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インベントリスキャンの失敗 – 資産スキャンがロックされる/WMI接続が失敗する


インベントリスキャンの失敗 – 資産スキャンがロックされる / WMI接続が失敗する

 

問題内容:

インベントリスキャンを実行しようとした際に、次のいずれかのエラーが発生し、インベントリスキャンが失敗します。

  • 「資産スキャンがロックされました」
  • 「WMI接続が失敗しました」

 

原因:

次のいずれか、またはいずれか複数の理由により、このエラーが発生します。

 

解決策:

(A) スキャンを稼働できる十分なメモリー容量があることを確認する

クライアントマシンを再起動し、インベントリスキャンを実行します。問題がCPU/メモリー使用率に関連していた場合、インベントリスキャンは再起動後に問題なく実行されます。それでもまだ問題が解決されない場合、その問題はWMI関連の可能性があります。

(B) WMI関連の問題を解決する

WMIが適切に設定されているか確認します。Microsoft社の WMI Diagnosis Utility を使用して診断を行い、WMIサービスで問題を修復します(※ 対応OSにご注意ください。WMI Diagnosis Utilityの対応OSは、上記リンク内のSystem Requirementsをご覧ください)。

管理対象PCの スタート > 名前を指定して実行 > 「wmimgmt.msc」 > コンソールルート > 「WMI コントロール(ローカル)」を右クリック > プロパティ を開き、正常に接続できているかを確認します。正常に接続できていない場合は、エラーの内容が表示されます。

(C) 壊れたWMIリポジトリを再構築する

壊れたWMIリポジトリが原因でこの問題が発生する場合があります。WMIリポジトリを再構築するために、次の手順に従ってください。

  1. スタート > コマンドプロンプトを管理者として実行します。
  2. 次のコマンドを実行します(合わせて、関連したサービスも停止させます)。

    net stop winmgmt

  3. 次のコマンドを実行します

    cd %windir%\system32\wbem

  4. ファイル"repository"をリネームする次のコマンドを実行します(WMI開始時に新しい"repository"ファイルが作成されます)。

    ren repository repository.old

  5. 次のコマンドを実行します(関連して停止させたサービスがあれば、同様に実行してサービスを起動させます)

    net start winmgmt

  6. assetscanlock.txt」をダウンロードし、「.vbs」と拡張子を変更します
  7. 「assetscanlock.vbs」ファイルを実行し、インベントリスキャンを開始します

これでインベントリスキャンを開始することができます。
 

上記エラーのトラブルシューティングができず問題を解決できない場合、資産スキャンが失敗したコンピューターのDesktop Centralエージェントログを弊社サポートまでご連絡ください。