Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

パッチリポジトリへのパッチファイルの手動追加


この記事では、オンプレミス版においてパッチリポジトリ(パッチストア)へパッチファイルを手動で追加する方法について説明しています。

パッチリポジトリへパッチファイルを手動で追加する方法

パッチファイルは、通常自動的にダウンロードされます。しかしながら、一部の公開されていないパッチなどは、手動でダウンロードする必要があります。

  • パッチのベンダーから実行ファイルをダウンロードできない場合

    パッチの実行ファイルのダウンロードに失敗する場合、一般的には再試行すればダウンロード可能なことがほとんどです。そのため、パッチのアップロードの操作は通常、不要です。
    ベンダーがパッチの公開を停止した場合等で、過去に何らかの手段で実行ファイルをダウンロードし、手元に保存してある場合、その実行ファイルをコンソール画面上でアップロードし、配布を行うことができます。

  • WindowsのFeature Updateに関し、ISOファイルをアップロードする場合

    WindowsのFeature Update(機能更新プログラム)を配布する方法はいくつかありますが、方法によってはFeature Updateの配布に先立って、パッチとしてISOファイルを対象端末に配布する必要があります。この場合ISOファイルを手動でアップロードします(詳細はFeature Updateの適用方法についての各ナレッジをご覧ください)。

Endpoint Central の各ビルドの場合

パッチのアップロードをご覧ください。

 

Desktop Central 10.1.2138.19 以前のビルドの場合
パッチを手動でダウンロードする場合、以下の2通りの方法が利用可能です。

パッチファイルの手動追加が必要な場合
プロキシの問題、ウイルス対策、ファイアウォールの制限などで、Endpoint Centralコンソールからパッチをダウンロードできない場合があります。
また、ソフトウェアベンダーの特殊な仕様がある場合や、パッチが公開されていない場合、パッチのダウンロードに失敗した場合などにおいても、パッチファイルを手動で追加することがあります。そのような場合は、パッチのアップロード機能を使用して、手動でパッチをダウンロードし、コンソールからパッチストアに直接アップロードします。
(1) コンソール画面からのパッチの追加
  1. 「パッチ管理」タブ > パッチ > ダウンロード済みパッチ > 「パッチのアップロード」を開きます。
  2. 手動でダウンロードする必要があるパッチのリストが表示されています。この一覧に存在しないパッチのみを表示するには、「フィルター条件」を「ネットワーク内で欠落パッチ」から「すべてのパッチ」に変更します。
  3. アップロードしたいパッチのパッチIDをクリックして詳細画面を開き、「場所のパス」に表示されているファイル名をクリックしてパッチファイルをダウンロードします。
  4. アップロードしたいパッチの「アクション」列 > 「アップロード」をクリックし、 「ファイルを閲覧するにはここをクリックしてください」をクリックします。パッチによっては、手順を説明したHow ToへのURLが記載されているので、適宜参照します。
  5. 先ほどダウンロードしたパッチファイルを選択し、アップロードします。

以上で、パッチを手動でリポジトリへ追加し、配布が可能になりました。


(2) パッチリポジトリ(パッチストア)フォルダーへの直接操作

Endpoint Centralサーバー上(または共有フォルダ上)のパッチリポジトリへ直接パッチファイルをアップロードします。ファイル名の整合性に留意する必要があります。

  1. 「パッチ管理」タブ > 「パッチ」> 「欠落パッチ」からダウンロードしたいパッチのパッチIDをクリックし、欠落パッチの「パッチ名」とその「ダウンロードURL」をコピーします。
  2. 「パッチ管理」タブ> 「パッチ」> 「ダウンロード済みパッチ」> 「設定」より、パッチリポジトリ(パッチストア)のロケーションを確認します。
  3. パッチの「ダウンロードURL」を用いて該当のベンダーウェブサイトより手動でパッチをダウンロードし、Endpoint Centralサーバーのパッチリポジトリ(パッチストア)に保存します。
    ※ベンダーのウェブサイトよりパッチをダウンロードできない場合、プロキシ/ファイアウォールの除外にこのウェブサイトを追加するようネットワーク管理者に連絡してください。
  4. ダウンロードしたパッチのファイル名から拡張子を外し、ファイル名を次のように変更します。

    <パッチID> - <パッチ名>
    (例)パッチIDが「300088」でパッチ名が 「Thunderbird setup 3.1.1.exe」の場合、次の名前で保存します。
    「300088-Thunderbird setup 3.1.1.」

以上で、パッチを手動でリポジトリへ追加し、配布が可能になります。