製品フォルダーを別ドライブや別サーバーに移行する手順
作成日:2017年6月27日 | 更新日:2023年3月23日
本ナレッジでは、製品フォルダーを別ドライブや別サーバーに移行する手順をご説明します。
移行例)
- Cドライブ上に保存しているインストールフォルダーを、Dドライブ上に移行する。
- ADAudit Plusを新たに用意したサーバーに移行する。
【目次】
ライセンスに関する注意事項
こちらのナレッジ内の「サーバー移行における並行稼働」をご確認ください。
移行手順
1. [services.msc]より、ADAudit Plusサービス(ManageEngine ADAudit Plus)を停止します。
2. 管理者としてコマンドプロンプトを起動後、<ADAudit Plus_インストールフォルダー>\binフォルダーに移動します。
3. 製品データベースを完全に停止させるため、以下のコマンドを実行します。
stopDB.bat
4. ADAudit Plusサービスを削除するため、以下のコマンドを実行します。
wrapper.exe -r ..\conf\wrapper.conf
※ビルド6000未満をご利用の場合、手順5,6はスキップしてください。
5. <ADAudit Plus_インストールフォルダー>\apps\dataengine-xnode\binフォルダーに移動します。
6. 製品にバンドルされたデータベースのサービス(ManageEngine ADAudit Plus - DataEngine XNode)を削除するため、以下のコマンドを実行します。
dataengine-xnode.bat -r
7. 製品フォルダー(ManageEngineフォルダー)をコピーします。
8. コピーした製品フォルダーを、新規保存先のパス、または新規サーバー上の任意パスにペーストします。
ペースト先のパス例)D:\ManageEngine\ADAudit Plus\~
9. 管理者としてコマンドプロンプトを起動します。
10. <ADAudit Plus_新規保存先のインストールフォルダー>\binフォルダーに移動します。
例)ペースト先のパスが「D:\ManageEngine\ADAudit Plus\~」の場合、D:\ManageEngine\ADAudit Plus\binフォルダーに移動します。
11. ADAudit Plusインストールフォルダーに対する許可設定を行うため、以下のコマンドを実行します。
initPgsql.bat
コマンド完了まで少し待ちます。
12. ADAudit Plusサービスをインストールするため、以下のコマンドを実行します。
InstallNTService.bat
13. [services.msc]より、ADAudit Plusサービスを開始します。
※ADAudit Plusサービスアカウントに任意のアカウントを設定していた場合、こちらのナレッジを参照してアカウントを設定してください。
手順は以上です。
上記手順で別ドライブに変更した場合、ショートカット( [Start ADAudit Plus] )からの起動には、対応ができなくなります。
トラブルシューティング
移行先サーバーにて、ADAudit Plusの起動に失敗する場合、以下の点をご確認ください。
- 移行先サーバーにてアンチウイルスソフトウェアが起動している場合、アンチウイルスソフトウェアのスキャン対象からADAudit Plusインストールフォルダーを除外してください。
- ADAudit Plusの「ドメイン設定」に設定しているDomain Adminsアカウントを、ADAudit Plusサービスのログオンアカウントに設定しているかをご確認ください。
(「ドメイン設定」の設定手順はこちら / ADAudit Plusサービスのログオンアカウントの設定手順はこちら)。 - ADAudit Plusの「ドメイン設定」に設定しているDomain Adminsアカウントが、ADAudit Plusインストールフォルダーに対してフルコントロール権限を持っているかをご確認ください。