アップグレード手順
本ナレッジでは、アップグレード手順をご説明します。
サービスパックファイル(ppm)取得方法
サービスパックファイルは、ManageEngine Communityよりダウンロードできます。
サービスパック入手方法の詳細はこちらのページをご参照ください。
アップグレード時にインポートする証明書の取得方法
ビルド7052以上にアップグレードする場合、アップグレード手順内にて証明書(.crt)をインポートする必要があります。
なお、インポートする証明書は、適用するサービスパック(アップグレード後のビルド)によって異なります。
以下をご参照いただき、必要な証明書をご取得ください。
- ビルド7052~ビルド7260にアップグレードする場合:
こちらより「ppmsigner_publickey.crt」をご取得ください。 - ビルド7271以降のビルドにアップグレードする場合:
こちらより「latest.crt」をご取得ください。
アップグレードに使用するサービスパックファイル名
利用中のビルド番号 | アップグレード後 ビルド番号 |
アップグレードに使用するサービスパックファイル名 |
7260 ~ 8122 | 8123 | ManageEngine_ADAudit_Plus_8_1_0_SP-2_3_0.ppm |
7000 ~ 7251 | 7260 | ManageEngine_ADAudit_Plus_7_2_0_SP-6_0_0.ppm |
6000 ~ 6077 | 7000 | ManageEngine_ADAudit_Plus_7_0_0_SP-0_0_0.ppm |
5100 ~ 5120 | 6000 | ManageEngine_ADAudit_Plus_5_1_0_SP-3_0_0.ppm |
5000 ~ 5050 | 5100 | ManageEngine_ADAudit_Plus_5_0_0_SP-6_0_0.ppm |
4641 ~ 4685 | 5000 | ManageEngine_ADAudit_Plus_4_6_0_SP-9_5_0.ppm |
- 現在ご利用のビルド番号の確認方法は、こちらのナレッジをご参照ください。
- 現在ご利用のビルドが表内に記載されたビルドより古い場合、ManageEngine Communityよりお問い合わせください。
アップグレード手順
アップグレード手順実行前に、以下の「確認事項」および「複数回アップグレードを実施する場合の注意事項」を必ずご確認ください。
確認事項
- アップグレード前、必ず製品フォルダーのフルバックアップを取得してください。フルバックアップを取得する手順の詳細はこちらのナレッジをご参照ください。
- 本手順はすべて管理者権限で実行してください。
- アップグレードするためにはADAudit Plusを停止する必要があります。そのため、アップグレード中はADAudit Plusのログ収集が停止します。アップグレードが完了し、ADAudit Plus起動後、ADAudit Plusは停止期間中に発生したWindowsログを収集します。停止期間中に発生したWindowsログが管理対象サーバーのイベントビューア上に残っている(上書きされていない)必要があります。詳細は、こちらのナレッジをご参照ください。
- アップグレードが失敗した場合、手順を直ちに終了してください。アップグレード失敗のエラー画面のスクリーンショットと製品ログ(<ADAudit Plus_インストールフォルダー>\logsフォルダー)とともに、ManageEngine Communityよりお問い合わせください
- エージェントを使用したイベントデータ収集を実施している場合、エージェントのアップグレードが必要となる場合があります。詳細はこちらのナレッジ内の「エージェントアップグレードの必要性」をご参照ください。
複数回アップグレードを実施する場合の注意事項
現在ご利用のビルドによっては、最新ビルドまでアップグレードするために複数回アップグレードを実施する必要があります。例えば、ビルド7000からビルド8123までアップグレードする場合、「7000 → 7260 → 8123」のように2回アップグレードを実施する必要があります。以下、複数回アップグレードを実施する場合の注意事項をご確認ください。
- 各アップグレードが完了する毎に、一度製品を起動してください。製品にログインして製品が正常に起動していることを確認後、次のアップグレードを実行してください。
- 複数回にわたるアップグレード実施となるので、アップグレード完了までにある程度の時間を要します。
以下、アップグレード手順の詳細です。
手順
- こちらのナレッジ内「A. 製品フォルダーのフルバックアップとリストア手順」の「バックアップ手順」を参照し、製品フォルダーのフルバックアップを取得します。
- バックアップ取得後、以下のプロセスが起動していないことを確認します。起動している場合は停止します。
- java.exe
- postgres.exe
- wrapper.exe
プロセスの確認方法・停止方法の詳細は、こちらのナレッジをご参照ください。
- 管理者としてコマンドプロンプトを起動します。
- <ADAudit Plusインストールフォルダー>\binフォルダーに移動します。
- 「UpdateManager.bat」を実行します。
- 「Backup configuration data as a precaution [PgSQL/MySQL] (y/n) ?」というメッセージが表示されます。
製品データベース(PgSQL/MySQL)のバックアップを取得する場合は「y」を入力後、Enterを押下します。取得しない場合は「n」を入力後、Enterを押下します。「y」を選択した場合、バックアップが自動的に開始します。 - 手順6で「y」を選択した場合はバックアップ完了後、「n」を選択した場合はEnterを押下後、Update Managerウィザードが表示されます。
- [Browse]をクリック後、ダウンロードしたサービスパックファイル(.ppm)を選択して、[Install] をクリックします。
※サービスパックファイル名はアップグレード対象毎に異なります。 - 「Service Pack installed successfully」と表示されたことを確認後、[Close]をクリックします。
- [Exit]をクリックします。
- ADAudit Plusを起動します。
- 管理者アカウントでADAudit Plusにログインします。
- ログイン後、画面右上の[ライセンス]をクリックして、ビルド番号が正しく表示されていることを確認します。
アップグレード後、UIが適切に表示されない場合は、以下3点をお試しください。
- ブラウザのキャッシュおよびクッキー削除
- シークレットモードの利用
- ページのハードリフレッシュ
アップグレード手順は以上です。