Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

「依存ファイルが欠落しています」と表示され、Linuxのパッチ配布/適用が失敗する


確認ビルド: Endpoint Central 10.1.2220.22

問題

「依存性ファイルが欠落しています。配布は次のリフレッシュサイクルの際に続行されます。」というエラーが表示され、Linuxパッチの適用に失敗します。

原因

これはRed Hat Enterprise LinuxやCentOSなどのLinux OSへのパッチ配布時に、依存パッチ(依存パッケージ)がEndpoint Centralサーバーのパッチリポジトリに存在しない場合に発生します。

解決策

これは製品の仕様であり、次のリフレッシュサイクルまでに必要な依存ファイルのダウンロードを実行し、次のリフレッシュサイクルにてパッチの配布が再試行されます。

  • Endpoint Centralにおける仕様
    パッチスキャン実行時およびリフレッシュサイクルに、エージェントはパッチ適用に必要なオフラインメタファイルをサーバーからダウンロードします。
    パッチスキャン実行時、欠落パッチ(パッケージ)とその依存パッケージの情報がエージェントからEndpoint Centralサーバーに送信され、これによりEndpoint Centralサーバーは欠落パッチ(パッケージ)本体の実行ファイルのダウンロードを開始します。
    そのため、パッチ配布のなるべく直前にパッチスキャンを実行する(手動配布の場合、配布の構成を作成する前にあらかじめパッチスキャンを実行しておく)ことを推奨します。
    なお上記にかかわらず、依存パッケージは、自動配布タスクや手動配布構成の実行に伴ってエージェントからEndpoint Centralサーバーに対してダウンロードリクエストが送信された際に、Endpoint Centralサーバーへのダウンロードが行われ、その後、エージェントに配布されます。
     
  • Desktop Central 10.0.644 以前のビルド
    パッチの配布/適用時に必要な依存ファイルがサーバーのパッチストア内に存在しない場合、1回目の配布ではかならず「パッチの配布に失敗」と表示されます。
    Linuxパッチ配布を構成する際、再試行回数を2回以上に設定します。
    依存パッチがパッチリポジトリ内に存在しない場合、1回目はパッチ配布に失敗しますが、2回目以降においてパッチの配布が実行されます。次のリフレッシュサイクルまでお待ちください。