  4. ADAudit Plusに対する証明書の適用

ADAudit PlusのSSLポートを有効化:

  1. ADAudit Plusを起動します。
  1. "管理"タブ->接続をクリック->[SSLポートを有効にする]にチェックを入れ、設定を保存します。
    (デフォルトポート番号は8444です。)

メモ:変更前に指定するポートが開いていることを確認してください。

  1. ADAudit Plusを停止します。
    ("スタート"->すべてのプログラム->ADAudit Plus->Stop ADAudit Plusをクリックします。)

証明書の要求:

  1. ".keystore"と".csr"ファイルを作成するため、コマンドプロンプトから
    "<ADAudit Plusインストールディレクトリ>\jre\bin"フォルダへ移動します。
    ".keystore"ファイルを作成するため、以下のクエリーを実行してください。
keytool -genkey -alias tomcat -keypass <key passwordを指定> -keyalg RSA -keysize 2048 -validity 1000 –keystore <keystore名を指定>.keystore

メモ:「-validity 1000」では、証明書の有効日数を示しております。こちらの場合は、有効日数が1000日となっております。

以下の項目に対して入力が要求されます。

  • 姓名
  • 組織単位
  • 都市名または地域名
  • 州名または地方名
  • 国番号(日本の国番号は”JP”です)

内容に間違いがなければ、最後に"yes"と入力します。

メモ:クエリーを実行後、keystore passwordの入力が要求されるので、先ほど指定したkey passwordを入力します。(パスワードには単語文字を使用してください。)

メモ:"姓名を入力してください"という要求については、ADAudit Plusがインストールされているマシン名、あるいはFQDNを指定することも可能です。

  1. ".csr"(Certificate Signing Request) ファイルを作成するために以下のクエリーを実行してください。
keytool -certreq -alias tomcat -keyalg RSA -keystore < keystore名 >.keystore -file <csr名を指定>.csr

 

Microsoft証明書サービス(内部認証局)で証明書の発行:

  1. Microsoft証明書サービス(http://<サーバー名>/certsrv/)にアクセス->証明書を要求する"をクリックします。図101
    ※<サーバー名>はWindowsのWebサービス(IIS)や証明書サービスがインストールされている
    サーバーを指定します。
  1. "証明書の要求の詳細設定を送信する"をクリックします。図102
  1. "保存された要求:"に、".csr"ファイルの内容をコピー&ペーストします。
    "証明書テンプレート:"は、"Webサーバー"を選択して、"送信"ボタンをクリックします。
    図104

メモ:テキストエディタから".csr"ファイルを開き、内容をコピー後"保存された要求:"にペーストします。

  1. 証明書の発行後、"PKCS #7"タイプをダウンロードするために"証明書チェーンのダウンロード"をクリックします。
    図105

メモ:"<ADAudit Plusインストールディレクトリ>\jre\bin"フォルダの下に証明書をコピー&ペーストします。

  1. 右上の"ホーム"リンクをクリック->"CA 証明書、証明書チェーン、または CRL のダウンロード"をクリックします。
    "CA証明書のダウンロード"リンクをクリックして、ルート証明書を保存します。
    図103

メモ:"<ADAudit Plusインストールディレクトリ>\jre\bin"フォルダの下に証明書をコピー&ペーストします。

  1. プライベート認証局の証明書を".keystore"ファイルにインポートするため、
    コマンドプロンプトから"<ADAudit Plusインストールディレクトリ>\jre\bin"フォルダへ移動します。
    ".keystore.file"に証明書をインポートするため、以下のクエリーを実行します。
Keytool –import –trustcacerts –alias tomcat –file certnew.p7b –keystore <keystore名>.keystore
  1. Java cacertsファイルの中の証明書信頼リストの中にルート証明書を追加します。
    証明書信頼リストに追加するため以下のクエリーを実行します。
keytool -import -alias <内部CA> -keystore ..\lib\security\cacerts -file certnew.cer


図106

メモ:プライベート認証局名は"certnew.cer"から確認できます。クエリーを実行後に要求されるパスワードは"changeit"と入力します。

 

ADAudit Plusに対する証明書の適用:

  1. "<ADAudit Plusインストールディレクトリ>\jre\bin"フォルダの中の".keystore"ファイルをコピーし、
    "<ADAudit Plusインストールディレクトリ>\conf"フォルダへペーストします。
  1. server.xml”をコピーし、“server.xml_bak”にリネームします。
  1. "server_xml"をテキストエディタ(メモ帳以外)から開き、
    "keystoreFile"の値を"./conf/<keystore名>.keystore"に変更します。
  1. "keystorePass"の値を、keystore作成の際パスワードとして指定した値に置き換えます。
  1. server.xmlファイルを保存して、ADAudit Plusを起動します。