Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Desktop Central 10.0.x から 10.0.519 へのバージョンアップ手順


本記事では、現在バージョン10.0(ビルド10.0.5以降)をご利用の場合で、ビルド10.0.519にバージョンアップする方法についてご紹介します。

【ビルド10.0.x - からビルド10.0.519にバージョンアップする方法】

バージョンアップの内容

バージョンアップの内容(新機能追加、仕様変更、機能強化、不具合修正)につきましては、10.0.519リリースノートをご覧ください。


バージョンアップ前の確認事項

バージョンアップを実行する前に、以下の項目を満たしていることをかならずご確認ください。またバージョンアップ前にバックアップを取得することを推奨しています。バックアップの取得手順はこちらをご参照ください。

  • Desktop Centralサーバーがインターネットに接続している
    確認方法はこちらのナレッジをご覧ください。
  • バージョンアップ前のビルド番号が10.0.5以降(※現在のビルドの数え方では10.0.005)になっている
    バージョンアップ前のビルドが10.0.5以降であれば、直接最新ビルドへのアップグレードが可能です。ビルド番号はログイン後の画面上部に表示されます。ビルド番号の確認方法や数え方はこちらをご覧ください。
  • アンチウイルスソフトのスキャン対象から除外する
    アンチウイルスソフトがバージョンアップをブロックしないよう、以下のフォルダーを例外として登録します。

    • Desktop Central Serverフォルダー:
      データベースが実行されているDesktop Central Directoryフォルダー
      (デフォルトのパスは C:\ManageEngine\DesktopCentral_Server または D:\Program Files\DesktopCentral_Server )
    • Desktop Central DBフォルダー:
      データベースが実行されているDesktop Central Directoryフォルダー
      (デフォルトのパスは Destkop Central Serverフォルダー内部です。DBを外部に設定している場合に対応が必要となります。)
  • サーバー監視の無効化
    Desktop Central Serverサービスを他社製のツールや、サービス再起動スクリプトによって監視している場合、バージョンアッププロセスが完了するまで必ず監視を無効にします。
  • Windows Server 2012の場合の注意点
    Destkop Central サーバーがWindows Server 2012にインストールされている場合、デフォルトの管理者ユーザーとしてログインします。
  • 10.0.4以前からのアップグレードにおける注意点
    ビルド10.0.4以前からアップグレードする場合、複数のppmファイルをインストールすることになります。その際、PPMのインストールごとにUpdate Managerツールをかならず終了させます。

バージョンアップの手順
1. サービスパックのダウンロード

ビルド10.0.519にバージョンアップするためのサービスパックは、ManageEngine CommunityまたはManageEngine ユーザーポータル(保守ユーザー様専用ポータル)よりダウンロードいただけます。

2. サービスパックの適用
  1. WindowsサービスのManageEngine Desktop Central Serverのサービスを開始し、現在のビルド番号が10.0.5以上であることを確認します。
  2. WindowsサービスのManageEngine Desktop Central Serverのサービスを停止させます。
  3. <Desktop Centralインストール時に選択したディレクトリ>\binディレクトリ配下の「UpdateManager.bat」を起動します。
    (デフォルトはC:\ManageEngine\DesktopCentral_Server\bin または C:\Program Files\DesktopCentral_Server\bin)
  4. [Browse]をクリック後、[ManageEngine_Desktop_Central_10_0_0_SP-519.ppm]を選択して、[Install]をクリックします。
  5. インストールウィザードが開いたのち、「Desktop Centralのバージョンアップを中断させないよう、アンチウイルススキャンからDesktop Centralがインストールされているディレクトリを除外する、またはアンチウイルスソフトを一時的に停止させることを強く推奨します。」という警告メッセージが表示されます(英語)。上記の作業を実行していない場合は、[Cancel Installation]をクリックしてバージョンアップを中止し、実行済の場合は、[Continue Installation]をクリックして続行します。
  6. 続いて、「1. GPOポリシーを用いたインストールを実行する場合、インストールファイルを更新する必要があります。(バージョンアップ完了後、Desktop Centralログイン後のエージェント配布画面より)ファイルをダウンロードし既存のGPOに登録されているインストールファイルを置き換えてください。2. Mac OS 10.6向けエージェントはこのバージョンではサポートされません。最新のMac OSへバージョンアップすることを強く推奨します。」という注意メッセージが表示されます(英語)。確認したのち[Proceed]をクリックします。バージョンアップを中止する場合は[Cancel]をクリックします。
  7. しばらく待ち、[Service Pack installed successfully」と表示されるのを確認して[Close]をクリックします。
  8. [Exit]をクリックして、UpdateManagerを閉じます。
  9. Windowsサービスを開き、 ManageEngine Desktop Central Serverのサービスを開始し、ビルド番号が10.0.519であることを確認します。
エージェント・配信サーバー・セキュアゲートウェイサーバーについて
Desktop Centralサーバーをアップグレードした場合、エージェント(LANエージェント/WANエージェント)および配信サーバーは、次回Desktop Centralサーバーとの通信時以降において自動的にアップグレードされます
セキュアゲートウェイサーバーのアップグレードは、セキュアゲートウェイサーバーの新ビルドがリリースされた際に必要となり、Desktop Centralサーバーのアップグレードと同時に実施する必要はございません。