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【構成】カスタムスクリプト機能


この記事では、構成機能の一つである「カスタムスクリプト機能」について説明しています。

カスタムスクリプト機能の概要

Desktop Centralは、Windows(ユーザー単位/コンピューター単位) / Mac(ユーザー単位/コンピューター単位) / Linuxの管理対象PCで、任意のスクリプトを実行することが可能です(テンプレートから選択して実行することも可能です)。ドメインや カスタムグループ を配布対象として選択することで、複数の管理対象において一括してスクリプトを実行することが可能です。
カスタムスクリプトを実行する手順

1. 実行するスクリプトを登録する

以下の3種類の方法があります。


(A)スクリプトのテンプレートからの選択

テンプレートに既定されているスクリプトを使用するには、まずテンプレートを選択し、リポジトリに追加する必要があります。

Windows向けテンプレート
  1. 構成タブ > 設定の追加 > テンプレート を開きます。
  2. テンプレートタイプ:定義済み を選択し、カテゴリを選択します。
  3. 各種テンプレートが表示されます。
  4. 構成の作成 をクリックします(→ 2. スクリプトを実行する へ続く)。

デフォルトのテンプレートスクリプトで設定可能な項目(例)

カテゴリ 設定内容 内容の詳細
ネットワーク ネットワーク接続の制限 ユーザーがネットワーク プロパティを変更できないように制限する
セキュリティ コンピューターの自動ロック 指定した時間(秒)にもとづいて自動でコンピューターをロックする
EXEファイルの実行をブロック ユーザーが特定のEXEファイルを実行することをブロックする
USBストレージデバイスの書き込み禁止 USBストレージデバイスの書き込みを禁止する
コントロールパネル Windows 10 のプライバシー設定 ファイルのクラウドへの同期、検索、インデキシングなどの Windows 10 のプライバシー設定を構成する
パッチ管理 Google Chrome の自動アップデートを無効化 Google Chrome の自動アップデートを無効化する
アプリケーションの自動更新を無効にする Windows アプリケーションの自動更新を無効化する
Windows Updateの無効化 ユーザーのWindows Update機能へのアクセスを無効化する
Windowsサービスパック遮断 Windows Updateによるサービスパック更新ファイルのインストールを遮断する

Mac向けテンプレート

テンプレート内のスクリプトを使用するには、使用したいスクリプトを選択してリポジトリに追加します。

  1. 構成タブ > 設定 > スクリプトリポジトリ をクリックして開き、 テンプレートタブ を選択します。
  2. フィルター条件において、 プラットフォーム:Mac を選択します。必要に応じてカテゴリやステータスを選択します。
  3. 各種テンプレートが表示されます。
  4. 使用したいスクリプトにチェックを入れて[リポジトリに追加] をクリックします。または、使用したいスクリプトの アクション列 より、リポジトリに追加をクリックします(既にリポジトリに追加されているスクリプトは選択できません)。
  5. 2. スクリプトを実行する へ続きます。

Linux向けテンプレート

テンプレート内のスクリプトを使用するには、使用したいスクリプトを選択してリポジトリに追加します。

  1. 構成タブ > 設定 > スクリプトリポジトリ をクリックして開き、 テンプレートタブ を選択します。
  2. フィルター条件において、 プラットフォーム:Linux を選択します。必要に応じてカテゴリやステータスを選択します。
  3. 各種テンプレートが表示されます。
  4. 使用したいスクリプトにチェックを入れて[リポジトリに追加] をクリックします。または、使用したいスクリプトの アクション列 より、リポジトリに追加をクリックします(既にリポジトリに追加されているスクリプトは選択できません)。
  5. 2. スクリプトを実行する へ続きます。

 


(B)スクリプトリポジトリへの登録

スクリプトをリポジトリに登録することで、繰り返し利用することが可能になります。

  1. 構成タブ > 設定 > スクリプトリポジトリ を開き、「リポジトリ」タブから スクリプトの追加 をクリックします。
  2. スクリプトファイル名、引数、終了コード、プラットフォーム、説明を入力します。
  3. 作成したスクリプトをDesktop Centralオンラインコミュニティに共有してもよい場合は、「スクリプトを Desktop Central に共有する」にチェックを入れます(※かならず個人情報等が含まれないことをご確認ください)。
  4. 追加をクリックします。

