Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Endpoint Central 10.1 以前のビルドから 11.3 へアップグレードする手順


本記事では、Endpoint Central(Desktop Central)バージョン10.1(ビルド10.1.2119.10 ~ 10.1.2220.22)またはそれ以前のビルドから、Endpoint Centralバージョン11.3(ビルド11.3.xxxx.xx)へとアップグレードする際の手順および注意点について説明します。
Endpoint Central 11.2 (ビルド11.2.2300.30など)から11.3 へアップグレードする場合、本記事は該当いたしません。

アップグレードの概要

Desktop Central / Endpoint Central 10.1 以前のビルドから 11.3へアップグレードするためには、複数のサービスパックを適用する必要があります。現在ご利用中のビルドを必ず確認し、必要なサービスパックを適用してください。

使用するサービスパック

ご利用中のビルド番号により、使用するサービスパックが異なります。

ご利用中のビルド番号 [バージョン] 適用するサービスパック
ManageEngine Community上に表示されるファイル名
適用後のビルド番号
[バージョン]
11.2.2300.30 [11.2] 「サービスパック(11.2.2300.30から11.3.2400.33へ)」
ManageEngine_Endpoint_Central_11_SP_3.ppm
11.3.2400.33 [11.3]
10.1.2119.10~10.1.2220.22 [10.1] 「サービスパック(10.1.2119.10以降から11.2.2300.30へ)」
ManageEngine_Endpoint_Central_11_SP_2.ppm
11.2.2300.30 [11.2]
(上の行へ)
10.0.005~10.0.644 [10.0] 「サービスパック(10.1.2119.10へ)」
ManageEngine_Desktop_Central_10_SP_1.ppm
10.1.2119.10 [10.1]
(上の行へ)
92006~92120 [9.2] 「サービスパック(92006_92120から10.0.005へ)」
ManageEngine_Desktop_Central_10_SP_0.ppm
10.0.005 [10.0]
(上の行へ)

 

  • 「ご利用中のビルド番号」は、日本国内向けにリリースされたビルドでの範囲を示しています(一部を除く)。
  • ご利用中のビルド番号を確認し、該当するサービスパックを適用(アップグレード)してください。適用後、ビルド番号を再度確認し、必要があれば該当するサービスパックを適用します。

    (例1)Endpoint Central 10.1.2220.20 からアップグレードする場合:
    まずビルド11.2.2300.30 にアップグレードし、その後11.3.2400.33 へアップグレードします。
    (例2)Desktop Central 10.0.381 からアップグレードする場合:
    まずビルド10.1.2119.10 にアップグレードし、次にビルド11.2.2300.30 へアップグレードし、さらにビルド11.3.2400.33 へアップグレードします。
    (例3)Endpoint Central 11.2.2300.30 からアップグレードする場合:
    そのままビルド11.3.2400.33 へアップグレードします。

  • 複数のサービスパックをインストールする際、1つのサービスパックのインストールが完了したらUpdate Manager.batをいったん閉じる必要があります。
  • アップグレード内容(新機能追加、機能強化、不具合修正)につきましては、リリースノートを参照します。各リリースノートには、ひとつ前にリリースされたビルドからの変更点がリリースノートに記載されています(例:10.1.2220.22のリリースノートには、ひとつ前のリリースである10.1.2220.20以降の変更点が記載されています)。そのため、現在利用中のビルドからの変更点は、そのビルド以降にリリースされたすべてビルドのリリースノートを確認する必要があります。

アップグレードの注意事項

アップグレードを検討する際の共通の注意事項、検討事項はEndpoint Central のアップグレード(バージョンアップ)をご覧ください。アップグレード実行時における注意事項は、各ビルドごとのアップグレード手順をご確認ください。

 

アップグレード手順

  1. 使用中のEndpoint Central(Desktop Central)のビルド番号を確認し、上記の注意事項を確認します。
     
  2. Desktop Central 9.2(ビルド92006~92120)からアップグレードする場合、まずこちらの「ビルド92006 - 92120からビルド10.0.5にアップグレードする方法」を参照して「サービスパック(92006_92120から10.0.005へ)」を適用します。適用後UpdateManagerを一旦終了します。
    それ以外のバージョン、ビルドをご利用の場合はこの手順をスキップして次に進みます。
     
  3. Desktop Central 10.0(10.0.005~10.0.644)からアップグレードする場合、こちらを参照して「サービスパック(10.1.2119.10へ)」を適用します。適用後UpdateManagerを一旦終了します。
    それ以外のバージョン、ビルドをご利用の場合はこの手順をスキップして次に進みます。
     
  4. Endpoint Central/Desktop Central 10.1(10.1.2119.10~10.1.2220.22)からアップグレードする場合、こちらを参照して「サービスパック(10.1.2119.10以降から11.2.2300.30へ)」」を適用します。適用後UpdateManagerを一旦終了します。
    それ以外のバージョン、ビルドをご利用の場合はこの手順をスキップして次に進みます。
     
  5. Endpoint Central 11.2(11.2.2300.30)からアップグレードする場合、こちらを参照して「サービスパック(11.2.2300.30から11.3.2400.33へ)」を適用します。

以上で、Endpoint Central 11.2 以前のビルドから11.3へのアップグレードが完了します。