Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

確認ビルド: Desktop Central 10.1.2137.11

質問

Desktop Centralの動作が重くなってしまいました。何か対処方法はありますか？
 

回答

以下の操作を実行します。

• Desktop Centralのサーバーメンテナンスを実行します。
  Desktop Centralのサーバーメンテナンスを設定し、定期的にメンテナンスを実行します。
   
• Desktop Centralサーバーのディスク空き容量を確認します。
  Desktop Centralサーバーのディスク空き容量や、配信サーバーのディスク空き容量を確認します。
   
• Desktop CentralがインストールされているWindows Serverを再起動します。
  Windows Server自体の動作が重くなっている可能性があります。そのため、Windows Serverを再起動します。
   
• DBが使用するメモリ消費量の上限を緩和します。
  管理タブ > データベースの設定 > DB Optimization を開き、PostgreSQLが使用できるメモリ使用率の上限を緩和します(デフォルト:50%)。
  なお、DBのメモリ使用率を上げることで他のサービスの実行が重くなる可能性があります。また、この項目はMS SQLを使用している場合は利用できません。ご注意ください。
• OS配布機能を無効にします。(OS配布機能を使用しない場合)
  管理タブ > OS配布 (ビルドによっては「OS配備」) > OS配布を有効化する (ビルドによっては「OS配備の有効化」) を開き、[無効化] をクリックします。
  これにより、Desktop Central サーバーで起動している ManageEngine OS Deployer PXE Server サービスが停止します。
  OS配布機能(ビルドによっては「OS配備」と表示)は、日本語でのサポート対象外となります。ご利用になる場合、米国によるサポートとなり、別途アドオンライセンスが必要です。詳細はこちらをご覧ください。

 
また、以下の条件が満たされていることを確認します。

• Desktop Centralサーバーがシステム要件を満たす
  物理/仮想マシン/インスタンスを問わず、同等の最小要件を満たすことを確認します。レポート機能が利用可能な場合は、Desktop Centralがインストールされているコンピューターにもエージェントをインストールし、インベントリレポートを確認します。
   
• Desktop Centralサーバーおよび配信サーバー1台につき所属するエージェントが1000台未満である
  Desktop Centralサーバーと直接通信するローカルオフィス/リモートオフィスに所属するエージェントが合計1000台未満となっていることを確認します。また、配信サーバーを使用する場合は、各配信サーバーがあるリモートオフィスにつきエージェントが1000台未満となっていることを確認します。管理タブ > SoM設定 > 管理対象 > リモートオフィス から、各オフィスのエージェント数を確認できます。
   
• 配信サーバーを複数設置している場合、複製ポリシーのレプリケーション間隔が2分未満になっていないことを確認する
  配信サーバーの台数が多い場合、複製ポリシーのレプリケーション間隔が短いと、Desktop Centralサーバーと配信サーバー間の通信が増大し、性能を低下させる恐れがあります。配信サーバーが比較的少数の環境において、レプリケーション間隔を2分未満にしたい場合は、問題が発生しないかどうかご検証ください。
   
• Desktop Centralサーバーをサードパーティ製監視ソフト/監視サービスで監視している
  他社製監視製品でDesktop Centralサーバーを監視する場合、まれに性能が低下する場合があるようです。恐れ入りますが、お客様でご検証いただき、監視製品のベンダーにお問い合わせください。問題が解消しない場合は、監視の対象から除外する等の対応をお願いいたします。
   
• パッチリポジトリおよびソフトウェアリポジトリが、Desktop Centralサーバーとは別のドライブに設定されていることを確認する
  パッチ配布時やソフトウェア配布時のみ動作が重くなる場合、リポジトリが設定されているディスクのI/O使用率が高くなっている可能性が考えられます。
  適切に配信サーバーを設置した上で、パッチリポジトリ/ソフトウェアリポジトリを別のドライブ等へ移動させます。