 


(C)コマンドをコマンドラインで直接実行する

次の2. スクリプトを実行する において、「コマンドライン」を選択します。


2. スクリプトを実行する

スクリプト実行の制限事項
  • シャットダウンや再起動のコマンドを実行することはできません。
  • エージェントアンインストールを実行することは可能です(そのため、管理タブ > SoM設定 > 管理対象 画面からのエージェントアンインストールに失敗する場合は、カスタムスクリプトを使用してアンインストールが可能です)。
カスタムスクリプトの実行方法

Windows向け | Mac向け | Linux向け

カスタムスクリプトの実行手順(Windows)
管理対象のコンピューター単位、またはユーザー単位でスクリプトを実行します。対応するスクリプトは、次の形式のいずれかです。

  • バッチファイル(.batまたは.cmd)
  • VB Script, JScript, Perl, REXX, PythonなどWindows Script Hostでホストされる言語のスクリプト
  • PowerShellスクリプトファイルを実行したい場合は、こちらをご覧ください。
  1. 構成タブ > 構成の追加 > 構成 > Windows を開き、 カスタムスクリプト > コンピューター (または ユーザー) をクリックします。
    構成タブ > 構成の追加 > テンプレート から、アクション列の「構成の作成」をクリックする、あるいは、構成タブ > 設定 > スクリプトリポジトリ > アクション列 > ユーザーに対する構成を追加 または コンピューターに対する構成を追加 をクリックして構成の作成画面を開くこともできます。
  2. 構成の名前を入力します。また、必要に応じて 説明の追加 をクリックして説明を入力します。
  3. カスタムスクリプトを構成します。「リポジトリ」(または「コマンドライン」)を選択します。
    リポジトリに登録済のスクリプトを実行する場合、リポジトリを選択し、以下の内容を入力します。

    • スクリプト名: リポジトリに登録したスクリプトを選択します(上記pointから構成の作成画面を開いた場合は、選択されています)。

    スクリプトを直接入力する場合は、「コマンドライン」を選択し、以下の内容を入力します。

    • コマンドライン: スクリプトを直接入力します。
      ☆をクリックすると、動的な変数を確認可能です。入力中にF2キーで呼び出しが可能です。
  4. 引数: 必要に応じて設定します。
  5. 依存ファイル: 必要に応じて設定します。
  6. 終了コード: 必要に応じて設定します。
  7. 間隔:
    1回ごと: 1回のみスクリプトを実行します。
    各スタートアップ時(各ログイン時): 設定適用後の起動時(ユーザーへの構成の場合はユーザーのログイン時)に毎回実行します。
    次回スタートアップ時(次回ログイン時): 設定適用後の起動時(ユーザーへの構成の場合はユーザーのログイン時)に1回のみ実行します。
    指定した日時までの各スタートアップ時(指定した日時までの各ログイン時): 設定適用後、期限までの起動時(ユーザーへの構成の場合はユーザーのログイン時)に毎回実行します。
  8. トラブルシューティングのためにログを取得する: 必要に応じてチェックを入れます。
  9. 実行ユーザー: 必要に応じて実行ユーザーを選択します。実行ユーザーを変更する場合は、資格情報マネージャーから登録します(コンピューター単位で構成を配布する場合、デフォルトのユーザーはシステムユーザーとなります)。
  10. 適用対象を選択します。ドメインやオフィスを選択し、必要に応じてフィルタリングアイコンをクリックして詳細な条件を設定します。[+]アイコンをクリックして対象を追加することも可能です。
  11. 実行設定において、必要に応じて再試行回数や通知有効化を選択します。
  12. 「配布」(または「今すぐ配布」)をクリックします。

以上でカスタムスクリプトの配布が完了します。

本番環境に適用する前に、検証することをお勧めいたします。

 


