Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Windowsエージェントのクリーンアップツールの使用方法


確認ビルド: Endpoint 11.3.2400.33

Windowsエージェントのクリーンアップツールの使用方法

このナレッジでは、Windowsエージェントに対して強制アンインストールを実行するクリーンアップツールの生成方法、使用方法について説明しています。
クリーンアップツールは、通常のアンインストール手順では失敗するような場合や、エージェントの更新・アンインストールに関するトラブルなどで強制アンインストールが必要になった場合に使用します。

  • このクリーンアップツールを使用すると、通常のアンインストール方法では保持されるファイルなどについても自動的に削除されます。なお、logsフォルダーなど一部のファイル・フォルダーは残存します。
  • このクリーンアップツールは、セキュリティ上の理由から制限時間があります。この制限は仕様上解除できないため、エージェントを削除する直前に手順を実行します。
  • Endpoint Central サーバーをエージェントより先にアンインストールしてしまい、エージェントをこれからアンインストールするような場合や、Endpoint Central Cloudをご利用の場合、直接このツールを使用できません。こちらに記載の特定のレジストリをエクスポートし、サポートまでご共有ください。

Endpoint Central 10.1.2211.1以降のビルド(Windowsエージェントのバージョンが10.1.2211.1.W)で使用可能な Windowsエージェントのクリーンアップツールについて説明しています。
Windowsエージェントを強制的にアンインストールする手順は以下の通りです。なお、Endpoint Central サーバーとEndpoint Centralエージェントをアンインストールする管理対象コンピューターの両方へアクセス可能な環境があると手順をスムーズに進めやすいです。

  1. 以下に該当するかを確認し、該当する場合は先に手順を実行します。該当しない場合は次の手順に進みます。
    Endpoint Central サーバーをエージェントより先にアンインストールしてしまった場合や、クラウド版(Endpoint Central Cloud)をご利用の場合、Windows管理対象だった任意の1台を操作し、レジストリを確認する必要があります。

    1. 「スタート」メニュー →「ファイル名を指定して実行」→「regedit.exe」を入力して実行します。
    2. 左ペインの 「コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\AdventNet\DesktopCentral\DCAgent」を右クリックし、エクスポートを選択します。
    3. エクスポートしたファイルを添えてサポートまでお問い合わせください。
  2. AgentCleanupTool.exe をクリックしてダウンロードします(ファイル名は「AgentCleanupTool.exe」以外に変更できません)。
  3. ダウンロードしたAgentCleanupTool.exeを、Endpoint Central サーバーマシンにコピーします。
  4. Endpoint Central サーバーにおいて、コマンドプロンプトを起動管理者として起動し、cdコマンドでコピーした「AgentCleanupTool.exe」を保存したフォルダーに移動します。
  5. AgentCleanupTool.exeを実行します。
  6. 実行フォルダーに「AgentCleanupToolClient.exe」が生成されていることを確認します(このファイル名は変更できません)。
  7. AgentCleanupToolClient.exeをコピーし、エージェントを強制的にアンインストールする管理対象コンピューターの任意のフォルダー(※エージェントフォルダーを除く)にペーストします。
    AgentCleanupToolClient.exe を使用できるのは、生成から48時間のみです。
  8. AgentCleanupToolClient.exeを管理者として実行します。

    AgentCleanupToolClient.exe

  9. 以下が表示されたことを確認し、しばらく待ちます。
    Main Entry For Agent Uninstallation
    Valication Success! Uninstallation of Agent begins

    なお、以下が表示された場合は制限時間を超過しています。再度AgentCleanupToolClient.exeの生成からやり直します。

    Time Limit Expired
    Validation failed! Uninstallation of Agent wont occur
  10. エージェントがアンインストールされます。

