Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

IPアドレス範囲を指定してエージェントをインストールする方法


この記事では、IPアドレスの範囲を指定してDesktop Centralエージェントをインストールする方法について説明しています。なお、他のエージェントインストール方法については、こちらの「エージェントインストール方法」をご覧ください。

IPアドレス範囲を指定してエージェントをインストール

インストールツールを実行することで、指定したIPアドレスのコンピューターにDesktop Centralエージェントのインストールを実行します。
 

 

前提条件

エージェント側で「ファイルとプリンターの共有」を有効化し、加えてプッシュインストールに必要なポート(システム要件 > エージェント をご覧ください。)が開放されている必要があります。

Windows コンピューターへのエージェントインストール手順
1. 事前準備
  1. 管理対象PCにおいて、エージェントインストールに必要なポートを開放します。
    (管理対象PCにおいて スタート > 設定 > ネットワークとインターネット > ネットワークと共有センター > 共有の詳細設定の変更 > プライベート/ゲストまたはパブリック/ドメイン(LANのプロパティに応じて選択します) > ファイルとプリンターの共有 を有効化すると、139,445ポートが開放されます)
     
  2. Desktop Centralに管理者としてログインします。
  3. こちらのナレッジにしたがい、Desktop Centralにドメイン/ワークグループを登録(追加)します。入力した認証情報が、対象PC(または対象PCが含まれるドメイン)で管理者権限を持っていることをかならず確認します。
  4. 管理タブ > SoM設定 > エージェント設定 > 一般設定 を開き、エージェントインストール後に実行するアクションを設定します。詳細はこちらをご覧ください。
2. エージェントファイルのダウンロード
  1. Desktop Centralにログインします。
  2. 管理タブ > SoM設定 > 管理対象 > PC ページ右上の エージェントのダウンロード > Windowsのローカルエージェント をクリックしてエージェントをダウンロードします。なお、ローカルオフィス(=Desktop Centralサーバーと同じLAN内に管理対象が所属する)の場合はローカルエージェント(LAN)を、リモートオフィスに所属する管理対象の場合は該当するリモート拠点のWANエージェントをダウンロードします。
3. インストールツールのダウンロードと実行
  1. こちらのagent-installation-via-ip.zipファイルをダウンロードします。
  2. zipファイルを解凍します。
  3. 先ほどダウンロードしたDesktop Centralエージェントファイルを解凍し、 DesktopCentral.msi と DesktopCentralAgent.mst ファイルを、agent-installation-via-ipフォルダーに複製します。
  4. SetupUtility.batファイルを右クリックし、管理者として実行します。
  5. 1から4のうち一つを選び、エンターキーを押します。
    • 1: 1台のコンピューターにエージェントをインストールする
    • 2: サブネット内のIPアドレス範囲内のコンピューターにエージェントをインストールする
    • 3: ipaddress.txtに記載されたコンピューターにエージェントをインストールする
    • 4: ツールを終了

  6. 必要な情報を<ドメイン名>\<管理者権限を持つユーザー名>の形式で入力します。

    (例1)domain\administrator (例2)workgroup\administrator (例3)local\administrator

  7. IPアドレスを指定します。
    • 1. を選択した場合、対象コンピューターのIPアドレスを入力します。

      (例)192.168.22.45

    • 2. を選択した場合、サブネットの開始IPアドレスと終了IPアドレスを入力します。
    • (例)192.168.10.2
      192.168.10.30

    • 3. を選択した場合、インストールしたいコンピューターのIPアドレスを改行区切りで記述したipaddress.txtを作成し、事前にagent-installation-via-ipフォルダーに保存します。

      (例)192.168.11.16
      192.168.22.19
      192.168.1.6

  8. エージェントインストール完了後、エージェントフォルダーをアンチウイルスソフトソフトのスキャン対象から除外します。

以上で、IPアドレスを指定したWindowsコンピューターへのDesktop Centralエージェントのインストールが実行できました。

指定したIPアドレス範囲内に、既にエージェントがインストールされたPCが存在する場合、そのPCに対してエージェントはインストールされません(そのPCへのインストールは失敗し、他のPCへのインストールは続行されます)。

Macコンピューター/Linuxコンピューターへのエージェントインストール手順

上記の方法はWindowsコンピューターに対してのみ有効ですが、sshpassコマンドをインストールしたのMacや、Linuxコンピューターに対してIPアドレスを指定してエージェントをインストールする方法が利用可能です。詳細は以下のページをご覧ください。