カスタムスクリプトの実行手順(Mac)
  1. 構成タブ > 構成の追加 > 構成 > Mac を開き、 カスタムスクリプト > コンピューター (または ユーザー) をクリックします。
    構成タブ > 設定 > スクリプトリポジトリ > アクション列 > ユーザーに対する構成を追加 または コンピューターに対する構成を追加 をクリックして構成の作成画面を開くこともできます。
  2. 構成の名前を入力します。また、必要に応じて 説明の追加 をクリックして説明を入力します。
  3. カスタムスクリプトを構成します。「リポジトリ」(または「コマンドライン」)を選択します。
    リポジトリに登録済のスクリプトを実行する場合、リポジトリを選択し、以下の内容を入力します。

    • スクリプト名: リポジトリに登録したスクリプトを選択します(上記pointから構成の作成画面を開いた場合は、選択されています)。

    スクリプトを直接入力する場合は、「コマンドライン」を選択し、以下の内容を入力します。

    • コマンドライン: スクリプトを直接入力します。
      ☆をクリックすると、動的な変数を確認可能です。入力中にF2キーで呼び出しが可能です。
  4. 引数: 必要に応じて設定します。
  5. 依存ファイル: 必要に応じて設定します。
  6. 終了コード: 必要に応じて設定します。
  7. 間隔:
    1回ごと: 1回のみスクリプトを実行します。
    各スタートアップ時(各ログイン時): 設定適用後の起動時(ユーザーへの構成の場合はユーザーのログイン時)に毎回実行します。
    次回スタートアップ時(次回ログイン時): 設定適用後の起動時(ユーザーへの構成の場合はユーザーのログイン時)に1回のみ実行します。
    指定した日時までの各スタートアップ時(指定した日時までの各ログイン時): 設定適用後、期限までの起動時(ユーザーへの構成の場合はユーザーのログイン時)に毎回実行します。
  8. トラブルシューティングのためにログを取得する: 必要に応じてチェックを入れます。
  9. 適用対象を選択します。ドメインやオフィスを選択し、必要に応じてフィルタリングアイコンをクリックして詳細な条件を設定します。[+]アイコンをクリックして対象を追加することも可能です。
  10. 実行設定において、必要に応じて再試行回数や通知有効化を選択します。
  11. 「配布」(または「今すぐ配布」)をクリックします。

以上でカスタムスクリプトの配布が完了します。

本番環境に適用する前に、検証することをお勧めいたします。

 


カスタムスクリプトの実行手順(Linux)
  1. 構成タブ > 構成の追加 > 構成 > Linux を開き、 カスタムスクリプト > コンピューター をクリックします。
    構成タブ > 設定 > スクリプトリポジトリ > アクション列 > ユーザーに対する構成を追加 または コンピューターに対する構成を追加 をクリックして構成の作成画面を開くこともできます。
  2. 構成の名前を入力します。また、必要に応じて 説明の追加 をクリックして説明を入力します。
  3. カスタムスクリプトを構成します。「リポジトリ」(または「コマンドライン」)を選択します。
    リポジトリに登録済のスクリプトを実行する場合、リポジトリを選択し、以下の内容を入力します。

    • スクリプト名: リポジトリに登録したスクリプトを選択します(上記pointから構成の作成画面を開いた場合は、選択されています)。

    スクリプトを直接入力する場合は、「コマンドライン」を選択し、以下の内容を入力します。

    • コマンドライン: スクリプトを直接入力します。
  4. 引数: 必要に応じて設定します。
  5. 依存ファイル: 必要に応じて設定します。
  6. 終了コード: 必要に応じて設定します。
  7. 間隔:
    1回ごと: 1回のみスクリプトを実行します。
    各スタートアップ時: 設定適用後の起動時に毎回実行します。
    次回スタートアップ時: 設定適用後の起動時に1回のみ実行します。
    指定した日時までの各スタートアップ時: 設定適用後、期限までの起動時に毎回実行します。
  8. トラブルシューティングのためにログを取得する: 必要に応じてチェックを入れます。
  9. 適用対象を選択します。ドメインやオフィスを選択し、必要に応じてフィルタリングアイコンをクリックして詳細な条件を設定します。[+]アイコンをクリックして対象を追加することも可能です。
  10. 実行設定において、必要に応じて再試行回数や通知有効化を選択します。
  11. 「配布」(または「今すぐ配布」)をクリックします。

以上でカスタムスクリプトの配布が完了します。

本番環境に適用する前に、検証することをお勧めいたします。