以上でWindowsエージェントがアンインストールされます。

以下の手順で使用されるクリーンアップツールは制限時間が10分と短く、使いづらいため新たなバージョンが公開されています。

  1. 以下に該当する場合はこちらの手順を実施せず、サポートにお問い合わせください。レジストリに関する対応が必要になります。
    • Desktop Central サーバーを先にアンインストールしてしまい、エージェントをこれからアンインストールする場合
    • Endpoint Central Cloud をご利用の場合はこちらをご覧ください。
  2. 上記に該当しない場合、手順を続行します。Desktop Central サーバー と、Desktop Centralエージェントをアンインストールする管理対象コンピューター の両方へアクセス可能な環境をあらかじめ用意しておきます。
  3. AgentCleanupTool.exeをクリックしてダウンロードします(ファイル名は変更できません)。
  4. ダウンロードしたファイルを Desktop Central がインストールされているフォルダー(例 C:\Program Files\DesktopCentral_Server )にコピーします。
  5. コマンドプロンプトを管理者として実行します。
  6. Desktop Centralサーバーフォルダーに移動します。

    cd C:\Program Files\DesktopCentral_Server

  7. 次のコマンドを実行します。

    AgentCleanuptool.exe OP

  8. 以下が表示されることを確認し、Desktop Centralがインストールされているフォルダーに「AgentCleanupToolClient.exe」が生成されていることを確認します(このファイル名は変更できません)。
    PayloadAddedSuccessFully
  9. AgentCleanupToolClient.exeをコピーし、エージェントを強制的にアンインストールする管理対象コンピューターにペーストします。
    AgentCleanupToolClient.exe を使用できるのは、生成から10分間のみです。
  10. コマンドプロンプトを開き、AgentCleanupToolClient.exeを実行します。

    AgentCleanupToolClient.exe

  11. 以下が表示されたことを確認し、しばらく待ちます。
    Main Entry For Agent Uninstallation
    Valication Success! Uninstallation of Agent begins

    なお、以下が表示された場合は制限時間を超過しています。再度AgentCleanupToolClient.exeの生成からやり直します。

    Time Limit Expired
    Validation failed! Uninstallation of Agent wont occur
  12. エージェントがアンインストールされます。

以上でWindowsエージェントがアンインストールされます。


以下の手順で使用されるクリーンアップツールは提供を終了しました。

  1. AgentCleanupTool.exeをダウンロードします。
  2. エージェントをアンインストールしたいPCでコマンドプロンプトを起動し、ダウンロード下ファイルの保存場所に移動して以下のコマンドを実行します。

    AgentCleanupTool.exe DC


以下の手順は、Desktop Central 10.1.2211.1 以前のビルドにおいてのみ有効です。
それ以降のビルド/バージョンのDesktop Centralにおいて使用できません。

PsExecユーティリティで複数のコンピューターから削除する

PsExecユーティリティを使用すると、同じリモートオフィスの複数の管理対象PCに対してエージェントアンインストールのスクリプトを実行できます。Desktop Centralに複数のリモートオフィスを追加している場合、各リモートオフィスに次の手順を実行してください。

  1. ネットワーク共有フォルダーを作成します(例: \\ServerName\Share)。
  2. スクリプト「UnInstallDCAgent.txt」をダウンロードします。
  3. 「UnInstallDCAgent.vbs」と拡張子を変更し、先ほど作成したネットワーク共有フォルダーに保存します。
  4. http://technet.microsoft.com/en-us/sysinternals/bb897553.aspxからPsExecユーティリティをダウンロードし、保存します。
  5. Dosプロンプトより次のコマンドを使用してスクリプトを実行します。

    C:\for /f %f in (<computernames.txt path>) do psexec \\%f -u <domain>\<username> -p <password> CSCRIPT <UnInstallDCAgent.vbs path>
    (例) C:\for /f %f in (c:\computernames.txt) do psexec \\%f -u MyDomain\administrator -p password CSCRIPT \\ServerName\Share\UnInstallDCAgent.vbs

    • <computernames.txt path>には、エージェントをアンインストールしたいコンピューター名の一覧を改行区切りで入力したテキストファイルを、完全パスで指定します。
    • <domain> は、ドメイン、もしくはワークグループ名を入力します。
    • <username> は、ドメイン、もしくはワークグループの管理者ユーザー名を入力します。
    • <password> は、ドメイン、もしくはワークグループの管理者パスワードを入力します。
    • <UnInstallDCAgent.vbs path>には、共有フォルダーに保存したUnInstallDCAgent.vbsのパスを入力します。

この記事は、こちらの記事(英語)を翻訳したものです。